出た、この手の作品に付き物の無責任な侍女の噂話!初夜の時は気を付けていたのに何してんの!……と思ったら、それもレストン公爵を牽制する為の策の一環みたいで安心した。父親と違ってお兄様は信頼出来るしね。
幼い頃からアステルを気に入っていたカイゼン。いやかなり拗らせてるな!?なんか勝手に自分は許されないモードに入ってる。いやまぁ許されないような事をしてきたのは確かなんですが。過去の自分がアステルに態度悪かった自覚はあるんだね。でも、テオールの云う通りなんだよ。アステルはずっとカイゼンを慕っていたし、冷たい態度に隠された好意や不器用な優しさを察してくれていた。貴方か愛した女性は、そう云う聡明な女性なんだよ。だからいつかは、テオールに語った気持ちをアステルに伝えてあげて欲しい。初めて見た時からずっと君を好きだったと。
最後に側室にしろって押し掛けてきた王女が出てレストン公爵が慌ててたけど、カイゼンは相手にもしないでしょ。謁見時のあの冷ややかな態度よ……。交流国の王女と云う事で粗雑にはしないだろうけどね。多分カイゼンが冷たくあしらっても、気にせず付きまとうんだろうな。アステルは少しでも妬きモチ妬いてくれるかな?テオールに知られて嫌われないようにだけ気を付けなければw
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皇帝の子供を隠す方法
073話
第73話