1.0
エデンとはぬるま湯のこと?
同漫画家の作画はすっきりと見やすく嫌いではないが、本作品では男女の区別が目の大きさの違いぐらいで、男性同士だと一層区別がつかないときがあり、ガッカリ。その上、内容が明治・大正期かと見紛うほどヒロインに主体性がない。「視聴率の取れない私の人生」という言葉をしばしばつぶやくが、気にしているのは他者にどう見られているか人の目であり自分はどう思うかじゃないよね。自分で決めたであろう結婚で迎えた婿養子とモラハラだかなんだか考え方や生き方にくい違いが出てきたら向き合って腹を割って話し合わなきゃでしょ。心の中で不満や不安を募らせても何の解決にもならない。自分の若さの衰えや肌の老化など見た目ばかり比較して嘆いている。職業を持つ母親と夫の稼ぎでぬくぬく生きてきて、暇を持て余した末の自己中のわがままにしか見えなくなる。出逢ったイケメンにきれいだと言い寄られ、初恋の男にも口説かれ、ご都合主義の展開。縛りをかける夫と母親のいる楽園から逃げても独りで生きていく覚悟も意思もない。結局別の男の庇護に走ることになりそう。少女漫画のくくりだけど、21世紀になってもシンデレラのように王子様の出現でしか人生の立て直しができないとしたら、何とも情けないメッセージではないか。
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さようなら、エデン。