月夜の桜さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全105件
  1. 評価:3.000 3.0

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    50話までの感想

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    設定や話の構成はおもしろいと思うが、なにもかもが荒い。
    主人公はあまり考えずに行動する大ざっぱな性格で、トラブルに発展したりもするが好印象。
    小説の悪女に転生した理由が、フラフラしてたらたまたま魂がなく無傷の体があったから入ったとか、後に元の世界の本来の自分の体に戻って、また小説の世界に戻ってくるとか、キャラに合っているし王道じゃない感じでよい。
    対して、レナードのまじめでハッキリした性格はよいけれど、魅力的とはとても思えない。
    元のアシル男爵が他殺だとなぜか決めつけてるし、最初から主人公を卵泥棒だとか子どもを捨てようとしてるとか、根拠が薄い思い込みの決めつけばかり。その上、主人公が中身は別人という話をあっさり信じる。どこが優秀な捜査官なんだ?
    全体的に、作者は次の展開がわかっているから、それを主人公やレナードの予測としてしゃべらせて後に正解だったとか、そういう、根拠の説明がないとか決めつけとかで次の展開がその通りになる感じや後付け的な話も多く、「なぜ?」「は?」と読者としては置いてきぼり感をくらうことも多い。
    元の卵の持ち主って皇室(管理)では?とか。
    主人公が魔法でロープを動かしてレナードを捕らえようとして、2人ともロープに捕らえられて転ぶが、転んだ後の描写はロープで縛られてるのはレナードだけで、次のコマではレナードもロープから解放されているって、どういうことよ?とか。
    レナードが、徐々に主人公を元のアシルとは別人として実感し好意を持ったが、後に元のアシルを嫌悪しているらしいことが描かれ、え?!となったり。
    何百年ぶりのドラゴン出現であり、伝説的にしか知らないはずのドラゴンなのに、レナードはドラゴンとの刻印が不完全だとか、他の共鳴が断ち切れてないことがなぜわかるのか?他の共鳴が断ち切れていない理由は考えないの?とか。
    船内で、レナードが危機らしいが読者的には全然わからず、レニエが主人公に話した話の後の主人公のセリフでやっとわかるが、なぜ主人公はその話でレナードのことだとわかるのか?と混乱。
    騒動が落ち着いた時点で、なぜ主人公はすぐにレニエと話さないの?とか。機械人間が高度な魔法なら魔法部長官が怪しいとレナードの方がすぐ気づくだろ?とか。
    画はかわいいと思うし、読みやすいとも思うけど、とにかく荒いが故の「??」は飛びまくる。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    78話までの感想

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    序盤は、ママと子どもたちとの心理戦、ノーマン、レイ、エマの互いを想いあうからこその駆け引きがおもしろい。
    予想外の展開、ほどよいスピード感のテンポとアクション、それぞれの心情の臨場感のある描写、伏線の張り方と回収、すべてがつながる整合性などなど、多少の都合の良さはあるがどれも素晴らしく、物語に引き込まれる。
    エマたちは11歳とは思えない面もあるが、頭脳明晰というキャラ設定とエマの無邪気さやノーマンやレイが完璧ではないところ、3人のはるか上をいくママの聡明さとミステリアスな雰囲気という大人感が対照的で、加えてストーリーのおもしろさなどから、年齢は気にならなくなる。
    知性と合理性で動くノーマンとレイに対し、感性と愛で動くエマ。3人が中心の物語だが、そのなかでもエマが主役なのだなと感じる。
    ノーマンの出荷シーンは、生きていそうだが何が起こったのか、ママが何をしたのか、後々どこでどう登場するのかと期待させる絶妙な描き方。
    ママの真意は脱走当日まで謎に満ちているが、ただ子どもたちを犠牲にしているわけではなく、出荷は避けられないもの=寿命のように捉えているようで、その日までは幸せにと本当に愛情を注いで育てていると思うとなんだかせつない。
    純粋で真っ直ぐなエマの、周りへの素直な愛情表現との対比とも感じる。
    脱走後は、手がかりを残し外の世界へと導いてきたミネルヴァの謎がメインだと思う。
    危険な狩場に越させるという矛盾。なぜ?狩場を作った非道な鬼たちと何か関係があるのか?
    本とペンは両方なければ先に進めないが、エマたちは、ペンはシスターという部外者から偶然手に入れた。本来なら手に入らなかったはずだ。なぜそんな助け方なんだろう?
    ミネルヴァは善意で導いているのか?真意は?

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    5話までの感想

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    ありがちな設定。だが、おかしな点もアリ。
    主人公は李家の血をひいてない。
    ということは、母親が夫に「夫をたらしこんだ女のこども」というようなことを言っているくせに、父親と愛人の子ではなくて、養女ってことだと思う。でも、イジメられているのを見て見ぬふりするような立場の弱い夫が養女にできるのか?恐妻の反対にあうだろうに。他の権力が働いてたとか、どういう事情で養女になったのかは後に明かされるのだろうか?

    将軍は李家への復讐のために嫁にしたというが、
    そもそも復讐のために嫁にする?
    復讐のためなら、まず嫁にした女も李家の一族であり、かなり憎んでいて復讐の対象なのでは?妻扱いせずに、食事や服も与えないようなひどい待遇をするのでは?
    部下や使用人とか誰にも復讐を悟られないようにしておきたいってことか?人格者であったとしても憎しみはかなりのものだと思うが冷静すぎないか?
    復讐の標的にするってことは、李家が妹の事件の犯人だという決め手かあったはずで、李家のことも調べたはず。なのに、主人公が李家の実子ではないことを知らないの?そう思うと、姉の後宮入りは知ってるのかもあやしい。
    そんなんで、復讐のための人質って、嫁をたてに李家に何か要求するつもりってこと?
    「娘として大事にされてきたんだろう」って、苦労してない甘ちゃんなペラペラ思考の上、調査不足なのに、ちゃんとした計画があるとも思えない。
    たいしたことできなさそうなポンコツに思える。

    • 5
  4. 評価:4.000 4.0

    34話までの感想

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    主人公は何度も回帰している皇女。いろいろとやってみても、どうしても義弟の皇子に処刑されて回帰することは避けられない。だったら痛みなく安らかに死にたい、と、そのための準備を進めていくという設定が斬新だと思う。
    ただし、もう回帰したくないという気持ちはないのか?それはしかたないと諦めてるのか?と疑問。
    皇子は母を自殺に追い込まれたことで主人公を憎んでいたはずなのに、共に過ごすうちに憎めなくなるというか好きになってる。皇子はまだまだ子どもだが、主人公の優しさはストレートな表現ではないのにちゃんと感じとっていて、それなのに今回も処刑するのかどうか、するのならそれほどの何が起こるのか、処刑されそうにはなるが回避という形になりそうな気もするし、皇子派の陰謀とかありそうだし、次期魔塔主の真意や動きとか、楽しみでもある。
    たまにイマイチよくわからないシーンがある。
    神殿の疲労回復のお茶がなんかありそうなのにとくに何もない謎。
    主人公が治療士の合法化に力を入れる理由が謎。
    そもそも皇女の権力的な立ち位置がよくわからない。
    神官は麻酔薬の研究の途中なのに、治療士事業に転換させちゃうの?
    主人公の周りの男たちの気持ちがイマイチ謎。
    ナユがオトナっぽい賢い子なのか、コドモらしい純粋な子どもなのか、キャラが少し不安定に感じる。
    あえてわかりにくくしている伏線なのか??
    いろいろ謎が多いというかはっきりしない感じのまま、話は次へ次へと展開していくので、なんか流れで読んでしまうけど、ちょっとモヤモヤする。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    30話までの感想

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    はたからみたら冷酷そうな陛下の心の声が激甘。ありがちではあるけど、最初はそれがおもしろい。でもちょっと飽きる。
    陛下の心の声と主人公のやりとりが中心で、ふたりのほのぼのした感じがメイン。
    陛下が主人公を迎えに行ってからのふたりの旅がなんだか端折られてて、インパクトのあるアクシデントではなくても、旅の大変さやふたりで乗り越える苦労、心の距離が縮まる様子などをもう少し丁寧に描かれてるといいと思う。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    7話までの感想

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    人物の顔が好みではない。
    顔からはみ出るほどデカい横長の目がちょっと気持ち悪い。
    主人公が悪女と思ってるサラのことをツリ目と説明してるけど、弱冠タレ目だし。
    主人公が大公の顔を知らないってありえない。
    読んでいた小説の世界なら、メインに近いと思われる人気キャラの大公の絵くらいあったんじゃないのか?憑依前の元の人格の記憶でわかるなら、元の人格が結婚した時に確実に会って顔を見てるはずでは?生まれてから憑依するまでの記憶の中では大公に会ってないからってことか??
    7話までのストーリーとしては、可もなく不可もなくな感じ。整合性は取れているので読みやすいが、予想外の展開などもなく、伏線としては大公が主人公を必要とする理由くらい。ころされることはなさそうだし、この後は大公に溺愛されてくいくんだろうと想像できる。

    • 1
  7. 評価:1.000 1.0

    19話までの感想

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    よくわからん。
    お互いに一族としては憎んでいるが個人的には好きという複雑な心境なのだとは思うけど、とにかく、「なぜそこでそうする??」という場面やセリフが多すぎる。
    彼を逃がす時に「権力掴むまで戻ってこないで」って、権力は関係なく二度と戻ってこないででよくないか?
    お互いに憎しみと愛情で複雑な気持ちで避けてるのに抱くの??
    子どもを産んだ直後に自さつ??
    お腹の子に対する気持ちは何もなし?
    なのに霊的になって子どもを見ただけでいきなり愛情がわいたの??
    主人公が回帰してから、なぜ彼に素直に「あなたとお話したい」って言わないの??
    なぜ自分の気持ちが伝わるように、はっきり言動を変えないの??
    一番わかりやすくて大事なことじゃないの?
    それをせずに、家屋の強化とか招待状チェックとかいきなり妻ぶるとかも?しかない。
    主人公のキャラ設定なのか、全体的に感情の起伏が激しく、無言で衝動的に動くから、周りの人に対しても読者にとっても言葉足らずで挙動不審。
    彼も回帰してるっぽい気もしないでもないけど、そこは謎でもいいけど、ここまで頑なに主人公に憎まれてると思ってる根拠がイマイチわからない。
    主人公も彼も、障害までいかないけれど知能指数が低いグレーゾーン的な感じのキャラというか、うまく自分の言動をコントロールしたり伝えたりができない、他人の気持ちを多面的に想像したり配慮したりができないような人格で、そういう人の理解や共感自体が一般的に難しいので、キャラ的にもストーリー的にもかなりもどかしくなってしまっているように思う。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    100話までの感想

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    十兵衛と猫又のニタを中心にさまざまな猫や猫又とのエピソードが描かれている。
    各エピソードが数話で短くもきれいにまとめられており楽しめる。
    たんなる猫あるあるや猫好きの話ではなく、江戸情緒あふれる世界で、落ち着いた大人の雰囲気があり、猫又などの妖も登場するちょっと不思議なお伽噺。
    十兵衛が猫や猫又と話ができたり、描いた猫の絵に実際に鼠が逃げる効果をもたせられたり、猫たちに育てられてた?ようだったり、不可思議要素に加えて、芯の強い優しさを持つキャラやも魅力的。
    登場する猫や猫又たちのキャラや気持ちの描き方も自然で、個性豊か。
    江戸庶民たちの生活の中にある、現実の厳しさと人情、人間と猫や猫又たちとのあたたかい交流。上っつらの優しさや美談仕立てではなく、言葉ではわかりあっていなくても、心の深いところで通じ合っている、日常の中にそんなエピソードがたくさんあるのだなぁと、気軽に読めるのに深いあたたかい感覚が広がる感じ。

    • 0
  9. 評価:3.000 3.0

    13話までの感想

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    話としてはうまくまとまっていて読みやすい。
    主人公が義家族に蔑まれていて、御曹司との契約結婚というよくある設定。
    だが、舞台は人間と吸血鬼が共存する世界で、吸血鬼が財閥など社会的に高い地位を占めているらしい。そういう設定はおもしろいと思うが、イマイチ活かされていない気がする。『血の契り』関連以外、ほぼ人間として描かれていて、種族間の問題や争いや身分差とかは描かれていない。
    その『血の契り』が契約婚に至る理由なので、作者的にはそれ以外はどうでもよいのかもしれない。

    気に入らないのはタイトルがおかしいこと。
    タイトルの『疎まれ婚』の意味がわからない。
    御曹司の母は人間との結婚に反対しているが、わりとあっさり条件付きで許す。
    父はまったく出てこないのだが??
    主人公の義両親たちは、財閥の後ろ盾を得られるからと結婚に大喜びで手のひら返し。実の娘の方ではなかったのに、それはいいってのは意外。
    イジワル義妹が恨んでそうだが、そこが軽んじられてあまり描かれていないのはどうかと。この手の王道でいえば、後々なにかするんだろうから、伏線はっとくもんじゃないのか。

    御曹司は全然冷血ではない。
    出会いのシーン、主人公を暴漢から救った時に血の契りによる暴走はあるが、それ以外は品よく紳士的で優しい。
    ただ、暴漢の吸血鬼に襲われてる(血を吸われそう)のを助けといて、血のせいによる暴走としても同じように襲っといて謝罪が軽すぎる。
    主人公も平気すぎる。見知らぬ男にいきなり襲われたら相当怖いし、助けてくれた人が豹変して襲われたというのに。

    主人公がポンコツ。
    両親の病院を取り戻したいのに、奪った義家族の言いなりになってるだけで何もしてない。なぜ言いなりに?病院を奪われたのに恨んでないのか?
    目的や計画があって家に居座ってるようにもみえず、現代的な世界だし、そこで養ってもらわなくてもいいんじゃないのかと思う。
    そもそも、病院を取り戻したいという気持ちも契約婚を持ちかけられた時に初めて明かされるって、物語的にタイミングも遅い。
    契約婚に同意を決めてからは、精神的に成長というか、強くなってる気もするので、要するに雑なんだよなぁ。

    舞台設定や御曹司のキャラはよいし、話のまとまりや大きな流れとしては、それなりにおもしろいので、いちばんはとにかくタイトルが悪すぎ。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    11話までの感想

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    霊が見えないのにテクニックを駆使して除霊したように見せているのだから、詐欺。
    けれども、主人公は悪人ではない。
    かといって、悪人を成敗する話でもない。
    個人的には、嘘でも最後まで完璧に騙し通して、客が納得してお金を払っていて救われるのであれば嘘でもよいと思っている。大事なこと、客に必要なことは、本当に霊障かどうかより客が救われることだから。
    テレビに出て有名な除霊師が登場するが、ああいうものも、真に霊力があるかより、客が求めてるものはエンタメ要素だと思うし、そこにはホンモノっぽいリアリティも必須で、それも楽しむための一要素。あきらかな嘘はそれはそれでエンタメになるが、中途半端な嘘は興ざめしてつまらなくなる。
    商売でも恋愛でも、嘘=騙されたとわかれば不快に感じるのが人間なので、騙すなら騙し通すのがお互いの最善であり、相手の幸せと騙し通すことは最重要。商売なら逆にその2つをクリアできるのならたくさんの人を幸せにできる。
    この作品は、詐欺など絶対に許せないという人は楽しめないと思うけど、嘘や騙すことをどう捉えることができるかだと思う。
    人間心理を読んだ営業テクや駆け引きなど、この手の話はおもしろい。また、詐欺にひっかからないためにも参考になると思う。

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