愛すべき娘たち
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あらすじ
「女」という不思議な存在のさまざまな愛のカタチを、静かに深く鮮やかに描いた珠玉の連作集。オトコには解らない、故に愛しい女達の人間模様5篇。
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みんなのレビュー
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最終話まで読んでください
試し読みとか途中までしか読んでいない方には、わからないかもしれません。最後まで読んではじめて、糸が繋がって、そういうことかと分かる、そんな構成になっています。母と娘だけでなく、いろいろな女性が登場します。それぞれに人生があって、悩みがあって、幸せがあって…
私は一人っ子で母はかなり過保護で過干渉でした。でも、仲良し親子です。そして今二人の娘を育てています。そうはならないぞ、と思っていても、やはり娘達にすれば過保護なようです。娘の頃の思い、母となってからの思い、どちらも痛いほどよくわかります。
最終話まで読んでみてください。その感想は、一人一人違うはず。違って当然。そんな作品です。by 匿名希望- 30
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5.0
あまりにも凄くて言葉にできない
あまりにも奥深い愛憎に胸が苦しい。
なに描いてもよしながふみって天才だ。こんなこと今さら言わんでも...と思うけど言いたい、特別な人間や大きな出来事がなくてもこんなにも人間の深い所まで描いて心揺さぶられるのがたった1冊の単行本だなんて。
若林の話が1番印象的ではあったけど全部で1つの作品になっているのでこれはよかったとかそういうものではない...
第一話だけでは母ひどくない?と思ってしまう気持ちもわかるので、できれば分冊でなく全部読んでほしい。
分冊だと人間の一部分しか見てないことになるから。そしてそういうのがテーマだから...!!!by nsk0225- 13
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5.0
母親との関係
母親と娘の関係は、他人が思うより厄介である。
厄介な部分を上手く描いていると思う。
「つまらない」と思った人は、母親との関係が良好なんだと思う。
多少なりとも「分かる」と思った人は、それなりに苦労したんだと思う。
娘の為に。よかれと思って。
と言いながら、自分の感情が反映されていたりするのも、同じ女性同士だからかもしれない。
八つ当たりと言いながら、蹴るのは間違っていると思うが、八つ当たりしているのよと言うのは、なぜか納得した。
大人になると、親への正直な気持ちを話すことはないけれど、改めて考える良い機会になったと思う。by わいん7890- 5
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5.0
ある人のエッセイから。
この作品を読んでみようと思いました。私に子供は居ませんが。
女の子の育て方って難しいのだと想像します。
つまり、ある程度親が「かわいい」「綺麗だ」という肯定的な言葉を使っていかないと、
自分の中に「自分は大切」という気持ちが育たないと感じます。
大人になった時に、「緩慢な人」にさせない為にあえて誉め言葉を使わないと、どうなってしまうか。
そのことの重大性をこの作品はおしえてくれます。
勿論、緩慢が過ぎれば、どんなに美しい人でも、人から世間から嫌われます。
そのバランスを学んでいくのは、人間関係の中にしかありません。
人として最初の人間関係を結ぶ場は、「家庭」。その家庭の在り方の重要性を感じずにはいられません。by ロンソン- 4
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5.0
大好きです
母娘関係の難しさ、ここに全て詰まっています。核心をつきながらも、ゆるやかで上品なよしなが作品が大好きです。コマの運びもテンポも絵もなにもかも最高です。母の愛し方にも個性があり、我が子をそういう愛し方しか愛せなくても、母として人間として認めることが、母娘関係のイデアなのかなと思いました。
by 匿名希望- 8
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