おお、新人魔法使い、やったな。
シールドも張れたしゴブリンもやっつけた。
マクシーにはこういうことが出来る!と団員たちが信頼したからこそ討伐隊参加に賛成してくれんだよね。それをちゃんと証明できて、まずは良かったじゃないか。自分の身を自分で守れる、がマクシーに求められてる必要最低限の義務だからね。が、休んでる間もなく大急ぎで山越えか。「体がどうかなってしまいそう」か。これからどんどん過酷になっていくとリフタンも言ってたけど、ここは根性見せるしかないな。でもな、見習いの2人や騎士たちが疲労困憊のマクシーを「大切な奥様」として守る姿は、これぞ騎士道精神の本懐という感じがする。そしてこれはマクシーが「自分たちの仲間」として騎士団に認められるのに必要不可欠な過程の旅の第一歩。やはり同じ苦労を共にしないと、アグネス王女と騎士団との関係のような戦友同士の絆は生まれない。ただ男まさりのアグネスはこれくらいの山道平気でガンガン行くんだろうけど、マクシーは…ルーキーだからな。フラフラで瀕死になってるけど仕方ないよな。レムにまで背中押してもらってるな笑。
旅立ってからのマクシーのモノローグは、笑えるほど甘ちゃんで自己中で泣き言も多くて、正直「寝言は寝て言え」な感じなんだけど笑、健気な見習い小僧2人には慕われてるし、レムにも懐かれてる、騎士団の主要メンバーは皆フォローしてくれている。これはこれまでのマクシーの努力によるものだ。「騎士団長の妻」だからじゃなくて、マクシー自身の人徳がそうさせている。そこがこの漫画の、オレの胸熱ポイント。
んー、でもシールドを張るシーン、セリフと岩の絵とドドドだけじゃわかりづらかった。どう防いで岩の下敷きにならずに済んだのか、何がどう「お見事です」なのか、全くわからん。この漫画の世界の中で魔法は大事なファクトなんだと思う。マナとやらの説明に説明を多く割いていたし、ルースやアグネスが魔法を使うシーンもあった。だからこそ、今回の「シールド」のような魔法はビジュアル化しづらいのかもしれないけど、出来ればちゃんと読者にわかるように絵に落とし込んでほしいかな。
で、今「ここはどこ」状態か。護衛の見習い小僧2人と騎士たち、マクシーがはぐれたことがリフタンにバレたら…そこが心配。マクシーはヒロインだからなんだかんだ無事だと思う笑
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オークの樹の下
101話
第101話