4.0
55話までの感想
男装ものらしいドタバタ感やテンネン主人公、正体を見抜く人物との恋模様など、王道パターンだけどテンポよく楽しく読める。
過去に転生し未来を変えるために動くという設定は、話が進むにつれて薄くなってる気もする。
過去に家族を処刑した暴虐非道な皇太子のはずが、主人公とのやりとりによって、根はイイ奴で変わっていく様子も自然に描かれていて、主人公との恋も応援したくなる。
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13657位 ?
男装ものらしいドタバタ感やテンネン主人公、正体を見抜く人物との恋模様など、王道パターンだけどテンポよく楽しく読める。
過去に転生し未来を変えるために動くという設定は、話が進むにつれて薄くなってる気もする。
過去に家族を処刑した暴虐非道な皇太子のはずが、主人公とのやりとりによって、根はイイ奴で変わっていく様子も自然に描かれていて、主人公との恋も応援したくなる。
店主が「古物は使い方しだい」と言ってるけど、人はそもそも欲深いし、目の前の誘惑に勝つのはなかなか難しい。
使い方しだいなら、なぜ売る時に古物の能力の説明をちゃんとしないのだろう?
もちろん、説明しても古物の能力に呑まれる人もいるだろうけど、知らずに使うのと知っていて使うのでは違うと思うし、使い方が変わる人もいるかもしれない。
事前説明の有無に店主の意図があるのか?店主は使う人の幸不幸に興味がないのか?
この店主自体が謎めいていて、興味深いけどちょっとモヤモヤもする。
「なぜ仲良しな友達を?」という疑問から、少しづつ明かされていく真実と想い。
何が目的で、何が嘘で、何が本当なのだろうかと、惹き込まれていく作品。
事件の真相は謎に包まれながらも、確かなものとして伝わってくるのは、静かに深くあたたかい、ミズキのマコへの想い。
欲にまみれた汚い奴ら、信頼できない社会、守りたい尊厳など、現実に起こりそうな題材にリアリティのある心理描写と秀逸なストーリー進行。
ただの美しいフィクションにはならないリアルさが胸を打つのかな。
未来読み、五感喪失という設定はおもしろいと思う。
支えてくれる強く優しいイケメン婚約者、ひどい扱いをしてきた家族たちとの対決などはありがちな話だけど、話の構成や進み方がしっかりしていてブレがなく、読みやすい。
ただ、主人公がいい子すぎるなぁ。
五感喪失、その先にある死、それを回避する可能性が物語のカギになっているけど、そんなのそう簡単に受け入れて覚悟できるものじゃないと思う。
主人公のそれに対する恐怖心や葛藤などがもっとあって当然なんじゃないかな。
生きたいとか、好きな人と一緒にいたいとか、話が進めばそういう気持ちも強くなるのかなとは思うけど。
深い。
死から始まり、生き方や人間関係などを考えさせられるような物語。
けれども重くなりすぎないのは、シ村さんたち死役所職員が絶妙なキャラだからかもと思う。
オムニバス形式でさまざまな人の人生があって、死に様もさまざま。
死んでから自分の人生や生き方に向き合う人、真実に気づく人、救われる人もいれば救いようのない人もいる。
死役所職員である元◯刑囚たちの話がとくに興味深い。
冤罪であり、謎の多いシ村さんの話はこれからって所でとても気になる。
触れたものの命を奪ってしまうという恐ろしい設定なのに、全然怖さや重さはなく、かわいらしいダークファンタジーといった雰囲気。
坊ちゃんとアリスの独特なキャラもストーリーも、明るく愉しくも影があり、せつなさもあり、不思議な魅力に惹き込まれる。
坊ちゃんのストレートな恋心とアリスのミステリアスな恋心、ふたりのやりとりが絶妙で素敵。
タイトルから、婚約までにいろいろトラブルとか、葛藤やすれ違いとかがあるのかと想像したのですが、それほどなんやかんやあるわけでもなく、どちらかといえばあっさり両想いになり、その後は安定した感じ。
全体的に穏やかな雰囲気で、ほんわかした日常を描いた恋愛漫画だと思う。
ネロという実在した人物をモデルにしているのだろうけど、ネロらしさも暴君らしさも王様らしさも全然ない。ただのワガママ坊っちゃんという感じ。
異世界から来たのに、初めから現代に馴染んでる。
異世界から来て、王様、しかも暴君。
食事や身の回りの世話は使用人にされるものという感覚だろうし、命の危険、人や食べ物を警戒しないのもありえないと思う。現代の加工食品が食べ物だとわかるわけないし、いきなり勝手に冷蔵庫の食べ物を食べてるとか論外。
その後も異世界から来た感はほとんど描かれてなく、すっ飛ばして恋愛中心。
暴君としての威圧的恐怖感ゼロ。そういうのがあってこそ、葛藤や苦悩が活きるのに。
設定ダイナシ。
ネロじゃなくていいし、現代に近い背景の(架空の)漫画から来た貴族とかの方がいいと思う。
まだ初めの方しか読んでませんが、王道ですね。
主人公が能力を低く見られてひどい扱いをされ、チート能力、女性にモテモテ。
主人公は自分の能力は普通レベルと思っている。
いやいや気づくだろってツッコミたくなるけど。
ちょっと天然?というか動じない淡々とした性格はわりと好き。
とくべつ奇抜なキャラはいないけど、テンポのよいコメディで読みやすい。
神や妖精などの言葉が理解できる砂の耳を持つ主人公。
神や妖精だっていろんな奴がいて、それぞれに悩みがあったりして、そのせいで人間にもたらされる問題を主人公たちが解決していく。
神などの、人間にはない超能力や、人間とは違う価値観を持つ存在に対しても、言葉が通じることにより、人間に接するのと同じように接する、無意識にわかりあえると思ってしまう、それがどんな結果を招くかさまざま。
神だからなどと区別しない、もともとの主人公の人柄もあり、恐れを感じない危険性や、敵として消すことへの罪悪感なども描かれ、考えさせられるところもある。
個人的に、災いの神であり、自由で破天荒で、恐ろしくもかわいくもある、琥珀が好き。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
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