月夜の桜さんの投稿一覧

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11 - 20件目/全112件
  1. 評価:4.000 4.0

    34話までの感想

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    主人公は何度も回帰している皇女。いろいろとやってみても、どうしても義弟の皇子に処刑されて回帰することは避けられない。だったら痛みなく安らかに死にたい、と、そのための準備を進めていくという設定が斬新だと思う。
    ただし、もう回帰したくないという気持ちはないのか?それはしかたないと諦めてるのか?と疑問。
    皇子は母を自殺に追い込まれたことで主人公を憎んでいたはずなのに、共に過ごすうちに憎めなくなるというか好きになってる。皇子はまだまだ子どもだが、主人公の優しさはストレートな表現ではないのにちゃんと感じとっていて、それなのに今回も処刑するのかどうか、するのならそれほどの何が起こるのか、処刑されそうにはなるが回避という形になりそうな気もするし、皇子派の陰謀とかありそうだし、次期魔塔主の真意や動きとか、楽しみでもある。
    たまにイマイチよくわからないシーンがある。
    神殿の疲労回復のお茶がなんかありそうなのにとくに何もない謎。
    主人公が治療士の合法化に力を入れる理由が謎。
    そもそも皇女の権力的な立ち位置がよくわからない。
    神官は麻酔薬の研究の途中なのに、治療士事業に転換させちゃうの?
    主人公の周りの男たちの気持ちがイマイチ謎。
    ナユがオトナっぽい賢い子なのか、コドモらしい純粋な子どもなのか、キャラが少し不安定に感じる。
    あえてわかりにくくしている伏線なのか??
    いろいろ謎が多いというかはっきりしない感じのまま、話は次へ次へと展開していくので、なんか流れで読んでしまうけど、ちょっとモヤモヤする。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    30話までの感想

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    はたからみたら冷酷そうな陛下の心の声が激甘。ありがちではあるけど、最初はそれがおもしろい。でもちょっと飽きる。
    陛下の心の声と主人公のやりとりが中心で、ふたりのほのぼのした感じがメイン。
    陛下が主人公を迎えに行ってからのふたりの旅がなんだか端折られてて、インパクトのあるアクシデントではなくても、旅の大変さやふたりで乗り越える苦労、心の距離が縮まる様子などをもう少し丁寧に描かれてるといいと思う。

    • 0
  3. 評価:2.000 2.0

    7話までの感想

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    人物の顔が好みではない。
    顔からはみ出るほどデカい横長の目がちょっと気持ち悪い。
    主人公が悪女と思ってるサラのことをツリ目と説明してるけど、弱冠タレ目だし。
    主人公が大公の顔を知らないってありえない。
    読んでいた小説の世界なら、メインに近いと思われる人気キャラの大公の絵くらいあったんじゃないのか?憑依前の元の人格の記憶でわかるなら、元の人格が結婚した時に確実に会って顔を見てるはずでは?生まれてから憑依するまでの記憶の中では大公に会ってないからってことか??
    7話までのストーリーとしては、可もなく不可もなくな感じ。整合性は取れているので読みやすいが、予想外の展開などもなく、伏線としては大公が主人公を必要とする理由くらい。ころされることはなさそうだし、この後は大公に溺愛されてくいくんだろうと想像できる。

    • 1
  4. 評価:1.000 1.0

    19話までの感想

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    よくわからん。
    お互いに一族としては憎んでいるが個人的には好きという複雑な心境なのだとは思うけど、とにかく、「なぜそこでそうする??」という場面やセリフが多すぎる。
    彼を逃がす時に「権力掴むまで戻ってこないで」って、権力は関係なく二度と戻ってこないででよくないか?
    お互いに憎しみと愛情で複雑な気持ちで避けてるのに抱くの??
    子どもを産んだ直後に自さつ??
    お腹の子に対する気持ちは何もなし?
    なのに霊的になって子どもを見ただけでいきなり愛情がわいたの??
    主人公が回帰してから、なぜ彼に素直に「あなたとお話したい」って言わないの??
    なぜ自分の気持ちが伝わるように、はっきり言動を変えないの??
    一番わかりやすくて大事なことじゃないの?
    それをせずに、家屋の強化とか招待状チェックとかいきなり妻ぶるとかも?しかない。
    主人公のキャラ設定なのか、全体的に感情の起伏が激しく、無言で衝動的に動くから、周りの人に対しても読者にとっても言葉足らずで挙動不審。
    彼も回帰してるっぽい気もしないでもないけど、そこは謎でもいいけど、ここまで頑なに主人公に憎まれてると思ってる根拠がイマイチわからない。
    主人公も彼も、障害までいかないけれど知能指数が低いグレーゾーン的な感じのキャラというか、うまく自分の言動をコントロールしたり伝えたりができない、他人の気持ちを多面的に想像したり配慮したりができないような人格で、そういう人の理解や共感自体が一般的に難しいので、キャラ的にもストーリー的にもかなりもどかしくなってしまっているように思う。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    100話までの感想

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    十兵衛と猫又のニタを中心にさまざまな猫や猫又とのエピソードが描かれている。
    各エピソードが数話で短くもきれいにまとめられており楽しめる。
    たんなる猫あるあるや猫好きの話ではなく、江戸情緒あふれる世界で、落ち着いた大人の雰囲気があり、猫又などの妖も登場するちょっと不思議なお伽噺。
    十兵衛が猫や猫又と話ができたり、描いた猫の絵に実際に鼠が逃げる効果をもたせられたり、猫たちに育てられてた?ようだったり、不可思議要素に加えて、芯の強い優しさを持つキャラやも魅力的。
    登場する猫や猫又たちのキャラや気持ちの描き方も自然で、個性豊か。
    江戸庶民たちの生活の中にある、現実の厳しさと人情、人間と猫や猫又たちとのあたたかい交流。上っつらの優しさや美談仕立てではなく、言葉ではわかりあっていなくても、心の深いところで通じ合っている、日常の中にそんなエピソードがたくさんあるのだなぁと、気軽に読めるのに深いあたたかい感覚が広がる感じ。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    13話までの感想

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    話としてはうまくまとまっていて読みやすい。
    主人公が義家族に蔑まれていて、御曹司との契約結婚というよくある設定。
    だが、舞台は人間と吸血鬼が共存する世界で、吸血鬼が財閥など社会的に高い地位を占めているらしい。そういう設定はおもしろいと思うが、イマイチ活かされていない気がする。『血の契り』関連以外、ほぼ人間として描かれていて、種族間の問題や争いや身分差とかは描かれていない。
    その『血の契り』が契約婚に至る理由なので、作者的にはそれ以外はどうでもよいのかもしれない。

    気に入らないのはタイトルがおかしいこと。
    タイトルの『疎まれ婚』の意味がわからない。
    御曹司の母は人間との結婚に反対しているが、わりとあっさり条件付きで許す。
    父はまったく出てこないのだが??
    主人公の義両親たちは、財閥の後ろ盾を得られるからと結婚に大喜びで手のひら返し。実の娘の方ではなかったのに、それはいいってのは意外。
    イジワル義妹が恨んでそうだが、そこが軽んじられてあまり描かれていないのはどうかと。この手の王道でいえば、後々なにかするんだろうから、伏線はっとくもんじゃないのか。

    御曹司は全然冷血ではない。
    出会いのシーン、主人公を暴漢から救った時に血の契りによる暴走はあるが、それ以外は品よく紳士的で優しい。
    ただ、暴漢の吸血鬼に襲われてる(血を吸われそう)のを助けといて、血のせいによる暴走としても同じように襲っといて謝罪が軽すぎる。
    主人公も平気すぎる。見知らぬ男にいきなり襲われたら相当怖いし、助けてくれた人が豹変して襲われたというのに。

    主人公がポンコツ。
    両親の病院を取り戻したいのに、奪った義家族の言いなりになってるだけで何もしてない。なぜ言いなりに?病院を奪われたのに恨んでないのか?
    目的や計画があって家に居座ってるようにもみえず、現代的な世界だし、そこで養ってもらわなくてもいいんじゃないのかと思う。
    そもそも、病院を取り戻したいという気持ちも契約婚を持ちかけられた時に初めて明かされるって、物語的にタイミングも遅い。
    契約婚に同意を決めてからは、精神的に成長というか、強くなってる気もするので、要するに雑なんだよなぁ。

    舞台設定や御曹司のキャラはよいし、話のまとまりや大きな流れとしては、それなりにおもしろいので、いちばんはとにかくタイトルが悪すぎ。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    11話までの感想

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    霊が見えないのにテクニックを駆使して除霊したように見せているのだから、詐欺。
    けれども、主人公は悪人ではない。
    かといって、悪人を成敗する話でもない。
    個人的には、嘘でも最後まで完璧に騙し通して、客が納得してお金を払っていて救われるのであれば嘘でもよいと思っている。大事なこと、客に必要なことは、本当に霊障かどうかより客が救われることだから。
    テレビに出て有名な除霊師が登場するが、ああいうものも、真に霊力があるかより、客が求めてるものはエンタメ要素だと思うし、そこにはホンモノっぽいリアリティも必須で、それも楽しむための一要素。あきらかな嘘はそれはそれでエンタメになるが、中途半端な嘘は興ざめしてつまらなくなる。
    商売でも恋愛でも、嘘=騙されたとわかれば不快に感じるのが人間なので、騙すなら騙し通すのがお互いの最善であり、相手の幸せと騙し通すことは最重要。商売なら逆にその2つをクリアできるのならたくさんの人を幸せにできる。
    この作品は、詐欺など絶対に許せないという人は楽しめないと思うけど、嘘や騙すことをどう捉えることができるかだと思う。
    人間心理を読んだ営業テクや駆け引きなど、この手の話はおもしろい。また、詐欺にひっかからないためにも参考になると思う。

    • 0
  8. 評価:2.000 2.0

    12話までの感想

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    社長のギャップはいいのだけど、主人公に簡単に素を見せすぎてて、それが悪い方に見える。堅物で優しい性格を考えると、もっと自分の素をさらすのをためらったり、主人公にどう見られるか、主人公の気持ちなど葛藤があるのが自然だと思う。
    社長としてこの性格なら、職場ではストイックを通すはず。感情に任せて職場でキスとかないわ。
    自制心無さすぎ。仕事がデキる有能イメージが削られる。
    職場とプライベートをきっちり分けるからこそギャップが活きるのに。

    • 2
  9. 評価:3.000 3.0

    47話までの感想

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    カリアードの正体があかされるまでは、主人公がイケメンイケメン言ってるド天然のちょっとアホな子に見える。前世の普通の女子大生っぽい性格で、転生要素の意味がまだあまり活用されていない。ただ、あまりにもカリアードがさつじんきと気づかなさすぎるのはド天然を超えていて辟易してくる。
    金髪の時はそこまでイケメン言ってないじゃん?とか、皇帝に逆らった貴族は爵位や財産など剥奪で、親族にもそれは及ぶのに、子供が継承するのはOKってあり得ないだろ?とか、そもそも逆らう人の処遇として甘すぎでは?とか、舞踏会の会場にさつじんき来てたら貴族たち即逃げるだろ?とか、大公ではなく大公妃が補佐もなしに政治的なことすべてやるのはありえんとか、ツッコミどころはいろいろある。
    神が出てきて、カリアードの正体が明かされてから、別人がストーリー引き継いで書いてるかのような違和感がある。
    星についての情報が小出し、かつ説明ゼリフでよくわからず。カリアードと神話の中のカリアードがごっちゃになり、地の神の男嫌い設定が消えてるし、なにより、カリアードが主人公に甘々してるだけのフヌケっぽくなってしまって残念キャラになっている。
    ご都合主義要素が気にならず、伏線の回収がスローかつ説明ゼリフでもよいのであれば楽しめるかもしれない。

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  10. 評価:4.000 4.0

    60話までの感想

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    東京喰種の続編であり、カネキのこと、各キャラとの関係、グールと捜査官や社会との関係や世界観など、東京喰種を読んでないとわからない部分も多い。
    とにかく登場人物が多く、さらにグールは仮面をつけるし、カグネや捜査官クインケの特徴も違うし、同時に起きている複数の戦闘をチャンネルを切り替えるように描写されていて、誰が何で、誰と戦ってて、どんな関係で、など複雑。丁寧に読み進めないと混乱してくる。逆にちゃんと読めばごちゃごちゃせずにわかるように描かれているのはさすが。
    東京喰種ではグール側を軸に描かれていたが、本作では捜査官側を軸に描かれているのも興味深い。
    人間でもグールでも善人も悪人もいて、捕食する側される側、そこにある利害、生まれる恨みや憎しみや絆や葛藤。
    そして、強制的に半グールとされ壮絶な体験を重ねたカネキのその後、記憶が消されたハイセの苦悩。
    ストーリーやテーマが深く、読みごたえがある。

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