4.0
14話までの感想
おもしろい。
主人公がさらわれてから一度も発作がないとか、
病気で死を意識して生きてきた人という感じはあまりないし、
ひとりで外に出たことがない上に、見知らぬ土地で信用できる人もひとりもなく、さらに命の危機にあるのに、肝が据わりすぎてるとか、
お嬢様なのに着物がはだけたままで直さないとか、
父親のために結婚することに執着しすぎとか、
テンネンというにはあまりにも…なツッコミどころはいろいろあるけど、未経験の異常な状況下における現実逃避的な反応と思えば、まあまあ自然にも思える。作品全体が、状況の異常性に加えてころ-し屋の性格や不気味な表情のインパクトもあり、異常性が強い世界観なので、あまり気にはならない。
誰がさらわせたのかは推測にすぎず、なぜかすぐにころ-さないのも、実は犯人が違うのか?実は犯人はころ-し屋とつながりがあるのか?その辺りは後にわかるのだろうか?
ころ-し屋がすごく強くて「アジトに戻ってみんなころ-す?」とか言ってるのに、そうはしないし、船を奪って逃げることもできそうなのにしないのは、何か企んでるのか、単純だからただ一緒にいたいからなのか?
「遊女になって身請けされて」って言うけど1回限りでっておかしいし、実は島を出る気はないのかも?
などなど、そもそもころ-し屋の性格が異常なのだが、短絡的にも意図があるようにもみえ、いろいろな謎から想像が膨らむ。
その分、最後まで読んだらスッキリするか、ガッカリするか、どっちかだろう。
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ホタルの嫁入り【単話】