赤い雲さんの投稿一覧

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  1. オークの樹の下

    101話

    第101話

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    おお、新人魔法使い、やったな。
    シールドも張れたしゴブリンもやっつけた。
    マクシーにはこういうことが出来る!と団員たちが信頼したからこそ討伐隊参加に賛成してくれんだよね。それをちゃんと証明できて、まずは良かったじゃないか。自分の身を自分で守れる、がマクシーに求められてる必要最低限の義務だからね。が、休んでる間もなく大急ぎで山越えか。「体がどうかなってしまいそう」か。これからどんどん過酷になっていくとリフタンも言ってたけど、ここは根性見せるしかないな。でもな、見習いの2人や騎士たちが疲労困憊のマクシーを「大切な奥様」として守る姿は、これぞ騎士道精神の本懐という感じがする。そしてこれはマクシーが「自分たちの仲間」として騎士団に認められるのに必要不可欠な過程の旅の第一歩。やはり同じ苦労を共にしないと、アグネス王女と騎士団との関係のような戦友同士の絆は生まれない。ただ男まさりのアグネスはこれくらいの山道平気でガンガン行くんだろうけど、マクシーは…ルーキーだからな。フラフラで瀕死になってるけど仕方ないよな。レムにまで背中押してもらってるな笑。
    旅立ってからのマクシーのモノローグは、笑えるほど甘ちゃんで自己中で泣き言も多くて、正直「寝言は寝て言え」な感じなんだけど笑、健気な見習い小僧2人には慕われてるし、レムにも懐かれてる、騎士団の主要メンバーは皆フォローしてくれている。これはこれまでのマクシーの努力によるものだ。「騎士団長の妻」だからじゃなくて、マクシー自身の人徳がそうさせている。そこがこの漫画の、オレの胸熱ポイント。

    んー、でもシールドを張るシーン、セリフと岩の絵とドドドだけじゃわかりづらかった。どう防いで岩の下敷きにならずに済んだのか、何がどう「お見事です」なのか、全くわからん。この漫画の世界の中で魔法は大事なファクトなんだと思う。マナとやらの説明に説明を多く割いていたし、ルースやアグネスが魔法を使うシーンもあった。だからこそ、今回の「シールド」のような魔法はビジュアル化しづらいのかもしれないけど、出来ればちゃんと読者にわかるように絵に落とし込んでほしいかな。

    で、今「ここはどこ」状態か。護衛の見習い小僧2人と騎士たち、マクシーがはぐれたことがリフタンにバレたら…そこが心配。マクシーはヒロインだからなんだかんだ無事だと思う笑

    • 26
  2. オークの樹の下

    100話

    第100話

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    …いや、マクシー、学習能力低すぎるぞ…前もあっただろ!アレだよアレ!同じ同じ!
    リフタンがやたら接触避ける→
    アタシのこと嫌いになったのかしら→
    お前に触れると抑制が効かなくなるのにお前の体を思って俺がどんな気持ちで我慢してると思→
    えっそうなの?!(赤面)
    からのイチャの流れ、この夫婦、オレたちの前で何度繰り返しましたかね100話の間に!?!?!?
    もしかしてこのリフタン夜の自制&マクシー誤解はルーティンなのか。お約束萌えなのか。それが大好物の読者には今回も激キュンど真ん中なんだろうけど、2回もこんなの見ればもうオレ的にはご馳走さまだ。3回もおかわり要らんぞ。
    とりあえずシールド。落ち着いてシールド。焦る気持ちはわかるけど、とっととシールド。
    なんだかんだでマクシーはぶっちゃけ、今の時点では確かに「アレ」だよね…なんつったかなアレ…あしで…あしでまと…アレ?あしでまと、その後が思い出せないなあ、とにかくアレだと思うよ、「今の時点」ではね。でも、最初はこんなモンじゃないすか。お城の中しか知らないお姫さまだったんだもん。一部の読者様たちをイラっとさせる、状況の読めなさやオタつきぶり、反応の遅さなんかも、「こいつは新人」と思えば…。経験値ゼロのくせに「覚悟は出来てる、耐えられる、やってみなくちゃわからない」とか臆面もなく言えるのは、ルーキーならではですよ笑 もうとりあえず経験値積むしかないのよ。わかったマクシー、とりあえずシールド張れ。
    あと、絵がだいぶ変わっちゃったなあ…これはもう仕方ないことなんですけどね。絵を描く人にとっては今更前の描き方には戻れないものでしょうしね。目と目の幅、瞳の大きさ、顔の幅、そのバランスがなんか今ひとつ。表情に凝って描いてるのはわかるんだけど、少しくどく感じる。特にリフタン、最初の頃の顔がホント好きなだけになあ…

    • 25
  3. オークの樹の下

    097話

    第97話

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    「待って俺のマクシーちゃんのあの可愛い指が真っ赤って何それ擦れて痛いとか手袋が薄いとかどうゆうこと何やってんの何やってんのだから言ったのについてきちゃダメだってバカバカマクシーのバカそんなんなるまで我慢すんなよバカバカ俺どんだけ心配かわかってんのへっちゃらじゃねえよ俺が全然へっちゃらじゃねえんだよあーそばでもっと見たいよく見たい速攻俺が手当てしたいてかもうマクシー馬乗るな指見せろ見せろ指見せ…ちょ待っ待てコラ坊主てめマクシーちゃんに触んな俺のマクシーちゃんに触んなガキなにちゃっかり予備持ってきてんだよなに人の女房に自分の手袋はめさせてんだよあっマクシーちゃん笑ってるガキ2人とキャッキャしてる何それ何それ昨日俺にはあんな態度したくせになんでそのガキとは楽しそうなの何なのガキ後で●す2人とも●すマクシーもマクシーだバカバカマクシーマクシーマク…」→地図をギュッって握り潰す。
    解放感がある情景描写が素晴らしいですね。リフタンがマクシーをお城な連れてきた最初の頃は特に、マクシーは自分の言葉や行動に対して常にリフタンの顔色を伺って、本心ではどう思ってるかが気になって常に不安で仕方ない様子でした。それは父親の虐待から培われた呪縛だったのですが、リフタンの愛と周囲の支えと本人の努力によって、周りを巻き込んで大喧嘩までして自分の思いを貫くまでになりました。今回の平原を走る爽快感は、そんな風に成長したマクシーでなければ絶対に感じ得ない大切な経験ですね。お姫さまドレスも可愛かったけど、乗馬ズボン姿も板についてきたじゃないですか。ちなみにレビューの中には「マクシーは甲冑を着てないけど危険じゃないの?」というお声も多いのですが、ガチの話で言うと中世の騎士の甲冑はとんでもない重さです。ちゃんと鍛えた身体でないと一日身につけてるだけで疲労するので、マクシーの体が潰れます。もっとガチな話、馬が持ちません。レムは「あんな可愛らしい馬」なので体力が続かず、騎士団のスピードでは走れなくなるかと。
    この漫画に出てくる魔物はグロテスクでリアルな怖さがありますよね。ハーピーの攻撃もえげつなさそうでどう撃退するのか楽しみです。

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  4. オークの樹の下

    095話

    第95話

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    初めの頃のマクシーの姿を思い出して、感無量になりました。「新婚さんいらっしゃい🩷」のはずが、リフタンの部下たちから理不尽な敵意を向けられて四面楚歌状態。しかし彼らの中でただ1人、ルースだけが最初から「普通」に自分に接してくれていました。まさかそのルースにかわって騎士団の魔法使いとして出征に参加する日が来るとは。ネガティブなことしか考えられず、爪を噛んで震えていたあのマクシーが、別人のように強く能動的になりましたね。ただ、「騎士団の攻撃を防御できるかテストして決めよう」と言われたマクシーがビビってたのには少し呆れたかなw 連れてけ!と言い出したからには、マクシーそこは「わかりました!やりましょう!」の二つ返事でしょう。リフタンや騎士団のメンバーが何を懸念してるのかマクシー自身がちゃんとわかってないし覚悟できてなかったってことじゃんw「私は防御が出来る、だから連れてっても大丈夫」って言葉だけでなく実際に目に見せないと、そりゃリフタンも騎士団も納得しませんよwでも本当に良かったですね、晴れて魔法使いとして同行できて。騎士団のメンバーも一丸となってマクシー側についてたし、マクシーがいつかこうなりたいと望んだ姿に一歩近づいたのではないかしら。
    しかしリフタンはマクシーを宝物のように、安全なお城の中で守っておきたかったんでしょうから、恐らく彼の理想とは真逆の、とんだ計算違いが今回発生してしまったのね。私は外伝等は未読なのでリフタンの内面をわかってはいませんが、あまりにもマクシーを理想化というか、偶像にしてしまってるというか、もはや崇拝とか信仰に等しいレベルだと感じます。マクシーが初雪の中でリフタンにふと感じた危うさというのは、それだったのではないか。リフタンにとってマクシーは、ほとんどリフタン自身のアイデンティティというか、存在意義にすらなってしまっていて、よくない同一化が起きているのではないかなと。以前から「俺の妻を侮辱した」「俺の妻と何をしている」と口にしてるのが気になるんですが、それってマクシーは誰かに侮辱されたらリフタンの口からではなくマクシー自ら言い返せるし、またそうしなくてはマクシーが真に屈辱を晴らすことにはならない。誰かと話すのもよく考えりゃマクシーの勝手で、夫の許可をいちいち取らないとダメなものでもないでしょう(リフタンの嫉妬深さはひとまず置いといてw)。

    • 29
  5. オークの樹の下

    089話

    第89話

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    久しぶりにコメントします。私は原作の小説を読んでいません。少なくともこの漫画連載が終わるまでは、原作の小説版を読むつもりはないし、次回が知りたくて知りたくて我慢できない!と言うほどグイグイ引っ張られたかというと、そうではない。漫画の方を愛読してる方のほとんどが頷かれるかと思いますが、ここまでやや中弛みしてる回が多かった。各回のコメントの数がそのことを如実に表しています。また「だんだん自分が読みたいタイプのラブロマンスじゃなくなっていくな」(めちゃコミのあおりバナーの功罪もあるが、いわゆるイチャイチャ多めの溺愛漫画だと期待してたら段々そーゆーシーンが少なくなっていく笑)と感じた読者は途中から離脱していったと思います。
    離脱こそしなかったけれど、私もある地点から最初の熱が薄れて惰性で読んでいました。ぶっちゃけ「別にこの後の展開知らなくてもいいか」になっていたのですが、そもそも、私はこの小説がなぜ世界的ベストセラーなのかに興味があった。実際「世界的ベストセラー」という文句が出版者の盛りだったとしても、膨大な数の熱狂的ファンをガチで掴んでるのは間違いない、それがどうしてなのか知りたかった。
    この漫画の醍醐味は、ひとつは実父から虐待を受け続けて自己肯定感を持てないヒロインのモノローグが、読者によって同情も共感も反発も抱えることの出来る、非常に生々しいものであること。これが、ひ弱な深窓の令嬢が初めて外の世界に出て、ほんの少しずつ、転びながら傷つきながら乗り越えていく姿を、単純ではなくとても複雑で奥深いものにしています。また、彼女を救い出した完全無欠の無敵の英雄がどこか「危うい」ということが、この作品の強烈な魅力。彼女を崇拝し、ほとんど依存に近いほど心の拠り所にしている(女として生まれてここまで惚れられて本望っちゃ本望だけど笑)、自分から離れること傷つくことを恐れるあまり、常に行動を監視し、無意識に束縛している。リフタンは過去に魔法を使う大切な人を失った経験があるんだとは思う。思うけれども、またも言っちゃいけないことを言っちゃった。「この役立たず」とマクシーを罵って無能と思い込ませ続けた父親と同じ。人を無力化しコントロールしようとするのは、自己愛と同じ。自分の持つ能力と可能性、そして意思を持つことに成功したマクシーがついにリフタンに本音を爆発させましたね。これが見たかった。

    • 13
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    ほぼ無表情、モノローグなしでは喜怒哀楽の「怒」か「哀」以外は全く感情が読めなかった戸純くんの笑顔ついに炸裂回。
    「喜」も「楽」も全開で笑ってる。
    は、八の字眉になってる…尊い。
    兜くんのママからの愛の連鎖に、感謝しかない。
    どうか消えないでほしい。
    ずっとそばにいてあげてほしい。

    • 4
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    って治るの早すぎるんじゃないかモンスター。事故から1週間後くらいと見た。眼帯までしたお顔にかすり傷ひとつ残ってないが、三つ編みギャルちゃんに「実質無傷のコンシーラー」でも借りたのか。とにもかくにも椿くんのお顔が相変わらず美しいままで何よりです。安心しました笑
    イビツくんの目線…これやっぱり…彼には…
    しかし、椿くんを理解してくれてる子が増えて、そして教師の偏見跳ね返しに飛んで来てくれて、良かったなあ。
    椿くんは言葉で表現するのが上手くないand言っても無駄って諦めてることが多かったから、代わりに立ち上がってくれる周りがそばにいるのって、初めての経験じゃないのかな。確かに椿くんの心の優しさや善行が報われた瞬間でもあるけど、一人ではこうはならなかった。そこにいないけど、いてくれたおかげ。そして、二人でいれば、周りの人も、ほんの少しずつだけど、良くなる方に変わっていってる。カブくんのママの愛の連鎖が、椿くんを通して、他の人に繋がっていってる。
    椿くんのために立ち上がって反論してる時のメンバー、みんなとても良い顔してるのよね。(アタシのメガネくんが久々に登場して嬉しかった笑 作者さんありがとう)
    「おはよう!」のシーン、私も涙が出てしまいました。
    なんでお前が泣くんだよ、って椿くんに自分に言われたような気がして、追い泣き。
    最後の椿くんのひとことで、トドメのビャン泣き。
    あーもー、夏でもなんでも始まってくださいよー。あの四畳半、クーラー無さげですから、椿くんの露出多め期待してますよー。

    • 2
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    何気に椿ママもヒドイ。「…お父さんのいう通りよ」の…に含みを感じる。ママも椿くんを家庭内スケープゴートにしとる。全ての家庭内不和の原因を椿くんのせいに集中させて悪役に仕立てることで、この夫婦は自分たちの歪みを正当化し続けている。少なくともそれは椿くんが孤独でいる間は成功していたのね。でも今は、兜くんがいるからね。
    あらやだ、もう、椿くんたら。
    殺し文句。こんなこと言われたらカブくん入院しろって強く言えないじゃん。
    とりあえず肉食って早く良くなってください。

    • 1
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    お前の涙も俺を止められない。フォルティッシモですかそうですか。ていうか頭打ったんなら動かない方がいいぞマジで。…うーん、コレやっぱり、イビツくんの目線…って椿パパここで登場!!
    範馬勇次郎じゃなかったのね!
    目が似てる。でも歯がギザギザしてない。股下も3メートルじゃない笑
    いやー、さんざん伏線ははられてきたけど、なるほど、これは毒親。精神破壊行為にも等しい言葉の虐待。弁護士って言ってたから余計タチわりいな。冷静に我が子を全否定。カブくん大爆発。言ったれ言ったれ。
    勇次郎なら街灯引っこ抜いて幽霊ブン殴るくらいの反撃はしそうですが、この椿パパだと逃げるだけだろうな。

    • 1
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    イビツくんがあんだけ嬉しそうなして笑ってるってことは、よほど面白いものが見れたんでしょうな。カブくんの姿かな。椿くんの部屋じゃないのに、イビツくんの目にもあそこでカブくんが映ってたのかな。イビツくんそこで
    「どんなにお互い想いあってても、片方死んじゃってるんだからいっそもう、片方もこのまんま死んじゃった方が結ばれるんじゃない?」
    って思ったとか…イビツくんのあの独特の感覚だとそこで「微笑む」はアリだよね。
    ななちにはカブくんが見えない。そしてその存在を知らない。椿くんが何もななちには言ってない。イビツくんはななちには自分が言わない方がいい、ななちはカブくんのこと知らないままでいさせよう、とイビツくんは判断した。とすると、何もしないで見てたイビツくんに怒っているななちの質問に対する曖昧さ、はぐらかしは、100点満点の回答だと私は思ったんだけど…
    いや、しかし、朝から晩まで絡まれまくりのドツキまくりのモンスターだもんね、イビツくんが見たのは単純に復讐を果たした犯人かもしれない。これは計画的犯行で必然だと言い切れるだけの相手がそこにいたとか。たとえばボコボコにされてたリョウくん意外とヤクザのボンボンで、親の力使ってトラックぶっ込んできたとか。イビツくんが見たのは逃げ去るリョウくんとか(いちいち椿君の許しを取りにくるのが面倒で笑サクッと殺しにきちゃった)。そしたらななちには言えないよねイビツ君…とかとか?!?!
    しかし、コレは流石に入院だろ。病院内自力で歩くのダメなヤツだろモンスター。脱走か。そんなに病院食がイヤか。止めてくれカブ。お前しかヤツを止められない。

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