月夜の桜さんの投稿一覧

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評価1 10% 13
41 - 50件目/全112件
  1. 評価:5.000 5.0

    17話までの感想

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    秀逸なホラーサスペンスだと思う。
    次々と人が殺されていく残虐なものではなく、特定の霊や犯人との戦いで、じわじわと迫る恐怖感と命の尊厳、守りたい想いなどが描かれた深い物語。
    霊の画はちょっとグロい。けど画のグロさに頼らず、不気味さを伝えるのがとてもうまい。
    主人公や取り憑かれた幼なじみの心情、霊の生理的な気持ち悪さ、主人公のおう吐やセリフによる猟奇的な犯人の不気味さ、死へのカウントダウンなどで、不気味さ、怖さが画ではなく感覚に訴えられる。
    取り憑いてる霊とさつ人犯以外に悪人がいないのもいい。
    主人公と弟、女刑事と姉、遺された者と亡くなった家族との想い、複雑な気持ちが、ホラーの中に優しい哀しさを添えているのも絶妙。
    全体のまとまり、ハッキリしている物語のテーマと謎、ほどよい緊張感を保ちながら、テンボよく進むスムーズな展開。
    物語の世界に惹き込まれて続きを読んでしまう作品。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    26話までの感想

    雰囲気は『銀魂』に近いと思う。
    あの世とこの世の間、というテーマも魅力的。
    夜トは神様なのにめちゃくちゃで、普段はだらしない感じでも、芯は優しくかっこよく、キメるとこはキメる。
    夜トの神器(神の武器など)となる雪音は、14歳らしい生意気さ。でも、後に根っこにある孤独感や悔しさがわかり…。
    やんちゃよりの夜トと雪音に対し、まともないい子であるヒヨリ。ふたりの間を取り持つキャラであり、ヒヨリの存在により、ふたりのめちゃくちゃ感が緩和されるし、いい話的なシーンへの自然な流れも作っていると思う。
    3者のキャラと役割がしっかりしてるし、きちんと伏線が回収されるようにストーリーも丁寧に練られてると感じる。作品全体のまとまりやバランスがうまくとれている。
    登場する他の神様たちも、実際の神や神道などをきちんと調べた上で、斬新な個性を加えて描かれていると思う。
    わちゃわちゃしたコミカルなおもしろさの中に、上手にシリアスが活きてる。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    12話までの感想

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    ほとんど主人公が気持ちを語っている形で話が進み、キャラが楽しくて魅力的。
    主人公は、術者としての能力が低いことで、両親に蔑まれてきたけれど、ハイレベルな能力が覚醒。
    その力を隠して普通に自由に生きたいと願うのは、ある意味、親への反抗だけれど、ポジティブさがいい。
    一族の権威回復のために優秀な姉に期待をかける親の気持ちもわからなくはないし、主人公への酷い扱いもわりとさらっと描かれている。
    過剰な期待に応えようと頑張る姉もまた不憫な子として描かれ、卑屈感なく主人公への気づかいもあり、嫌な感じはゼロ。主人公の力や結婚を知ったら、恨むのか、後々は仲良くなるのか?展開が楽しみでもある。
    主人公の力に気づいて契約婚をもちかける当主との掛け合いもおもしろい。
    主人公の明るいキャラと全体的にコミカルに描かれているので悲壮感はなく、都合のいい展開ではあるけれど、要所を押さえたスムーズさでテンポがいいので気にならない。
    12話時点で、結婚を了承し、これから家族や周りにその力をバラすのかというところで、続きが気になる。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    31話までの感想

    設定やストーリーは王道。
    主人公とイケメン御曹司との契約婚からお互いに好きになり、でも元彼と略奪女が邪魔してくる。
    御曹司はクールで仕事デキるモテ男、元彼と略奪女は自己中な性悪、という王道キャラで善悪もハッキリ描かれて、その他の登場人物は少なく、ストーリー展開も自然で読みやすい。
    主人公のキャラは気弱で優しく家庭的な、守ってあげたい系として描かれ、ハイスペ御曹司が惹かれていく様子も自然。
    ふたりで悪人たちの邪魔や契約婚という縛りを乗り越えて愛情を深めていく、甘い恋愛ストーリーのお手本みたいな秀逸さ。
    主人公だけでなく、メインキャラそれぞれの気持ちや考えも書かれているのでわかりやすい。ただ、全員が短絡的すぎるかな。
    先が予測できるので「どーなるの?」というハラハラドキドキ感は薄い。
    安心して読めるベタな甘い恋愛モノが好きな人にはいいと思う。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    10話までの感想

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    主人公の淡々としたキャラも悪くはないし、ストーリーも読みやすい。けど、なんかいろいろ微妙。
    主人公の鑑定能力は、人の能力や素質を見抜く力であって、育成力はまた別物。なのに訓練生の育成テスト?
    上司である少佐が、主人公に育成される側の訓練生に、主人公のサポートを頼む?国や組織や冒険者のことなど、監視も兼ねたアドバイス役を1人つける方が自然では?
    主人公の鑑定能力が特殊であることも、少佐が本人に直接言えばいいのでは?
    少佐がそういう育成力とかマネジメント力とかを見抜く力に優れ、試しているとも考えられるが、そういう意図を示す描写はない。
    魔物討伐の許可の際、少佐が「冒険者を荷物持ちとして雇えばいい」と言うが、荷物持ちとして?「危険だから」とか「支援魔法の実践訓練として」とかの方がしっくりくる。
    戦えない主人公と支援魔法を学び始めたばかりの訓練生で、初の魔物討伐の危険性を主人公が考えてないし、やはり危険性や準備を説くアドバイス役がいた方が、その後冒険者を雇う(部下にする)くだりまで物語がスムーズにつながる。
    弓術の素質があるからって部下にする?それはパーティー組む感覚であって、部下っていう感じじゃない。部下にするなら何をするための部下が必要なのか、主人公が考えてないので、よくわからない。
    いろいろな点が、あきらかにおかしいわけではなくて、アリといえばアリみたいな微妙な違和感なのでモヤモヤする。

    • 3
  6. 評価:2.000 2.0

    7話までの感想

    まだ初めの方だけど、普通すぎて新鮮味や面白味に欠ける。
    ヤクザと少女、魔法、仇討ちという設定は悪くない。つじつまもあっていてスムーズに読める。
    けど、主人公の画が子ども向けアニメ的で、そういう魔法少女アニメテイストも多少混ぜられているのが、作品の世界観にミスマッチ。
    主人公がふつうの中学生女子すぎるのに、ヤクザが組の内情を普通に話して、理解できるアタマがあるとか、雰囲気や内容がシリアスよりなので、子ども向けアニメ的な魔法少女テイストが浮いている。
    魔法少女テイストを活かすなら、主人公をド天然ドジっ娘で魔法少女に変身すると性格変わるとか、コミカルな個性的なキャラにした方がいい。ヤクザのシリアス感との対比にもなる。
    あるいは、主人公の画を普通にして、子ども向けアニメテイストをなくし、子どもらしく振る舞いつつもアタマのキレる精神的にオトナでちょっと闇があるみたいなキャラにして、作品全体をシリアスよりに。
    どちらかにまとめた方がよい。
    主人公を個性的なキャラにするだけでもかなり違うと思う。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    6話までの感想

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    まだ6話しか読んでないけど、読みやすいしおもしろいけど、ツッコミどころ満載。
    聖女が家系による職業であり、力は石の力、聖女でも性悪とか権力と欲まみれとか、聖女なのに不吉とされ嫌われるとかは、新しいと思う。
    が、聖女システムがめちゃくちゃ。
    墓守聖女がいなくなれば石の浄化ができない、聖女システムが保てないのに、1番重要な役割の聖女なのに不吉とされ最下扱いなのはなぜ?
    そもそも、『墓守』ではないのに、墓守聖女?
    聖女の中で墓守だけ階級が低いって、騎士に公爵とか与えられるように、国が階級を与えないの?
    国にとって貴重な重要人物に、何年もお金貯めないと逃げれないほど薄給?王宮内に住まわせて管理(監視)とかの逃亡防止策ゼロ?
    浄化の儀式が途中なのに部屋に閉じ込めたまま?
    浄化すると倒れるのは「いつも」って、聖女が亡くなることなんて頻繁にないだろうし、年齢もまだ若いだろうし、いつもってほど回数やってないのでは?
    墓守聖女は石を取り出して浄化して次に渡すのに、次の人の体内に入れるのは別?誰?
    4人の聖女のうち1人は王妃に選ばれ、残り2人は貴族令息を婿にって、なぜ4人いるのに3人?
    このルールだと、現在の王妃も聖女だったのが亡くなって、王子の姉に受け継がれたとして、聖女が王と同等の権力を持つほどの何世代も続いたルールであり、1人は王妃になるを繰り返してきたなら、家系で受け継がれるのだから、聖女全員王族のはずでは?
    アーネストは聖女の兄なんだから、墓守聖女と結婚しなくてもすでに一族はトップレベルの権力を持ってるのでは?
    過去も含め、アーネストのように考える貴族も多くいるはずでは?墓守だけなぜ貴族じゃない?
    もう少し整合性の取れた細かい設定をしてほしい。
    少なくとも、キャラでもないのに、一国の王子にいきなりタメ口はない。

    • 12
  8. 評価:4.000 4.0

    77話までの感想

    競馬をするので、オグリキャップはリアルには見てないけれど、超有名なので知っている。
    実際のレースや馬、できごとを知っている人間から見ると、ちょっとキャラのイメージが違うところや、脚色しすぎに思うところもある。
    でも、物語としてドラマチックに描かれるのは、まぁあたりまえだし、下調べがしっかりされているのはわかる。
    騎手がいない点や学園モノの設定などもうまくバランスとれている感じ。
    事実とファンタジーを上手に組み合わせて、物語としてまとまっているのは秀逸。
    単純に、物語としても読みやすく、魅力的なキャラと設定、ドラマチックな展開とワクワク感がありおもしろいと思う。
    競馬に基づくという大前提があるので、女の子が何千メートルも走るありえなさや、ベタな悪役的ライバル設定も受け入れられる。
    実際の競馬に基づいてはいるが別物という感覚で楽しめる。

    • 0
  9. 評価:2.000 2.0

    10話までの感想

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    設定もストーリーもありがちな上に荒い。
    もう少しオリジナリティがほしい。
    良く言えば、展開が早くて読みやすいが、ざっくり進んでいく感じで、あまり印象に残らない。
    主人公のキャラもなんとなくブレてる気がする。
    主人公のアイディアで食料難を回避する様子がご都合主義っぽいし、主人公が知るゲーム情報が偏ってる気もする。
    恋愛相手の男性キャラもありがち、かつどこか頼りなく、あまり魅力を感じない。

    • 0
  10. 評価:1.000 1.0

    5話までの感想

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    クエストにあったので無料分だけ読んでみたけど、モヤモヤ。
    他の方のレビューにあった「なぜ時間をとめられるようになったのか」はファンタジーだし、ブローチが関係してるみたいに描かれているので気にならない。
    塔に隔離されていることや王の冷たい態度、回帰後の変化は、後々理由がわかるのだろうと予測できる。
    けど、冒頭、塔に閉じ込められているというより、言いつけだけで鍵も監視もなく、出入り自由なことにまず違和感。
    その後の話の中でも、国王という身分の扱いが雑。
    国王なのに政略結婚ってどういうメリットが?主人公の家柄の身分は?釣り合うの?そもそもの関係は?
    そこが述べられてないので、実際は主人公が相手の態度だけで政略結婚と思い込んでるだけなのだろうけど、モヤモヤする。
    誰もが王妃の座を狙うパーティーなんて、嫉妬の的になるだろうし、ふたりきりになれるもの?主人公は気にしないの?
    主人公のネガティブな思い込みが強すぎる、自分ばかりで周りが見えてないキャラとその描写が頻繁すぎて、好きになれない。

    • 6

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