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御曹司と普通のOLがひょんな事から偽装結婚をするのは、女性漫画では沢山あるありきたりなテーマ。
ただこの作品は、ヒロインのウェディングプランナーであるゆかりが担当した結婚式の当日に
その御曹司の相手である同名のゆかりが失踪してしまい、その代役を務めるところから始まる。
冒頭から本来なら悲しみに暮れ慌てるであろう御曹司司(つかさ)が、表情も崩さず悲観してもいない所がちょっと引っかかった。
最初から政略結婚であり、元々妻に関心が無かったことが徐々に分かっていくのだが。
そのまま二人は式をあげ結婚するが、御曹司と有名企業のお嬢様の結婚なら普通、招待客が気が付きそうなもの。
それも誰も何も言わない。そこも凄い違和感。
当日に結婚したくなくなった!なんてとんでもない我が儘女性って絶対シラッと戻ってくるんだろうなと思っていると
そのままになって笑えた。
このお話いろいろと突っ込みたいところがてんこ盛り。
先ず受け入れるのが難しかったのが、ウェディングプランナーのゆかりが当然知っているはずであろうマナーが
かなり抜け落ちている所。
職業柄接客のプロがすることじゃないのが、わんさか。
お客様の事をさん付けだったり、見送り時にお客様はコートを着ていないのに、自分達は着ていたり、
本来自分が気を遣わなきゃならないはずなのに、お客様に心配されたりと社会人として知っておくべきマナーもできていないと言っていい程。
考えたら初めから、司さんも本当はゆかりの事が好きだったにもかかわらず最初の対応が塩過ぎだし、
ゆかりもいくら社長命令だからと言え、自分の結婚を代役でもいいと引き受けるなんて余りに現実とかけ離れているし。
だから漫画なんだと言ってしまえばそれまでだけど、気になることがあり過ぎて主人公二人に感情移入が出来なかった。
お約束通り二人は途中でお互いの気持ちを知り、本当の夫婦になって行くのだが、
今度は司さんのご実家が立派過ぎて、今時本当にこんな花嫁になるための勉強を必要以上にするのかなとか、
パーティで初対面の人に嫌味を言われて、それに嫌味で返す気の強さ前面の新婚妻がいるのかなとか、
司さんの手のひら返しの様な溺愛にモヤッとしたり。
圧巻は妊娠騒ぎで二人の子供なのになかなか伝えない時のゆかりで私には理解できない事ばかりだった。
流石に司さんが可哀想。
なのでもういいかな。
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結婚、のち恋愛。~冷徹御曹司と身代わり結婚~