5.0
ミステリ要素多めのファンタジー
恋愛要素はしばらく薄く、生き残るための画策と王室絡みの謀略、大神官の気紛れに奔走します。
主人公二人とも飄々としていて内心が読めないタイプ。
国王や大神官の方が印象に残ります。
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10685位 ?
恋愛要素はしばらく薄く、生き残るための画策と王室絡みの謀略、大神官の気紛れに奔走します。
主人公二人とも飄々としていて内心が読めないタイプ。
国王や大神官の方が印象に残ります。
天才ゆえに変わったところのある主人公。
主人公の瞬間記憶能力は要所でいかんなく発揮されます。
パートナーも天才で変人。
クラスメイトの剣士は腕は立つものの朴念仁。
原作ヒロインが唯一まともでトラブルメーカー二人のお守りと化しています。
修行で仙人となる世界観かな。
討伐された魔教主を救ってしまった医師が、生死を共にする契約を結ばされ、喧嘩しつつ助ける話。
地元の砦主は暴君のようで、娼妓が暗殺を企み、毒の材料を買い込んでいく。
しかしその毒は効かないようで……。
絵は非常に綺麗です。
丹田などの道教用語が説明なく出てきます。
なかなか込み入った家庭事情で、実家は強烈な貴族主義であり、妾の子である主人公を教育と称して虐待しています。一人目の夫はそれを憐れむ偽善者で、平民将軍の指示を聞かずに特攻して戦死。主人公は訃報を聞いても心が動かず、葬式に泣きもしないので、実家の大奥さまが激怒。将軍が王女の降嫁を望んでいるという流言もあり、王室の威厳を守る意味も兼ねて、主人公を仇と言える将軍に嫁がせます。将軍は部下を死なせた罪悪感からそれを受け入れ、復讐されることを望んでいました。しかし、主人公は前夫を愛していたわけでもなく、実家の意向を汲む気持ちもないので困惑。なんとか誤解をといて苛酷な実家に戻されないよう画策していくという話。
気の弱い主人公が自分の人生を取り戻せるか、将軍に絡み付く謀略を退けられるか、興味深いですね。
憑依か転生と思いきや、ゲームシステムが存在し、主人公が攻略情報とチートスキルで終盤まで進めたルートを無理矢理ねじ曲げる話。
この手の話だと「蜘蛛ですが、何か?」が有名だけど、バトル要素なしの内政のみで面白いかというと……。
跡継ぎの兄、身体の弱い妹やわんぱくな弟の間で皺寄せをくらう主人公。唯一の救いは絵を描いて具現化させることだが、それにより命を消耗し、 余命一年となってしまった。居場所のない実家を出て婚約者のもとへ押し掛けるも、政略結婚で他人同然。なんとか離れを貸してもらうが……。
実家での扱いはなかなかしんどい状態。兄弟よりも両親が問題ですね。両方ともバランス感覚や理性が足りない。主人公が亡くなっても後悔するのだろうか。
絵柄といい、主人公夫妻の性格といい、大変可愛らしい。気配りのできる主人公とちょっと見栄っ張りだけど努力家な夫。冷血漢に見えて案外優しい義父。
主人公の持病が庭の木の実で治ると義父の計画は狂うだろうけど、何かしら手柄をたてれば追い出されずに済みそう。邪魔だからといって消すような性格には見えない。
おとぎ話のヒロイン達によるバトルロイヤル。
DBDや第五人格のような1対多数の戦闘で、その回の鬼が他のメンバーを狩っていく。鬼は自分のおとぎ話を題材にしたフィールドを自由に操れる。
主人公のアリスは完璧なアイドルとしてルールに厳格だったが、心がないと反感も買っていた。ゲーム世界に飲み込まれた後は、失った心臓を猫が
代わりに持ち、かわいいアイドルと厳しいハートの女王で人格が二つに分かれたような状態に。容赦なく断罪の刃をふるうアリスは勝ち残れるのか。
戦闘シーンの連続で勢いがある反面、ルールは知らないとわかりにくいかもしれない。
原作では最悪だった甥との関係を改善し、引き取りに来た姻戚のリューディガーと恋に落ちるのか。列車での襲撃は退けたものの、妙に悟っている甥、いやに友好的な夫人……小さな謎が積み重なる。
とても端正な絵で面白く描かれています。
死神ブラック社に勤める真面目な社員が余命宣告され、自分の生き方を見つめ直す話。
死神とはいえ、回収した魂がどうなるのかはわからないし、魔界のお付き合いも色々。定時ダッシュの死神は笑えるけれど、主人公らしく業務と割りきらずに死にゆく魂に寄り添う。
なかなか周囲に診断結果を言い出せないのも、リアルで切ない。察した上司が本当にいい人。
助けた猫は今後どうするんだろう。死神も入院するんだろうか。
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