葬送のフリーレン
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- 少年漫画週間8位
無料イッキ読み:4話まで 毎日無料:2024/04/01 11:59 まで
あらすじ
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--物語は“冒険の終わり”から始まる。英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
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みんなのレビュー
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たまらなく面白くて切ない
現在発売の4巻まで読みました。
勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、魔法使いフリーレンが魔王討伐を終え王都に戻る場面から始まる物語。全てが終わったところから始まる設定は本当に面白く素晴らしい作品だけど、読み始めてからずっと胸が苦しい。郷愁とでも言うべきか…
ある程度の年齢になると誰にでも思い当たる節があると思うが、愚かな事に大切な人を失ってから気付くことの方が遥かに多い。その時には気付けなかった相手の言動の意味や気持ち。自分が本当に伝えなければいけなかった言葉や気持ち。どれだけ悔やんでも既に相手はこの世に居らず、自分の記憶を辿り後悔するしかない。
何を教えてもすぐに死んでしまう人との旅は時間の無駄だと言い切ったフリーレンが、ヒンメルの死によって自分の一生の100分の1にも満たない時間(10年)の旅にかけがえの無いものを見出す。
幻影鬼がヒンメルを見せたときにはぐっと来たし、ハイターとアイゼンが自分たちの頼みとしてそれぞれの弟子をフリーレンに託し、フリーレンを天国のヒンメルと会わせようとしてるのも泣ける。そして全てお見通しだった師匠(大魔法使いフランメ)の愛情にも心を打たれる。
周りに与えられるだけだったフリーレンが、ヒンメルの死後、人に愛情を表現できるように変わっている。銅像をピカピカにしたり、蒼月草の花畑を作ったり、葡萄を酸っぱくしたり、仲間のための魔法の収集に余念がなく、例え一緒に居なくてもフリーレンは常に彼等とともにある。
フリーレンが未来で独りぼっちにならないため至る所に立ててもらった銅像、いつか一緒に見たいと言った故郷の蒼月草、久遠の愛を意味する鏡蓮華の指輪をフリーレンに捧げるヒンメル。どの場面をどう切り取っても愛情でしかないけれど、その時のフリーレンは大して気にも留めていないように見える。天国でヒンメルに会えたとき伝えられるかな。自分の気持ちとヒンメルの人生は素晴らしいものだったってこと。
今のところ、読者はほぼ登場人物の記憶の中のヒンメルしか知らない。勇者たるヒンメルを目の当たりにしていないし、魔王討伐に成功した一行の具体的な活躍も知らない。にも関わらずとても惹き込まれる。
魔王討伐後も次々と敵は現れ、新たな仲間と魔王討伐の足跡を辿って行く。この先も様々な思い出と気付きを与えてくれるに違いない。楽しみにしてます。by あノにます- 254
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5.0
若くて気がつけなかった気持ち
1000年以上生きたフリーレンが「魔王退治後の世界」をもう一度旅しながら、昔(フリーレンにとってはちょっと前なんだけど)気がつかなっかた勇者の気持ちと自分の成長を思い出を辿りながら確かめていくお話しです。
設定が新しい物語を組み上げた原作者さんは凄いし、作画の方が描く記憶の中の勇者ヒンメルの表情と控えめなセリフが絶妙で、生きる時間軸の違うフリーレンへの全てを飲み込んだ愛情表現が胸をうちます。(ヒンメルは身も心もイケメン!)
セリフなしでホノボノと続く旅の情景のコマで年単位の時間の流れを絶妙に表現していて、フリーレンの時間軸をちょっと擬似体験しながら、自分も昔若くて気がつけなかった気持ちがあったなあ、とちょっと切なくなってしまいました。
2度目の旅の目的地である北の死者と会える地(かつて魔王城があった所)で、天国のヒルメンとどんな再会をするのか。楽しみです。by 匿名希望- 198
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5.0
NEW「そうだね」の一言が、深い
ものすごく大好きな漫画です。
1000年生きていて、人間とは違う「時間」の価値観を持つフリーレン。人間の生は彼女にとってはほんの短い出来事で、時代も"すぐ"変わっていってしまうし、みんな彼女をおいて死んでいってしまう。
そんなフリーレンが、
昔の仲間とのつながりによって出会うこととなったフェルンやシュタルク達と冒険をしながら、
過去の、勇者ヒンメル達や師匠との思い出を静かに振り返る。
フリーレンと旅をして、若いフェルンやシュタルクがどんどん成長していくのだけど、
実は、
長生きゆえに傍観的な視点を持ったフリーレンもまた、
フェルン達との時間によって、
ほんの少しずつ、ヒンメルや師匠の思い出が違った意味を持ち、成長すらしていくように感じる。
たくさんのエピソードが起きながらも、すごく淡々と冒険が進んでいくが、
シュタルクの"誕生日のハンバーグ"のような、なんでもないような小さなエピソードがひとつひとつ、とても良い。
過去の仲間も今の仲間も、皆フリーレンが好きで、大切に思っていて、一緒に過ごすことを楽しんでいる、、
ということが、かなりさりげなく描かれていることを発見した時に、すごく泣きそうになる笑
口にしない想いを、直接的なセリフなく描くってすごいと思います。
また、登場人物もけっこう多いのに、一人一人きめ細かく描かれています。
ちなみにヒンメルはイケメン勇者なはずなのに、実はかなり笑える存在。だんだん読者にもわかってくる笑 気づいた時には、フリーレンが過去を振り返っている時に、一緒に懐かしむような淋しくも優しい気持ちになってしまう笑
そしてこのタイトルにも書いたフリーレン(そして過去のヒンメル)が頻繁にいう言葉、「そうだね」は、ほんとうにとても奥が深い。
ついでに「ふふん」というセリフと、ドヤ顔のフリーレン(そして、すぐ懲りずに魔導書につられてミミックに喰われそうになる、、、)も好きです。
とても静かで万人受けするストーリーではないはずなのですが、
第一期アニメはすごくお金がかかっていそうな上に、とても良かった。
きっとこの漫画が好きな人が大切に作ってくれたんだな、と思う。
好きすぎて、つい、とりとめなく色々書きすぎてしまいました笑
まとまりがなくてごめんなさい。
ほんとにおススメです。漫画もアニメもぜひ両方!by ゴイクン- 0
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4.0
NEWアニメもいいけど
千年生きたら、物事の受け止め方は、生と死への眼差しは、どのようなものになるのか。
知り得ないことではありますが、それを想像したストーリーには、期待した以上の深さがありました。頑張っても人間は百年しか生きられない。その喜怒哀楽の大切さが浮き彫りにされています。また、こんな話だと、どうしても重たくなりがちな展開を、ちょっとしたユーモアで混ぜ返してくるのもgood。
アニメも見たけど、ちょっとキャラの個性を強調しすぎているように見えたので、私は漫画の方が好きです。by あるびれお- 0
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4.0
冒険が終わって始まる新たな旅…
冒険が終わった後から始まる物語は珍しいなと思って購入しました。
時と共に人々の記憶から風化しつつあっても、確実にその時その瞬間を生きていた勇者や仲間がいた。
過去から今に繋がる軌跡を辿り、周りの誰かと関わることで自分でも気付かない変化や成長を感じられ、1つ1つの出会いや繋がり、思い出を大切にしたいと思う心温まる作品でした。
早く続きが読みたいです。by 匿名希望- 11
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5.0