4.0
誰も正気でいられない
浅慮で粗暴な兄が勝手に婚約者を決め、どんどん厄介な事態を引き起こしていく一方、主人公やエティもどこか病んでいくし、めったに家に戻らない父が兄の軽挙に気づいた途端殺されてしまう。
幸せなはずの場面でも常に不穏な気配が漂うサスペンス。
-
0
10543位 ?
浅慮で粗暴な兄が勝手に婚約者を決め、どんどん厄介な事態を引き起こしていく一方、主人公やエティもどこか病んでいくし、めったに家に戻らない父が兄の軽挙に気づいた途端殺されてしまう。
幸せなはずの場面でも常に不穏な気配が漂うサスペンス。
兄皇子が引きこもり、女王になるべくプレッシャーばかり受けてキツイ性格になった主人公。あまりに当たりが強すぎて自分が馬鹿にした相手が結託して追放・殺害を試みるが、持ち前の魔力で難を逃れる。しかし当てにしていた魔力を失い子供の姿になって、他国の皇帝の部隊に発見される。
帝王学の中に発言の仕方は入ってなかったのか、直接的にあそこまで侮辱してしまうとそれは反発を買うし、相手を馬鹿だと思うならなおさら言い方に気を付けないと。王妃と教師が力不足でバランス感覚のない人物だったのでしょうね。敵を作らないのも賢さの一つなんですが。
実父や異母妹、皇后に追い詰められて収監され、頼りにしていた補佐官も死に、夫にも裏切られたと思って自らの異能で過去の世界に飛んだ主人公。妊娠中だったが子供の姿になり、一緒に過去に渡った胎児の行方もわからない。
継母の悪事を暴き、実父や異母妹から離れて実母の実家に身を寄せるが、温厚すぎて隙だらけ。いざとなればシビアな判断ができる補佐官を引き抜き、一番目の夫だった皇太子や親友だった皇女と改めて親交を持ち、異能を使って皇帝に取り入る。皇室と実父への復讐は順調に進んでいたが、三番目の夫だった皇子が関わりたくないのに強引にアプローチしてくる。トラウマで苛つきながらも皇子の保護と実父の干渉排除が引き換えになった手前、皇子の奇行を諌めて師匠となる人物を手配する。主人公の復讐はあちこちで更なる恨みを買い、地方貴族の掌握も異能を使った綱渡りが続く。良くも悪くも実父に似て来たせいか、実父から今さら親心を示され、連れ戻される羽目に。
色々な親子の情愛と葛藤、成長と挫折が見られます。どうにもならないところはどうにもならないというのも面白い。
人物が多い上に人間関係も複雑ですが、キャラのかき分けはしっかりしていて混同はしにくくなっています。子供達の顔は輪郭が太めで可愛いとは言えないものの、目線ははっきりしていて引き付けられるものがあります。
冒頭に告知みたいなまとめ話が入っていて、話が全然進まないまま無料分が終わり、特に魅力的なコマもなく続きを読みたいとは思えませんでした。あらすじを漫画にして入れる必要あるんでしょうか。短い中でダブりも多いし。
綺麗な絵柄でなんとなく読むにしても、突拍子のない展開や主人公の浅慮が気になってくる。
側近にまで死が近いと思わせたままでいいのか、危うい立場のまま市井に一人で降りて酔いつぶれたりミスコンに参加したりしていいのか、情報管理をどう考えているのか......。
天然で可愛らしいとも言えるけど、主人公は賢い設定っぽいのが違和感。
華麗な絵柄で繰り広げられる復讐劇。
義弟とも仇とも皇室とも腹の中を探り合うシビアさと、嘘か本音かわからない好意。
人間関係が入り組んでいて話の展開が複雑なわりにわかりやすくまとめているのが凄いです。
転生してもコーヒーの果実を見つけたからにはバリスタやるぜ!!と焙煎器やらコーヒーミルやらから作り出すど根性バリスタ日誌。
カフェイン慣れしていない身体で種かじって大丈夫なのかとか突っ込みどころはあるけれど、勢いでガンガン進む。一大産業の始祖はこんなものかもしれない。
やや癖のある絵柄だけど、話の雰囲気とマッチしている。
絵がラフな感じで宮廷モノの割に見にくいです。
話の展開ももたついてて、あまり先が気にならない。
もう少し絵と話をスッキリさせてほしいですね。
回帰もので1,2を争う傑作です。
結婚生活の破綻から何もかも失い修道院で虚しく死んだ記憶から回帰し、夫とも領民とも良い関係を築けるよう努力するものの、王家の確執や実家とのすれ違いでさまざまなトラブルに巻き込まれます。特に王子の横恋慕は他国を巻き込んだ謀略と絡み、ヒロインはその死の責任を問われる展開に。
ハッピーエンドまで本当にシビアな展開が続きますが、読んで良かったと思いました。
絵柄は安定していて見やすさと華麗さを両立してます。
見たことある話だったので、原作もざっくり読み直しました。原作よりコンパクトにまとめてサクサク進む感じです。細かい設定や機微は原作の方がわかりやすいかも。
主人公達のデザインは可愛らしく仕上がってて、表情豊かですね。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
奴隷公爵の愛は、優しくて執拗的だった