4.0
9話までの感想
王道の純愛ストーリー。
読みやすい、わかりやすい、ツッコミどころ満載。ソラジマらしい。
生贄は北条家の娘と決まっているが、北条家の血をひかない嫁でいいの?「夫が来るなんて山神様が機嫌を損ねる」とか言ってるが、場を血でけがす方がダメじゃないのか?
神様ナメてるよなぁ。
生贄の儀式が近くなったら「北条家の人としてふさわしいよう身なりを気にしろ」って、結婚自体が生贄目的なんだから、最初から気にしないなら儀式の時だけ綺麗な格好すればよいだけでは?
着物が切れてないのに、血が滲むようなケガって?
主人公が驚いて薬箱にぶつかり、旦那が支えようとして、ふたりとも床に倒れ…って、ベタベタなドキドキ展開も読んでるこっちがはずかしいが、そもそものシチュエーションに弱冠ムリがある。
旦那、かなり自己卑下して、主人公に対して嫌われるのが怖くて、避けてるかのような行動しかできなかった人なのに、ふつうにお弁当食べて涙までみせてるし、ふつうに会話してるし、家で軍服じゃなくなるし、あっさり変わりすぎじゃん?
主人公が密かに決意して、絶対それまでとは行動も雰囲気も違うだろうに、旦那はそこは何も気づかない、思わないの?
そういう、細かいことは気にするな的な単純明快ご都合主義でサクサク読み進められる作品なのはソラジマらしく、暇つぶしに読むにはちょうどいいのだろうし、好きな人は好きだろうな。
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千鶴の夜明け~わたしに一途な旦那さま~