赤い雲さんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全59件

  1. 評価:5.000 5.0

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    途中まではハマったんだが

    ケーキ屋さんの店長がもしや…のあたりで読むのを一度やめた。最後は勿論ハッピーエンドだろうけど、2人の結末は見届けなくても良いかな、と言う感じ。途中、メイク大好き男子とか、頭ん中お花畑女子とか、色んなキャラクターが出てくるのは良いんだが少し話が散らかり過ぎてたかな。個人的には、りょうちゃんの「おケガ ありませんか?」に撃ち抜かれた。飛鳥の乙女っぷりもいいが、とにかくりょうちゃんが要所要所で男前過ぎていちいち惚れました。

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  2. 評価:5.000 5.0

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    高校生の時クラスで回し読みしたなあ

    古いSF映画「サイレント・ランニング」を見た時に、あれ?もしかしてこの漫画の元ネタのひとつはこれ?と思った。宇宙の闇に囲まれたテラリウム、そしてその中でただ1人、植物を育て続ける男の姿…お、これは、と。
    さてこの漫画といえば、20年前にラーメンズのコントにもこのマンガが出てきたくらいの有名な代物である。(小林賢太郎演じる生物教師の授業中、生徒が教科書に隠れてこの漫画を読んでいるのを見つける。「なんだこれは!ぼ…くの、地球…を守って…?」生徒を叱って取り上げるんだけど、ばらっと中身を読んで先生思わず吹き出す、みたいなひとコマでした)
    モクレンがまっぱで走り回ってるとこが一番強烈に残ってるな。コレ、異星人の価値観というか文化というか宗教上の理由による裸だから何とも言えんけど、かなりインパクトあった。たとえ一定期間でも、素っ裸の人体をメインキャラで描き通すのは画力がないと絶対にできないし、斬新だった。一応少女漫画なので、若い女性のオールヌードそのものにエロさは無かった。

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  3. 評価:5.000 5.0

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    ヤマザキマリさんは蕪村言うところの「しほからい(涙の味)」が、作品の深い深いところで、地下水のように流れている作家さんだ。それが最もよくあらわされているのが、本作品であろう。瞳の奥に軽やかな翼で羽ばたく夢を持ちながら、その上に重くのしかかる諦めの色を宿した、高校生の主人公。自分の生き方を貫き通すため、子どもたちに寂しい思いをさせてしまう母親。毎日2人で遊びながら母親の遅い帰りを待つ姉妹。姉妹を見守り、そして心配する人々。誰が良いとか悪いとかでは、無いのだ。皆最善を尽くして日々を精一杯に生きている。時折涙が出てしまうのは、彼らが報われないからではない。それはいつ報われるのか、どんな形でなのか、今はそれが誰にもわからなくて、不安になってしまうからだ。優しくて、そして寂しい風が吹く野原で遊ぶ子どもたちがとても美しい。

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  4. 評価:5.000 5.0

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    花山薫の青春

    「しかしだ」
    九九が覚えられない時も、通知表に「5」が無いと責められても、花山薫はカッコいい。メガネ男子なとこも、カッコいい。部屋がピッチピチなのもカッコいい。花山薫は常に、カッコいい。

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  5. 評価:5.000 5.0

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    アフリカ象の規格外vs.人間の規格外

    刃牙のお相手のバケモンばかり見てたせいか、鮎川ルミナ君には心洗われました。彼は目が良いんですね。刃牙の、ハチミツの部分、かっこよくて好きだな。にしても、やっぱり刃牙の笑顔にはほのかな狂気があるんだよなあ…あの人の息子だなあ…

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  6. 評価:5.000 5.0

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    ステキな19歳のステゴロさん

    正直、刃牙より好きかもしれない。お洋服のセンスが信じられないくらい悪趣味で好き。特に靴、もう、どこで売ってるのこんなの。「花火」の回、気持ちはわかります、わかりますが、やっちゃダメだろコレは。はあ。花山薫、大好き❤️

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  7. 評価:5.000 5.0

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    全てのバキの原点

    人間のサイズが10メートル、何なら顔の大きさだけで1メートル位あるやつがいる。北斗の拳でもサイズ感が完全に狂ってて楽しかったが、バキも相当やばい。男の子ってホント、ケンカ大好きなんだなあと思う。絵がめっちゃグロテスクだけど、刃牙って漫画はそこがいいんだよね。それと、刃牙の顔って優しそうであどけないんだけどある種の狂気がありますね。怖そうな顔の男たちの100倍くらい、刃牙の顔のまともさとほのかな狂気が、怖いのよ。

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  8. 評価:5.000 5.0

    そういう星の下に生まれたマリさん

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    ヤマザキマリさんの「リスボン日記」で、お姑さんのヤバさの片鱗はうっすら感じていたが、これもなかなか。そう、全く意図しないのに、マンガのネタになっちゃう家に嫁いだのって、マリさんご引き寄せだとしか思えない運命を感じる。マリさんの今の夫さんに出会うまでの人生も波瀾万丈というか激しすぎるから、なまじ耐性があるから我慢できちゃうんだね。「結婚だけでいいの?他には?」がありえないくらい切羽詰まった感じで良かった。

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  9. 評価:5.000 5.0

    オリンピックは平和の祭典

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    テレ東でやってた粘土アニメ「別冊」を先に見ました。パンデミックのせいで日本のオリンピック需要が全部ポシャってしまったのがまた、あのアニメのトホホなテイストに合ってて良かった。ほとんど狂気を感じさせる熱唱の「ウィリアム・テル序曲」のオープニングから、吟遊詩人ホニェーロスの古代ギリシャトリビアつきのエンディングまで、5分間とは思えない、最高に濃くてバカな内容。(謎のお菓子トリヨンの歌は私のヘビロテ)片桐さんの演じるドケチでせこい村長のイメージがあったので、原作を読んだ時に「あれ?原作、村長まともな人だ」と驚きを隠せませんでした。
    アニメの話ばかりしてしまいましたが、この作品も本当に凄い漫画です。「テルマエ」はローマという大文化都市、タイムトリップ先は現代、西暦2000年代の日本。ローマ帝国至上主義の真面目で仕事熱心な堅物男の技師ルシウスが主人公。風呂がテーマなのでタイムトリップは水、またはお湯の中でした。今回の舞台は古代ギリシャ。タイムトリップ先は東京オリンピックで盛り上がっている1960年代の、おそらく東京の住宅街。ギリシャ文化を研究する大学教授かなんかの家にお邪魔します。気が弱くて内気で争い事が嫌いなオタクの職人デメトリオスが、雷や花火といった眩しい光(ゼウスの武器は電撃)がキーとなってタイムトリップします。テルマエファンにとってもたまらないです、こーゆーの。テーマがスポーツだからなのか、オープニングからギリシャの太陽と大自然の中でのびのびと躍動する身体、そしてデメトリオスの笑顔がとても開放的でこの作品を象徴しています。東京オリンピックで沸いていた当時の東京の人々の、明るく楽観的な様子も和やかで、デメトリオスの心を癒します。老学者先生の解説もいいですね。特に盆踊りの回。そういう意味があったのか、とこの漫画でしみじみ理解しました。今生きている人の楽しい様子を見せることが、死者への何よりの捧げ物であると。東京2020の閉会式も盆踊りやってましたけど、悪いけれどアレ見てもなんか何ひとつ刺さりませんでした。どんなに大掛かりなことをやっても、伝える力が上っ面では決して伝わりません。この作品では、気弱なオタク青年の心情を通して、楽しそうにスポーツに興じる人々の笑顔を通して、世界平和を一途に願う強い思いがきちんと伝わります。あと、デメトリオスの萌え絵の壺、欲しい!

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  10. 評価:5.000 5.0

    犬馬難鬼魅易

    レビュータイトルは中国の故事。皇帝から「何を描くのが一番難しいか」と問われた宮廷絵師曰く
    「犬や馬といった、誰もが見慣れているありふれたものはごまかしがきかないので描くのが難しい。ゆえに、鬼のような化け物などは描くのが容易です」。
    猫もまた、どこにでもいる見慣れた生き物ゆえに絵描きの画力が問われる対象物であろう。デフォルメしてかわゆく描かれたり写実的なリアルタッチで描かれたり擬人化されて二本足で立ったり、漫画の中に無数に登場するさまざまな猫を見てきたが、漫画の中の猫はなぜか、必ずどこか違和感を感じることが多い。私の中の、「猫」という生き物へのイメージが強すぎてそうなってしまうのかもしれない。
    ヤマザキマリさんも、猫と作家をテーマにした対談集の中で、猫を描く難しさについて語っておられた。それを読んで、強すぎる愛が絵の邪魔をすることもあるのかも、と思った。

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