4.0
空回るキューピッド達のドタバタ劇
王子の恋を実らせるため、貴族の学生達が悪役や当て馬に扮してイベントを起こすものの、どうも斜め上の展開に。
特に主人公が堅物すぎて恋愛の機微もへったくれもないので、とりあえずメガネくんとデートしてみることに。
王子は何考えてるのか不明すぎて、家臣の勘違いのような気がしてきました。
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10627位 ?
王子の恋を実らせるため、貴族の学生達が悪役や当て馬に扮してイベントを起こすものの、どうも斜め上の展開に。
特に主人公が堅物すぎて恋愛の機微もへったくれもないので、とりあえずメガネくんとデートしてみることに。
王子は何考えてるのか不明すぎて、家臣の勘違いのような気がしてきました。
似てるなと思ったら本当に「王子と乞食」から着想を得たようです。
噂で憧れていた世界へ行き、現実を突きつけられてそれぞれ成長するのが「王子と乞食」なのですが、この話は入れ替わる前から身近にいて入れ替わっても成長する気配はありません。むしろどうやって成り済ますかがメイン。
ジュブナイル小説にあった示唆や教訓がなくなり、ただ単に子供っぽい話です。
面白い組み合わせではあると思いますが。
顔のバランスがちょくちょく崩れるのが気になります。
神官から悪女への転生?は珍しいですが、肝心の神と神官まわりの設定がふわふわしているように思います。
全体的に地に足がつかない感じで、人物の魅力がわかりにくいですね。
なんだろう。
精神年齢が近いというか、思考回路が似かよっているというか。
生け贄とは何なのかが長い間ひっぱられ、次の古代神やら消滅条件やら魔獣と古代神との関係やら、謎が次々出てくる感じです。
父王も妹姫も身勝手な上に国のために動く意志も能力もなくどうしようもありません。
主人公に協力する貴族もいる一方、妹姫についた公女は謀略家で気が抜けません。
戦闘シーンは一瞬で終わって、王家のゴタゴタと古代神の謎がメイン。
主人公は虐待の影響か受け身がちなので、爽快感は皆無です。
主人公の性別問題はかなり引っ張られますが、無料分で決着します。
話の進みはゆっくりめで、日本人作家ではなかなか見ない風俗や社会の詳しさです。
特に建物や官僚など丁寧に描かれていて、正妃のいじめや刑罰までリアルです。
中国の大河ドラマや歴史ゲームが好きならオススメですね。
毒親から妹のためにひどい搾取をされ、解放を願って死んだら悪女の願いのために人生の肩代わり。人間関係の改善に成功するものの、結局自分の人生ではなく、虚しさから再び死を渇望する。
転生先の家族は優しいし、原作男主人公も嫌味なだけでそこまで悪い人でもなく。表紙の侍従は心の底で鬱屈を抱えているけれど、表には一切出していない。
主人公は空虚さをどうするか。誰かの願いのための人生では持たない。
がちがちの宮廷劇というよりは、多少のご都合主義を交えつつ、駆け引きを楽しむ物語。
展開はサクサク進み、ストレスはあまりない。
絵は端正だが、表情は固め。
原作よりザカリーがさらに悪徳商人と化しています。これは息子くん逆らえないだろうけど、ねじこまれた妻の事情を精査しない浅はかさが後に身を滅ぼすんだろうなあと。彼の恋人も原作より悪知恵が働くタイプに変わったのかな。
主人公と恋人の別れは切なすぎるエピソードだけど、式の間ずっとベールの影で泣いてるのはさすがに貴族としてどうなんだろう。化粧崩れるし、夫にはバレるし。離婚契約を持ち出す夫も無神経だが、主人公の言動も……。
話の無駄が少なく、テンポはいい方。
絵はとても綺麗。
貴族の婚外子だが性別を偽り雑用をしていた主人公が母親を人質にとられ、令嬢の身代わりに結婚させられます。「実家」の虐待は相当えぐい上に、異母兄から襲われるというとんでもなさで、そこで脱落する人も少なくないと思います。和解など断じてありえない汚泥のような一家です。
嫁ぐまでを乗り切れば、夫は不器用だけど誠実だし、横恋慕する女性も顔芸で笑わせてくれます。
クールでとっさの判断に長けた主人公の敵ではなく、おバカさん具合が面白すぎてw いい嫁ぎ先を見つけてやってほしい。「実家」が腐りすぎてて、初恋拗らせただけの少女は可愛く思えます。
推しの死亡フラグを折る悪役令嬢もの。
タイトルが変わってるから、捻りのある展開になるかと思いきや、わりと普通。
表情がどうも固いのが気になる。
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悪役令嬢に選ばれたなら、優雅に演じてみせましょう!(コミック)