3.0
子どもが被害者で、気持ちが乗らない
まず、30話で第一編は終了します。
25話ぐらいで、まだ半分だからここからまだまだ波乱が続くのか?と思ったけど、そこは大丈夫でした。
一応はハッピーエンド。
確かに、不倫していた夫の家庭を壊すことには成功して、その意味ではザマアなんだろうけど、今回、子どもが複雑に絡んでくるので、正直なところ素直に喜べませんでした。
(ここからネタバレアリです)
まず、主人公みのりの子どもは、離婚により当然父親を失う。
そして、不倫相手はシングルマザーで、すでにいた子どもには不倫夫が父親代わりとして接して来た。彼は、もう高校生なので、不倫の意味も何が起きたかもすべて理解。そのうえみのりは夫の不倫状況を聞き出すためにその子に接近し利用までする。その子の心情を思うと最後までやりきれない。
さらに、不倫相手は、不倫夫との正真正銘の子どもも身ごもる。つまり、その子も実の父親知らずで育つはず。
なので、不倫夫の所業によって、3人の子どもが被害者ということ。
単純に、ザマアでは終われない理由がここにある。
また、不倫相手の最初の子どもは、接近した際に、なんと主人公とお互いに心を通わせてしまう。もちろん、そこではさすがに別れるが、やっぱり見ていて気持ちいいものではない。
そして、31話目以降の第二編は7年後で、なんとその子と
再会するという出だし。さすがにこれは読む気になれず、ここで離脱。
第一編での不倫は、不倫夫の母親と夫が、みのりが相続する遺産目当てで仕組んだ15年に渡る欺結婚だったと知ったときは、ムナクソは悪いが話のプロットとしては目新しくてオモシロイと思ったが、子どもを巻き込んだ時点で冷めてしまった。
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夫の家庭を壊すまで【タテヨミ】