4.0
ほんわか
小さな扉絵ですが何故かとてもほんわかした雰囲気を感じて読み始めました。
無料分も多くて嬉しいのもありますが、絵がとにかく大げさでなく心に染みてくるような感じです。
主人公のキヨちゃんは本当は舞妓さんになりたくて、1年前に青森からお友達と一緒に出てきた16才の女の子。
京都の花街で屋形と呼ばれる舞妓さんが集まる家で暮らしています。
第一話は一緒に暮らす舞妓さん達の日常が描かれ、自分の物には必ず名前を記入し、無記名の物は遠慮なく食べられちゃうし、使われちゃうんだとなんか生存競争みたいな感じがしました。
その後、何故キヨちゃんが舞妓さんではなくまかないさんになったのかが、描かれます。
キヨちゃんは本来なら舞子としてこの屋形に来たのだから、それになれないと判断された彼女は実家に帰されるところでした。
が、幸か不幸か従来いたまかないさんが重度の腰痛で辞めることになり、またキヨちゃんの作ったご飯がお弁当続きだった舞妓さん達の舌を捉えてこの家に居続けることを許されます。
という感じで、キヨちゃんの一日や舞妓さん達の日常が、さっぱりと簡潔にそして可愛く描かれていきます。
現在7話を読了。
この先もキヨちゃんの生活が舞妓さん達の生活と交差しながら、ほんわかとそして意外とシビアに描かれていくのを楽しみに読み進めたいと思いました。
-
0
舞妓さんちのまかないさん