3.0
10話までの感想
妖怪がいろいろ出てくるけど、怖さはない。
良い妖怪やかわいい妖怪も。
主人公が穏やかで優しく、ドジなところもあり、そのキャラにマッチする作品全体の世界観も優しい。
せつない話もあるけど、基本的にはコミカルで楽しい感じ。
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12374位 ?
妖怪がいろいろ出てくるけど、怖さはない。
良い妖怪やかわいい妖怪も。
主人公が穏やかで優しく、ドジなところもあり、そのキャラにマッチする作品全体の世界観も優しい。
せつない話もあるけど、基本的にはコミカルで楽しい感じ。
この作者さんはゲームをあまり知らないのかな?と思うくらいツッコミどころ満載。
ゲーム関連以外にも、いろいろ。
なぜ仲間が裏切ったのかよくわからない。仲が悪かったわけでもなく、蘇生以外の能力も認めてるし。
主人公も裏切られた後、仲間への恨みとか全く言ってなくて、復讐したいのかなんなのか?よくわからない。
ダンジョンで仲間を作ろうって、また裏切られるかもしれないとか考えないのか?
蘇生する対象を定めずにスキル使うって。それが可能かとか、大量に魔物が蘇って襲われるかもとか、仲間になれるかとか、何も考えないし。
魔王とのやりとりも「お前が生き返らせたのか?」「そうだ」って、魔王が簡単に信じるんかい?!
まぁでも、中途半端でなく一貫してツッコミどころだらけで、ファンタジーだし、単純でわかりやすくて展開も早いから、嫌な気持ちにはならずにサクサク読める。
主人公のキャラ的にも、感情が乏しい淡々とした性格っぽくみえるので、深く考えないキャラと思えば許せる。
都合のよい展開OKなら、あまり考えずにサーッと読むにはいいと思う。
復習モノだけとスカッとする話ではない。
主人公は復讐を成し遂げても、心が晴れるわけではなく。そもそもいい子なんだよね。
姉からの手紙が届き、ここからさらに主人公は苦しむことになる。
大事な妹に最期に恨み言をぶつける姉も相当追い詰められていたのだろう。けど、話し合えないって最強に苦しめる。しかも、主人公にとってはいちばん大事な姉。なのに自分のせいで…と苦しみ続ける呪いのよう。
その苦しみからどうなって幸せになっていくのかは気になる。
予想していたものとはちょっと違っていて、ストーリーが深い。
人をバリバリ喰うような荒っぽい行動の恐さではなく、静かに底からゾッとするような人間心理の恐さ。村という閉鎖空間と習慣からくる洗脳状態、盲信する人間に対して感じる恐怖。
村の外から来た人間である主人公、後藤家、後藤家以外の村人。この三者の観念の違い。
キャラもストーリー展開もしっかりしていて、不気味さや緊迫感などの表現がうまくて臨場感がある。
まだ最初の方なので謎が多いが、いろいろ見えてくるとハマるかも?
猟奇さつ人犯の子どもたち。
両親に犯罪を手伝わされた長女。
長女に守られたおかげで手を染めずに済んだ次女。
当時は幼すぎて両親の記憶もほとんどない長男。
それぞれの立場や経験からのキャラや心情や行動が、なんともしっくりくる。
そして、加害者家族として生きる過酷さは他人には決して共有できず、真の理解も得られないだろう。
きょうだいだから共有や理解できる部分も多いというだけでなく、長女がまともで妹弟思いだから、なおさらきょうだいの絆が強まるのだと思う。
加害者本人とその家族はあくまでも別であり、世間から過剰に責めを受ける必要などない。
それでも人間の本質として、血筋や家族というくくりで恐れ、攻撃したり色もの扱いしたり、そういうものはなくならないんだろうけど、ひとくくりにせずに、別の人間、ある意味被害者でもあるという認識が常識になってほしい。
複雑な家庭環境、記憶喪失、兄に恋心。
現実にありそうでなさそうな非日常の設定が絶妙で、心理描写やストーリー展開もうまい。
主人公は、記憶をなくす前の自分は自分とは全くの別人みたいに思えるし、嫌なヤツに思えるし、記憶がないから自分が空っぽのようだし。
過去に何があったのか、記憶を取り戻したらどうなっちゃうのか、兄への想いや妹との関係はどうしたらいいのか、今は素直な自分で、不安や葛藤を抱えながらも前向きに生きる主人公。
物語は基本的に主人公目線で、複雑な状態の日常の中、素直な心境が描かれていて、感情移入しやすい。記憶をなくす前の主人公のことも悪ぶってしまう何かがあって、根は今の主人公と同じいい子なのではないかと思えてくる。
最初はどうかなーって感じだったが、読み進めていくと、主人公と同じように「これからどうなるの?」と続きが気になってくる作品。
その人が犯した罪により、人が妖怪の姿に見える主人公と、妖怪を使って罪人を裁く魔王。
探偵モノ?懲悪モノ?
ストーリーもしっかり練られてるし、おもしろい形のミステリーだなと思う。
恋の部分以外のストーリーが雑すぎる。
まず、最初の口説きシーンから過去への移行が「ん?」とひっかかる。
仕事できるオトコ感や人柄が、ほとんどただのセリフ説明。仕事ぶりを主人公との絡みストーリーとしてもっと膨らませて描いた方がよい。
これでは作家さんが単に恋愛描写だけ描きたいだけの感じ。
レビューを読んでおもしろそうだったので読んで見てる。
前世と現世の2世界が混じり合うような話の構成で、登場人物が多く、それぞれの関係性、それぞれの気持ち、さらに地球も絡んでくるのかな?
複雑なのだけど、ごちゃごちゃにならずにゆっくり話が進められていて読みやすい。
前世と現世がどうつながってるのか、少しづつ解き明かされていく。
はじめのうちは、パズルのピースが散らばってるような断片的な話の集まりなので、なかなか全体が見えてこないし、人物がどんどん増えていくし、ついでに絵や行動描写が古臭い感じで、じれったい。
でも、ピースが増えていって、いろいろな話がつながってくればおもしろくなりそう。
1回ざっと読んでから、もう1度読むとよさそう。
斬新。
事実としてあるのは、家の間取りと遺体発見だけで、あとはすべて想像で進むミステリーって見たことない。
想像だけど納得できる理由があり、でもまだ謎な点やちょっとおかしな点は想像だしと思えるから、違和感がない。
それでいて、ちゃんと次の展開へと進んでいく。
ただ1点、物語には関係なさそうだけど、今どき黒電話って、それだけが違和感が際立ってとても気になる。なぜ?ストーリーになにか関係あるのか?
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書生 葛木信二郎の日常-黒髭荘奇譚-