チャぺさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全85件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    迷いある女性たちへのエール

    新聞の書評から興味を持ち読み始めたら一気に終えた。いい作品に出会えた。短編小説のような映画にもなりそうな内容の濃いマンガ。作画がうまい!構成もコマ割りも良く、俯瞰する場面がうまく配置されていて場の雰囲気を伝える。強いて言えば、女性の大きな垂れ目がちょっと苦手かな。主人公のバツイチ45歳管理職と彼女を取り巻く同僚達、家族、そして元夫。社会にいまだ根強く残る「世間体」から外れる生き方にそれぞれ悩み、自分らしい生き方を模索する。現実にありそうな状況が描かれ物語の流れが自然に最終話に収斂していく。個人的には、主人公の母親が持つ家族との距離感、昔の友人との再会と交流が印象に残る。地味だけど前向きになれる読後感をもたらす。

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  2. 評価:2.000 2.0

    NEW
    作画も内容も中途半端

    スマホ使用の読者層を増やすために韓国で全盛のフルカラー縦スクロールにした、韓国スタッフとの共同作品のようだが、一コマにセリフ/文もしくは絵のどちらかしかなくスクロールし続けた挙句一話の中身が少なく話が進まない。これでは、「スッキリと見やすい」を通り越して、スペースの無駄にしか見えない。絵はきれいだが色彩がベタで顔の表情が皆一様に乏しい。ヒロインはいつも目を見開いて何を考えているのか伝わってこない。脇役たち(ゴシップ誌スタッフ、特にズン子)が個性豊かに描かれているのがまだ救い。主人公たちの小学時代の初恋が20年後再燃とはそもそも無理があり不自然すぎる設定だ。せいぜい10年のブランクがいいところでは。物語の半分以上が幼少時代の思い出に占められているのに、20年経ってもお互いに執着せざるを得ない程のエピソードは見当たらず。ヒーローが注目を集めるスターになった一方、ヒロインの魅力はどこに? 同作者が「大事なのはコマ割りではなくストーリーやキャラクターの世界観が作れるか否かだ」と言っているが、残念ながらこの作品からそれは見えない。

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  3. 評価:2.000 2.0

    韓国マンガの新種?

    クエストで無料7話まで読んだ。フルカラーの縦読みで出だしの絵は美しいが、奇怪な音の画面一杯の表現や蛇のイメージを含むグロテスクな場面の連続がある一方、おちゃらけたギャグ風のコマも頻繁に出てきて、読んでいてただただ疲れる。極端な表現で読者の関心を惹こうとする意図なのか。ヒロインが樹木医の設定なので興味を持ったが、最初の場面だけで(しかも暗闇での仕事!?)草木樹木がどう関係するのか拍子抜け。大体、樹木医の看板が「病院」はないよね。入院着のHOSPITALの文字模様といい、ヒロインの短パンの極端な短さといい、韓国マンガだとわかる。PCによる作画の進歩はすごいと思うが、内容が薄くなってきている前兆でないといいけど。

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  4. 評価:3.000 3.0

    かつては娘だった

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    「きのう何食べた」から本作に来た。高評価で母娘の話とあったので興味を持ったが、期待はずれだった。主人公の雪子と母親は言いたいことを言い合い口喧嘩が絶えないが、内実は信頼と愛情で結ばれた親子であることが最後で示される。個人的には、母親とその母(雪子の祖母)との関係が胸に刺さった。幼い時から可愛いと言われた母親が自惚れないようにと顔の不細工を取り立てて言い続けたため母親はそれがステイグマ(心の汚点)となってしまう。親から、褒められることはおろか顔や性格の欠点を何かにつけて言われると傷つくし大人になって許せても一生忘れることはない。子どもは親の所有物ではないし、同じ一人の人間なのだ。2編目の女子大生の話はいきなり唐突な出だしで内容も他から浮いて見えた。本作で特に気になったのは顔の描き方で、斜めから見る横顔の目尻の幅がやけに広くて不自然に見える。

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  5. 評価:3.000 3.0

    孤立死を防ぐには

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    死ぬ時は一人だと思う。それが「孤独死」。本作のテーマは「孤立死」であろう。人知れず死んだ後にしばらく発見されず、最悪の状況がが主人公の伯母のケース。バリキャリで主人公も羨む生活をしてしてきたが、退職後のことなのか、入浴中に死亡して発見が遅れた為悲惨な状態に。同居人がいたり、日頃交流を持つ友人・知人がいれば発見が手遅れになることは免れるだろう。最近も50代の歌手が入浴中突然死したが仕事に現れなかったため駆けつけたスタッフにより発見された。孤独死をしても社会との繋がりをもっていれば孤立死は防げそうだ。作品中何度も出てくる風呂場のシーンはオドロオドロしく気持ち悪くなるが、一人暮らしの人は入浴中の突然死に備えて追い焚きをしないことを勧められたことを思い出す。温められたままだと腐敗が進むから。本作は熟年離婚で一人になった時の課題など詳しい説明があり、指南書とまではいかなくても参考書のようだ。医療漫画にも時々見られるが、なぜ作画がこんなにも稚拙なんだろう。人物の絵が崩れるし、ほぼギャグマンガに見える描き方に読み続ける気力が萎える。

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  6. 評価:2.000 2.0

    正反対の男女の出会い

    無料12話まで読んでの感想。16話で完結の超短編だが、各話が短いし最後まで読むほどの魅力なし。体育会系のヒーローと文化系で引っ込み思案の強いヒロインがひょんなことから出会い、惹かれていく話。作画も話の筋も単純でサラッと読むにはいいかも。設定と出だしがそっくりな作品「雨の日と月曜日」を堪能してからだと、話の深みも人物造形も比較にならないほど浅く見える。

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  7. 評価:2.000 2.0

    ウジウジ同僚の代弁者

    理不尽なことをされているヒロインに代わって本音で糾す芹沢くん。芹沢くんもヒロインもスカッとするだろうけど、代弁してもらったヒロインが何とも情けない。結婚を夢見て今更別れを言い出す自立心もないから、モラハラ恋人にしがみついているだけ。社内でそんな個人生活を晒す場面が続くから、仕事どうなってんの?と思わずにいられない。ヒロインの味方になった芹沢くんが最後は恋人におさまるのが予想できるから話としても魅力無し。無料12話で十分でした。

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  8. 評価:2.000 2.0

    あるある恋愛物

    クエストで無料3話まで読んだ。他のレビューにもあるが、設定が甘すぎる。作画も少女漫画の域だな。派遣社員が自己都合でいきなり休暇を取ったら即クビでしょうが。傷心旅行で出会うのはイケメンの売れっ子作家!定番設定に食指動かず、ここで離脱。

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  9. 評価:1.000 1.0

    軽すぎ

    内容も絵も。酔った勢いでどこの馬の骨ともわからない男性といきなり婚姻届を出すとは、男性の下心は想像できてもヒロインの軽さは若さのバカさを超える。無料25話まで読んだけど高評価はサクサク読める軽さもあってのことか。女性が重機の運転手として働く設定が珍しく興味を持ったが期待ハズレ。この珍しい職業設定が全然活かされていない。何のためにヒロインを重機操縦者にしたんだろう?他の漫画との差別化を図る手段に過ぎないのか。同漫画家の他作品でヒロインが実業団の陸上選手で異分野のホテル業に就職する話があったがやはり前歴が物語のお飾りにしか見えずガッカリしたっけ。ヒロインの描き方は性格に合っているのかもしれないが、がまぐちが開いたように大口を開ける場面がひんぱんにあり見ていて疲れる。

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  10. 評価:5.000 5.0

    五月の薫風のような作品

    内容も話の展開も自然で清々しい気持ちで読み終えた。ヒロインの女子高生はもちろんのこと取り巻きの脇役達が個性豊かに丁寧に描かれていて話に膨らみを持たせている。時々笑いありギャグあり。店長が小説家志望なこともあり、題名からして作品全体が抒情性に富む。女子高生が父親の年齢相応の大人に恋することは稀かも知れないが、落ち着いた大人に魅かれるのは珍しいことではないだろう。店長が贈り物に託した思いがヒロインの心に届くような終わり方でうまい!ヒロインの大きすぎる吊り目や女生徒たちの長〜いあし、それに超ミニスカは誇張しすぎに見えるが内容の良さに免じて目をつぶれる。

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