3.0
展開は面白い
戦闘関係の不自然さ、迫力のなさが気になるものの、恋愛展開や原作関係者との関わりは面白い。
ヒーローの格好良さはあまり感じないが、ヒロインの破天荒さや意外さは引き付けるものがある。
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10543位 ?
戦闘関係の不自然さ、迫力のなさが気になるものの、恋愛展開や原作関係者との関わりは面白い。
ヒーローの格好良さはあまり感じないが、ヒロインの破天荒さや意外さは引き付けるものがある。
細工師の娘と美貌ゆえに忌まわしいとされる騎士が、細工剣をめぐる陰謀に巻き込まれ、淡い初恋とともに自らの生きる道を模索する物語。
ファンタジーというより当時の宗教や戦争に切り込んだ歴史物に近い印象。
こういう話は地味になりやすいが、主人公二人が華やかで見栄えがするため、全体として美しく仕上がっている。
なかなかエグい展開なのでそこは注意。
主人公の言動のアンバランスさが目立つようになっていくというか、距離感や自分の立場の分析が甘くてフワフワ惰性で対処するところが気になります。呪いが解けた後、自分の関与を公表しないなら、明確に一線を引くべきでは?
メイドと跡継ぎの距離感ではなく、日陰の身になる覚悟もなく、ヒーローの愛着を弄ぶ感じになり不快になります。まだわかっていて悩むならまだしも。
主人公、弟、侍女、実母、それぞれ不審な点があり何度も説明がひっくり返され、誰も信用できないまま展開が進み気がついたら約束の期限が迫り、刑事が事故の捜査を始めるという展開。これなら刑事視点で描いた方がマシ。漫画連載でぱらぱら読むのはつらいです。
序盤の美しさに比べると中盤の主人公がいまいちなので、それも面食らいます。
一歩間違えばとてつもない混乱を招く「悪役令嬢」の知識と言動を才知で治める皇子。どんな問題でも解ける天才皇子には興味のつきない相手にして、斜め上にカッ飛んでいく天災令嬢。周囲は自然に成長してそれぞれの相手と信頼関係を築いていくけれど、当の主人公カップルは手綱を離さずゴールインできるのか、放馬してしまうのかハラハラします。
貴族階級の規則やマナーを調べずに書いているどころか、現代人としても礼儀がなっていない描写を平気で出していて気が滅入ります。
真偽判定のために真珠をワインに落とすなどありえません。しかも養殖もない時代の粒が揃った貴重品。どれほど苦労して集めたと思いますか。
結婚式に軍服を着るのも王室として珍しいことではなく、ハリー王子もお召しになっています。
挙げ句本人の目の前で年配よばわりとか……。
もう少しきちんと調べてください。
借金に追われて倫理観を切り捨てた女騎士が、結局は非道な行いの口封じとして黒騎士団長に殺されてやり直す話。友人関係や騎士としてのあり方、まともな赤騎士団長とのぎこちない親愛。利己的な側面はあるものの、葛藤を通じて成長する姿が面白く、頼もしくなっていきます。
赤騎士団長はいい人だけど妙に抜けてて良くも悪くも隙があるタイプ。副官は几帳面で細かい感じ。復讐に囚われた友人や危なっかしい金策戦友、人格的に優れているけれど戦力としては厳しい友人......。誰とどう向き合うのか、自分に欠けたところを補っていく主人公。
話が多岐にわたって王家のごたごたがわかりにくいのが難点ですが、総じて人間関係が面白いです。
魔王が弟にその座を追われるまでは、緊迫感もあってそれなりに面白かったものの、その後魔王自身は腑抜けてしまって、ヒロイン達と側近達の試行錯誤がだらだら続く。魔王が返り咲きを望んでいるのかすら不明でビジョンがないまま場当たり的にエウロカエル一派の相手をしたり貢女の救出を図ったり。話が整理されてない。
イチャイチャだの細かいやり取りを詰めて5話を1話にまとめてほしい。
絵もどんどん雑になってるし、読み続けるのがしんどい。
テンプレではあるけど、前世と今世がきちんと連動しているのは珍しいし、自分のダイエットと父の頭髪から医療問題に流れが繋がるのは上手い。
皇太子との不和の原因も納得できるものでありながら、解消していけるもの。
人間的成長がきちんと書かれていきそうで骨太な始まりでした。
しかし、高い!
説明は最小限でテンポよく進む一方、相当はしょっていて戸惑うこともしばしば。
主人公と元恋人以外の生身の人物は言動が一貫しているため飛ばし気味でもわかるが、主人公は憑依したせいか突如暴力に走る傾向があり、その理由はしばらく先で説明される。元恋人は始めから胡散臭い人物で、断片的に情報が明らかになるものの、真意は不明なまま。主人公が安定しない状態で腹の探り合いとなるので読んでいて疲れる。
絵柄はざっくりしていて味があるという感じ。
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悪女は仮面の騎士に騙されない