5.0
29話までの感想
触れたものの命を奪ってしまうという恐ろしい設定なのに、全然怖さや重さはなく、かわいらしいダークファンタジーといった雰囲気。
坊ちゃんとアリスの独特なキャラもストーリーも、明るく愉しくも影があり、せつなさもあり、不思議な魅力に惹き込まれる。
坊ちゃんのストレートな恋心とアリスのミステリアスな恋心、ふたりのやりとりが絶妙で素敵。
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12374位 ?
触れたものの命を奪ってしまうという恐ろしい設定なのに、全然怖さや重さはなく、かわいらしいダークファンタジーといった雰囲気。
坊ちゃんとアリスの独特なキャラもストーリーも、明るく愉しくも影があり、せつなさもあり、不思議な魅力に惹き込まれる。
坊ちゃんのストレートな恋心とアリスのミステリアスな恋心、ふたりのやりとりが絶妙で素敵。
タイトルから、婚約までにいろいろトラブルとか、葛藤やすれ違いとかがあるのかと想像したのですが、それほどなんやかんやあるわけでもなく、どちらかといえばあっさり両想いになり、その後は安定した感じ。
全体的に穏やかな雰囲気で、ほんわかした日常を描いた恋愛漫画だと思う。
ネロという実在した人物をモデルにしているのだろうけど、ネロらしさも暴君らしさも王様らしさも全然ない。ただのワガママ坊っちゃんという感じ。
異世界から来たのに、初めから現代に馴染んでる。
異世界から来て、王様、しかも暴君。
食事や身の回りの世話は使用人にされるものという感覚だろうし、命の危険、人や食べ物を警戒しないのもありえないと思う。現代の加工食品が食べ物だとわかるわけないし、いきなり勝手に冷蔵庫の食べ物を食べてるとか論外。
その後も異世界から来た感はほとんど描かれてなく、すっ飛ばして恋愛中心。
暴君としての威圧的恐怖感ゼロ。そういうのがあってこそ、葛藤や苦悩が活きるのに。
設定ダイナシ。
ネロじゃなくていいし、現代に近い背景の(架空の)漫画から来た貴族とかの方がいいと思う。
まだ初めの方しか読んでませんが、王道ですね。
主人公が能力を低く見られてひどい扱いをされ、チート能力、女性にモテモテ。
主人公は自分の能力は普通レベルと思っている。
いやいや気づくだろってツッコミたくなるけど。
ちょっと天然?というか動じない淡々とした性格はわりと好き。
とくべつ奇抜なキャラはいないけど、テンポのよいコメディで読みやすい。
神や妖精などの言葉が理解できる砂の耳を持つ主人公。
神や妖精だっていろんな奴がいて、それぞれに悩みがあったりして、そのせいで人間にもたらされる問題を主人公たちが解決していく。
神などの、人間にはない超能力や、人間とは違う価値観を持つ存在に対しても、言葉が通じることにより、人間に接するのと同じように接する、無意識にわかりあえると思ってしまう、それがどんな結果を招くかさまざま。
神だからなどと区別しない、もともとの主人公の人柄もあり、恐れを感じない危険性や、敵として消すことへの罪悪感なども描かれ、考えさせられるところもある。
個人的に、災いの神であり、自由で破天荒で、恐ろしくもかわいくもある、琥珀が好き。
余命宣告されたら、人は何を思うのか。
死は必ず訪れるとは知っていても、日常の中でほとんど考えないし、ピンとこない。
目の前に突きつけられた時の、気持ちの揺れ動き、少しづつ受け入れて、気持ちを整理していく様子が描かれていて、とてもリアリティがあると思う。
余命宣告という怖いけど重要なものをテーマにしているけど、主人公の人柄も世界観も穏やかで、ゆっくりと進んでいくので、恐怖感なく死と向き合うことを考えられる作品だと思う。
人間心理を独特な設定で上手に描いてると思う。
人の心の弱さが生み出す醜さ=ムシという表現がわかりやすくて的確だし、それを掃除するという設定が、まず興味をそそられた。
さらに、白、黒、真のクイーン。
人間の心の中にある美しい部分と醜い部分、白黒わかれてはいても単純ではなく、どちらにも良い悪いはあり、それらを消すのではなく統合していくのかなと思う。
それはひとりでは成し遂げることが難しく、まわりに支えられ助けられる。
人が少しづつオトナになる、心の成長の物語。
美しさも醜さも包括し、呑まれずに真を貫くのが真のクイーンの姿かなと思うけど、具体的にどうなのか、どうやってそこにたどり着くのか、楽しみ。
ストーカーとバレてからの仁科さんのキャラ崩壊がなんだかかわいく思える。
仁科さんはたしかにストーカーで、、いつも見られてる気味悪さはあるけど、脅すとか強要するとか、藤子さんを傷つけるような身勝手な快楽的なことは全然していない。性格も変態的なところがないから、ストーカーでも好感が持てるキャラ。
だから、イケメンエリートだし、好き同士なんだからくっつけばいいじゃんって素直に思える。
つきあったら、また仁科さんの新たな一面が出てくるのだろうな。
草摩の人たちがそれぞれに抱える闇を、主人公の透が受け止め包み込んで癒やしていく物語。
透が聖人すぎるというか、人間のどろどろさがなさすぎて、個人的には透はあまり好きじゃない。
でも、草摩の人たちが、自分の宿命や心の中のどろどろしたものに苦悩し葛藤し、かなり闇深いものだから、真反対のきれいな存在は物語的にも必要なのだろう。
そして、彼らが救われてほしいと願うし、救いとなるのは透の大きくあたたかい深い愛しかないのかもしれない。
人は誰でも心の闇を抱えていて救いを求めているから、この作品に惹きつけられ、救われると思う。
昔アニメを見ていて好きになった作品。
異世界設定ではないのに、ファンタジーっぽい要素もあって素敵な雰囲気。
中性的なハルヒが、無意識に本質を見抜き、無意識に人間愛を発揮してる感じが好き。
ホスト部のわちゃわちゃした愉しさから、話が進むと、それぞれが抱えるもののシリアスな部分も描かれてきます。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
死神坊ちゃんと黒メイド