チャぺさんの投稿一覧

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評価1 17% 19
1 - 10件目/全82件
  1. 評価:3.000 3.0

    かつては娘だった

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    「きのう何食べた」から本作に来た。高評価で母娘の話とあったので興味を持ったが、期待はずれだった。主人公の雪子と母親は言いたいことを言い合い口喧嘩が絶えないが、内実は信頼と愛情で結ばれた親子であることが最後で示される。個人的には、母親とその母(雪子の祖母)との関係が胸に刺さった。幼い時から可愛いと言われた母親が自惚れないようにと顔の不細工を取り立てて言い続けたため母親はそれがステイグマ(心の汚点)となってしまう。親から、褒められることはおろか顔や性格の欠点を何かにつけて言われると傷つくし大人になって許せても一生忘れることはない。子どもは親の所有物ではないし、同じ一人の人間なのだ。2編目の女子大生の話はいきなり唐突な出だしで内容も他から浮いて見えた。本作で特に気になったのは顔の描き方で、斜めから見る横顔の目尻の幅がやけに広くて不自然に見える。

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  2. 評価:3.000 3.0

    孤立死を防ぐには

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    死ぬ時は一人だと思う。それが「孤独死」。本作のテーマは「孤立死」であろう。人知れず死んだ後にしばらく発見されず、最悪の状況がが主人公の伯母のケース。バリキャリで主人公も羨む生活をしてしてきたが、退職後のことなのか、入浴中に死亡して発見が遅れた為悲惨な状態に。同居人がいたり、日頃交流を持つ友人・知人がいれば発見が手遅れになることは免れるだろう。最近も50代の歌手が入浴中突然死したが仕事に現れなかったため駆けつけたスタッフにより発見された。孤独死をしても社会との繋がりをもっていれば孤立死は防げそうだ。作品中何度も出てくる風呂場のシーンはオドロオドロしく気持ち悪くなるが、一人暮らしの人は入浴中の突然死に備えて追い焚きをしないことを勧められたことを思い出す。温められたままだと腐敗が進むから。本作は熟年離婚で一人になった時の課題など詳しい説明があり、指南書とまではいかなくても参考書のようだ。医療漫画にも時々見られるが、なぜ作画がこんなにも稚拙なんだろう。人物の絵が崩れるし、ほぼギャグマンガに見える描き方に読み続ける気力が萎える。

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  3. 評価:2.000 2.0

    正反対の男女の出会い

    無料12話まで読んでの感想。16話で完結の超短編だが、各話が短いし最後まで読むほどの魅力なし。体育会系のヒーローと文化系で引っ込み思案の強いヒロインがひょんなことから出会い、惹かれていく話。作画も話の筋も単純でサラッと読むにはいいかも。設定と出だしがそっくりな作品「雨の日と月曜日」を堪能してからだと、話の深みも人物造形も比較にならないほど浅く見える。

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  4. 評価:2.000 2.0

    ウジウジ同僚の代弁者

    理不尽なことをされているヒロインに代わって本音で糾す芹沢くん。芹沢くんもヒロインもスカッとするだろうけど、代弁してもらったヒロインが何とも情けない。結婚を夢見て今更別れを言い出す自立心もないから、モラハラ恋人にしがみついているだけ。社内でそんな個人生活を晒す場面が続くから、仕事どうなってんの?と思わずにいられない。ヒロインの味方になった芹沢くんが最後は恋人におさまるのが予想できるから話としても魅力無し。無料12話で十分でした。

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  5. 評価:2.000 2.0

    あるある恋愛物

    クエストで無料3話まで読んだ。他のレビューにもあるが、設定が甘すぎる。作画も少女漫画の域だな。派遣社員が自己都合でいきなり休暇を取ったら即クビでしょうが。傷心旅行で出会うのはイケメンの売れっ子作家!定番設定に食指動かず、ここで離脱。

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  6. 評価:1.000 1.0

    軽すぎ

    内容も絵も。酔った勢いでどこの馬の骨ともわからない男性といきなり婚姻届を出すとは、男性の下心は想像できてもヒロインの軽さは若さのバカさを超える。無料25話まで読んだけど高評価はサクサク読める軽さもあってのことか。女性が重機の運転手として働く設定が珍しく興味を持ったが期待ハズレ。この珍しい職業設定が全然活かされていない。何のためにヒロインを重機操縦者にしたんだろう?他の漫画との差別化を図る手段に過ぎないのか。同漫画家の他作品でヒロインが実業団の陸上選手で異分野のホテル業に就職する話があったがやはり前歴が物語のお飾りにしか見えずガッカリしたっけ。ヒロインの描き方は性格に合っているのかもしれないが、がまぐちが開いたように大口を開ける場面がひんぱんにあり見ていて疲れる。

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  7. 評価:5.000 5.0

    五月の薫風のような作品

    内容も話の展開も自然で清々しい気持ちで読み終えた。ヒロインの女子高生はもちろんのこと取り巻きの脇役達が個性豊かに丁寧に描かれていて話に膨らみを持たせている。時々笑いありギャグあり。店長が小説家志望なこともあり、題名からして作品全体が抒情性に富む。女子高生が父親の年齢相応の大人に恋することは稀かも知れないが、落ち着いた大人に魅かれるのは珍しいことではないだろう。店長が贈り物に託した思いがヒロインの心に届くような終わり方でうまい!ヒロインの大きすぎる吊り目や女生徒たちの長〜いあし、それに超ミニスカは誇張しすぎに見えるが内容の良さに免じて目をつぶれる。

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  8. 評価:3.000 3.0

    一味違う夫婦の問題

    無料20話まで読んでの感想。作画は見やすいが、表情が少なく単調に見える。経済的に裕福で一見幸せそうな専業主婦のヒロインには夫のことで悩みがある。女性マンガによくある不倫かなと思うとさにあらず。話は意外な方向に向かう。21話目で妻の方の問題も明かされるようだ。幸福な家庭は互いに似ているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ、との名言がある。夫婦それぞれに抱えた身内の問題を助け合いながらどう乗り越えていくか、関心のある読者には面白いかもしれない。

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  9. 評価:3.000 3.0

    ヒロインのキャラが強すぎて…

    以前ドラマ化が人気を呼んでいたが、36話無料を機に初めて原作のマンガを読んだ。のだめを演じた女優の顔がチラついたがそれも初めだけで、ピアノ以外の生活のハチャメチャぶりが周囲の人たちを巻き込む凄まじさに引いてしまった。のだめのような人を育んだ家庭に興味が湧いたが、この先に出てくるのかもしれない。登場人物だけでなく内容もかなり誇張した描写が続くドタバタ劇が嫌いでなければ、クラッシック音楽の世界に触れながら楽しめそうだ。個人的には、同分野の他作品--「青のオーケストラ」など--が好みだ。これは一部アニメ化されていてTVでみたが、同時に音楽を聴けるのがよい。本作でウィーンフィルは男性しか採らないとあるが、‘97 年からハープ奏者を皮切りに女性団員を採用していると知った。

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  10. 評価:4.000 4.0

    日常生活の尊さ

    マンガには、作画はきれいだが中身が薄かったり支離滅裂なものがある一方、一見すると作画は魅せられるほどではないが内容が濃くついつい読みたくなるものがある。本作は後者の方ではないか。でも、登場人物の個性がしっかり描かれているし、黒目の点の使い分けで気持ちが伝わるのはすばらしい。何気ない日常生活の中での喜怒哀楽を再確認させてくれるマンガだと思う。

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