5.0
とにかくカワイイ!!おすすめです!!
背が高く力持ちな岩田朔英には、小学校からの幼馴染みがいる。小さくて、好き嫌いが多くて、牛乳が飲めない男の子の神城光輝。いつの間にか朔英よりも大きくなって、好き嫌いもなくなって、同級生の女子に騒がれるようになって……こーき、から神城に変わってしまった神城光輝。一度は離れてしまった二人の関係は、中学の終わりからまた少しずつ近付いて……。
と云う導入から始まる幼馴染み二人のお話。いやもう流石の川原和音先生の作品。キラッキラでピュアっピュアな二人の関係が眩しいです。朔英は、神城を自分にはもう手が届かない眩しい存在だと思っている。神城に好きな人がいると知って、それは自分ではないと思い込んでいる。……でも、読者は早々に気付いているんですよね。神城の好きな手の届かない眩しい星みたいな人は、きっと朔英の事なんだろうなって。クラスメイトが朔英をいじろうとしてキレるのも、人を気遣ってばかりの朔英をいつも助けてくれるのも。神城が、朔英に守られていた小さいこーきではなく、彼女を守りたくて成長した今の自分を見て欲しいんだって。
そんな二人の周囲の友人たちも本当に優しくて、読んでいて嫌な気持ちにならないのもこの作品の良さ。朔英の二人の親友翠と香川も、神城の友人で朔英に好意を寄せていく鮎川も。えっと、無神経な事ばかり口にして早々にキレた神城に蹴り飛ばされた井沢も、まぁ、憎めないです。神城と鮎川が中身までイケメン過ぎて井沢は目に入らないだけで。
嫌がらせもそれに対するざまぁもない、優しくて温かくて、きゅんっとなるお話。40話の無料の後、10話程でキリが良い所までは進みますし、課金しても後悔しない内容だと思います。
取り敢えず。鮎川ーー!!幸せになってくれーーー!!!!
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太陽よりも眩しい星