月夜の桜さんの投稿一覧

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評価1 9% 9
61 - 70件目/全86件
  1. 評価:4.000 4.0

    60話までの感想

    4歳児がひとり暮らしでなんでもこなせるというありえない設定だけど、その奇抜な設定が重要な土台になっていて、キャラや物語がうまくできているので許せてしまう感じ。
    コタローのオトナすぎる部分の背景にある親との関係や暗い事情と、純粋な子どもらしい部分とアパートの住人の優しさ、そんな明暗の対比がすごく自然にうまく使われていると思う。
    コタローのキャラが絶妙というか、周りの人も読者をも優しい気持ちにさせるキャラだと思う。幸せになってほしいと素直に思える。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    60話までの感想

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    首をかっきるほどの覚悟をして能力を手に入れるのだけど、どんな能力が手に入るかはランダムで選べない。前世の能力だから、前世に能力がない可能性もあり。
    素晴らしい功績を成した偉人の能力とは限らず、罪人の能力の場合もある。
    能力を一人前に使いこなすまでには経験を積んでいく必要があり、完全に開花すると見た目がもう人間じゃなかったりもする。そうなると、人間として生活するのは不可能。
    最大のポイントは、身につくのは能力のみで、他は元の自分のままということ。
    能力に溺れる者、悪しき能力に善の心が耐えられない者、人間らしさを見失う者など、能力を得たことが人生を狂わせる場合も多い。

    設定やストーリー構成はおもしろい。
    ただ、作者のヤル気の問題なのか、キャラ設定やストーリー展開に、雑な部分と作り込まれた部分の差が目立つのが残念。

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  3. 評価:5.000 5.0

    122話までの感想

    いろいろ考えさせられる作品。
    さまざまな問題は精神疾患だけが理由になるわけではないけれど、本人もその家族も、抱えるものが重く、闇が拡がると思う。
    人間は弱いし、親だってさまざまで、親子の関わりもさまざまで。
    心の病気というグレーな病でありながら確実に異常な日常をもたらすものを、現実に受け止めがたいのも、隠したくなるのも、どうすればいいのかわからなくなるのも当然だと思う。
    精神疾患に対する世の中の認識、病気だと認めることすら難しいという状況が変わること、専門家のサポートや医療につなげることが必須であり、スムーズに行える仕組みをもっと整備しなきゃいけないとわかる。
    本人も家族も社会全体も、風邪ひいたら病院に行くのと同じ感覚に、それが常識になればよいと思う。

    • 0
  4. 評価:2.000 2.0

    120話までの感想

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    ちょっとリアリティに欠けていたり、モヤモヤするところも多いけど、物語としてはおもしろい。
    伏線の回収まで時間がかかるというのもあるけど、いろいろクセづけしすぎて明かされても疑問が残るというか。
    途中から合流して助けてくれる人が、実は主人公たちを助けてるんじゃなく利用していた、という回収なんだけど、なんかひっかかる。
    猿たちの正体も少しずつわかってきたような感じだけど、本当の目的は薬害被害者たちの復讐じゃない気もするし。
    なんだか、いろんなことがまだ何かありそうなのに何もない、みたいなモヤモヤ。まだ途中なので最後にいろいろ繋がるのかもだけど、期待できない感じ。
    ホンモノの猿が敵の人間に加担している理由や、なぜ一気にヤらずに少しづつなのかが、まだ全然謎のままなんだけど、ちゃんと理由がわかるのだろうか?

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    32話までの感想

    家族や婚約者からのひどい扱い、悪い噂の人物との政略結婚、からの、結婚相手は実はいい人ってありふれた設定だけど、伯爵のキャラが斬新だなと思う。
    女性慣れしてない不器用すぎる優しい男、恋の進展は、周りの後押しや主人公の方が引っ張っていってる。
    ほのぼの感もあり、幸せになってほしいなぁとふたりを優しく見守りたくなるような作品。

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  6. 評価:4.000 4.0

    55話までの感想

    男装ものらしいドタバタ感やテンネン主人公、正体を見抜く人物との恋模様など、王道パターンだけどテンポよく楽しく読める。
    過去に転生し未来を変えるために動くという設定は、話が進むにつれて薄くなってる気もする。
    過去に家族を処刑した暴虐非道な皇太子のはずが、主人公とのやりとりによって、根はイイ奴で変わっていく様子も自然に描かれていて、主人公との恋も応援したくなる。

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  7. 評価:3.000 3.0

    50話までの感想

    店主が「古物は使い方しだい」と言ってるけど、人はそもそも欲深いし、目の前の誘惑に勝つのはなかなか難しい。
    使い方しだいなら、なぜ売る時に古物の能力の説明をちゃんとしないのだろう?
    もちろん、説明しても古物の能力に呑まれる人もいるだろうけど、知らずに使うのと知っていて使うのでは違うと思うし、使い方が変わる人もいるかもしれない。
    事前説明の有無に店主の意図があるのか?店主は使う人の幸不幸に興味がないのか?
    この店主自体が謎めいていて、興味深いけどちょっとモヤモヤもする。

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  8. 評価:5.000 5.0

    35話までの感想

    「なぜ仲良しな友達を?」という疑問から、少しづつ明かされていく真実と想い。
    何が目的で、何が嘘で、何が本当なのだろうかと、惹き込まれていく作品。
    事件の真相は謎に包まれながらも、確かなものとして伝わってくるのは、静かに深くあたたかい、ミズキのマコへの想い。
    欲にまみれた汚い奴ら、信頼できない社会、守りたい尊厳など、現実に起こりそうな題材にリアリティのある心理描写と秀逸なストーリー進行。
    ただの美しいフィクションにはならないリアルさが胸を打つのかな。

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  9. 評価:4.000 4.0

    38話までの感想

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    未来読み、五感喪失という設定はおもしろいと思う。
    支えてくれる強く優しいイケメン婚約者、ひどい扱いをしてきた家族たちとの対決などはありがちな話だけど、話の構成や進み方がしっかりしていてブレがなく、読みやすい。
    ただ、主人公がいい子すぎるなぁ。
    五感喪失、その先にある死、それを回避する可能性が物語のカギになっているけど、そんなのそう簡単に受け入れて覚悟できるものじゃないと思う。
    主人公のそれに対する恐怖心や葛藤などがもっとあって当然なんじゃないかな。
    生きたいとか、好きな人と一緒にいたいとか、話が進めばそういう気持ちも強くなるのかなとは思うけど。

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  10. 評価:5.000 5.0

    151話までの感想

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    深い。
    死から始まり、生き方や人間関係などを考えさせられるような物語。
    けれども重くなりすぎないのは、シ村さんたち死役所職員が絶妙なキャラだからかもと思う。
    オムニバス形式でさまざまな人の人生があって、死に様もさまざま。
    死んでから自分の人生や生き方に向き合う人、真実に気づく人、救われる人もいれば救いようのない人もいる。
    死役所職員である元◯刑囚たちの話がとくに興味深い。
    冤罪であり、謎の多いシ村さんの話はこれからって所でとても気になる。

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