5.0
Q.この時のヘルト(14)の心情を答えよ
A.カラーになると一層お辛い!!
この頃の幸せそうな初々しい二人が可愛くて辛い。お嬢様がどこまでも純粋にヘルトを好きなことが伝わってくる。そしてそんなお嬢様をヘルトも大切に思っている事も。
いつかヘルトの生まれた街を見たい。ヘルトが育った場所へ行きたい。果たされないと分かっている約束を交わす度に、ヘルト(カイド)がどれだけ辛く、彼女を騙している自分を責めたのかが分かって切ないなぁ。
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Q.この時のヘルト(14)の心情を答えよ
A.カラーになると一層お辛い!!
この頃の幸せそうな初々しい二人が可愛くて辛い。お嬢様がどこまでも純粋にヘルトを好きなことが伝わってくる。そしてそんなお嬢様をヘルトも大切に思っている事も。
いつかヘルトの生まれた街を見たい。ヘルトが育った場所へ行きたい。果たされないと分かっている約束を交わす度に、ヘルト(カイド)がどれだけ辛く、彼女を騙している自分を責めたのかが分かって切ないなぁ。
久しぶりの甘味はイチゴ味の飴!!(涙)
先々読んでいった後に改めてこの出会いに帰ってくると、なんかもうそれだけで泣けてしまう。シャーリーはこの人生を贖罪の為の人生で、だから記憶があるのだと考えている。けれどもしかしたら、ここまでライウスを建て直し、その為に尽くしてきたカイドを救ってあげる為に、シャーリーは生まれて来たんじゃないかな……
お嬢様を失った後のカイドの姿が本当に痛々しい……。15年、彼はこんな自責に苛まれていたんだなぁと。カロンや他の使用人たちが、いつしかカイドを案じる側に変わったのも分かる。
カイドは本当はお嬢様だけは処刑したくなくて命を救いたかった。だから彼はお嬢様を北の修道院へ送ろうとした。自分の故郷にある修道院へ。かつて交わした故郷へ連れていく約束の代わりに。
その事に気付いて、自らその道を閉ざしたのはお嬢様の側。だからシャーリーは自分を嘘つきだと責めて、自分を失って苦しんできたカイドに謝罪している。何故ならば、自分を生かすと言う事が、カイドの新しい領主としての妨げになることを彼女は分かっていたから。前領主の一家は憎まれて処刑されなければならない。少しでも情を残せば、彼らを討ってライウスを救ったカイドに疑問を抱く人間が出るかもしれない。そんな中でよりにもよってカイド本人が前領主の娘に情けを掛ければ、それはそのままカイドへの不審に繋がりかねない。……だから、お嬢様はおかしてもない罪を告白し、カイドが自分を救えない状況を作り出した。断頭台でも最後まで悪女を演じて、処刑される自分に一切の同情が向かないようにした。
本当は個人としてのカイドは叫んで駆け寄りたかったんだと思う。お嬢様を死なせないでくれ、その方はそんな非道な方じゃないんだと。けれど貴族として民を救い、新しい領主としてライウスを守らなければならない彼には許されない事だった。ここで躓けばライウスは再び立ち上がれない、それだけの余力はもうないと分かっていたから。そうなれば沢山の人間が飢えて死ぬと分かっていたから。個人の願いと領主としての使命。その二つでカイドは沢山の命がかかった後者を選び、そちらを選ぶしかなかった自分を責めながら生きてきた。せめて、この時に愛する人を犠牲にしてライウスを救う選択をした事が、正しかったと言えるように。
その余りに辛い15年の間の1場面がこのお話で。カイドはこの後もずっと、こんな苦しい時間を過ごして来たんだろう……
もう何度目かの読み返し中。数ある作品の中でもトップクラスに好きな作品の好きな場面で読み返す度に星100くらいつけたい。やっと押さえ込んできた気持ちを吐き出せたカイド。愛するお嬢様を欺き救い出せず死へ追いやり自分を削るように生きてきた。お嬢様の命を奪ったのだから、必ずライナスを豊かに幸せにしなければならないと自分を責めて。そしてシャーリーがお嬢様の生まれ代わりなのだと気付いた後も、自分には彼女の手を取る資格はないのだと言い聞かせて、せめて来世では求愛する権利が欲しいと、そんな願いに縋って。
その彼が叫んだ「今を来世としてはいけませんか」の告白と、それを受け止めてくれたシャーリーの気持ちに涙がぼろぽろ出てしまう。その後の三十路近くなった今の自分と年下だった過去の自分を気にする面倒なカイドと天然魔性なお嬢様のシャーリーのやり取りが可愛い。初恋をこじらせた二人が、やっと手を取り合えて良かった。
長く読んできて初めて「レイモンド良くやった」と思えました。少しずつ名誉挽回してエリヤの気持ちを取り戻していけるのかな?今の時点では、エリヤ自身はともかく、読者的にはジェレミーかジェードを推したい気持ちがまだまだ強いので……。
ただ、序盤を読み返していると最初からエリヤがレイにとって特別だったのは良く分かる。けれど彼が大切だと思った存在は、いつだって父や異母兄に踏みにじられ奪われてきた。だからいつからかレイモンドの中には、本当になくしたくない物は大切だと認めてはいけないと言う考えが生まれてしまった。エリヤを失って自分の本心に気付くまで、彼はそうして生きてきた。そして気付いた後も、それを上手く制御出来ずに気持ちを押し付ける事しか出来なかった。この辺りはエリヤが消えた6年の孤独と、再び彼女がいなくなるのではと言う不安も、その押し付けがましさを助長させて来たんだと思う。
ただ、レイモンドは少しずつ少しずつ変わり始めたんじゃないかと感じる。求める愛から与える愛へ。カーライルを初めて抱き締めた時の父性や、今回二人を救う為に火の中へ飛び込んで行った行動。そもそも、幼いエリヤが恋をしたレイモンドは心優しい少年だったのだから。リセナ達に命を狙われ窮地に陥ったエリヤとカーライル。そんな二人の為にレイモンドがどんな行動を取るのか。恐らく物語的には、エリヤとレイモンドは分かりあってカーライルと家族としてやり直すんだろう。その時に良かったなと思えるように、レイモンドには頑張って欲しい。
あの本編は一体………となる勢いで平和な後日談ににやにやしてしまう。あの、旦那様なんか耳!わんこの耳が生えてます!!感情を上手く表せず誤解されてばかりだったアインズの箍が外れたような姿が微笑ましい。すっかり愛妻家の親バカで、メルヘンも幸せそうで良かった。リエフとヨセフもすっかり大きくなって、恋の予感もあったりして。まぁ彼氏候補くんには親バカの父親から既に牽制がかかっているみたいで、そこも笑ってしまった。素敵な家族になったなぁ……
前回コメントで皇太子とエミリアーノに回帰前の記憶があるなら、いつかカッセルにも記憶が戻るかもと書いたけど、こんなに早く戻るとは思わなかった。なにが引き金になったのか、カッセルも思い出してしまった。皇太子妃として苦しみながらも凛として立ち自分を振り返りもしなかったかってのイネスを。そしてそんなイネスに何も出来なかったあの時の無力な自分を。……そうしてイネスが今回の人生で口にした、様々な言葉の意味に気付いてしまった。
この事が、今後のカッセルを苦しめそうで少し心配。最初の人生でイネスを守れなかった無力感は、今生のカッセルの中にも残っていたんだろう。そしてもしかしたら、それがカッセルがイネスの愛を信じきれない一因だったのかもしれない。自分の記憶が戻ったことをカッセルは伝えられるんだろうか。記憶の戻った彼の中には、なぜ何も出来なかった自分をイネスは今回の人生で選んだのかと言う疑問が生まれてしまった。その理由は、イネスが最初から言っていた「有責にして離婚しても問題ないくらい顔が良いから」。………けれど、本当に?ここに来て思うのは、まだ回帰前のカッセルとの事を思い出していない幼いイネスの中には、今度こそカッセルと人生を生きていきたい気持ちがあったんじゃないかと言う事。個人的な願望だけど、そうして残っていたカッセルへの回帰前の気持ちが、幼いイネスにあの選択をさせたのだと思いたい。
他作品から作者さんに飛んで一気読み中。本当に良い作品で大好き。エッロいんだけど物語の中身がちゃんとあって、主人公二人が一途で尊い。
今回のお話は読んでいて泣けてしまった。和泉さん絡みのお話は、まるで雪解けのようにじわじわと広がる暖かさを感じる。愛している気持ちを上手く伝え会えなかった母子。今さらになって相手を大切に思っていると気付いた夫婦。この三人の関係が回り始めたのは、蓮さんが勇気を出せたから。蓮さんが勇気を出せたのは隣に朱がいてくれるから。その朱も、蓮さんに救われて、たくさんの人に支えられてここにいる。
和泉さんの命は短いらしいけど、なんとか長生きして親子3人の新しい人生を歩んで欲しい。もうすぐお嫁さんや子供も増えるだろうしね。
今読んでる逆ハー作品の騎士キャラが酷すぎて癒しを求めに来てしまった………w
この捨てられた皇妃は逆ハー作品の初期作品の一つで、メインヒーローである因縁相手の皇太子、愛が重いヤンデレ系頭脳キャラ、そしていつもヒロインを近くで守り支えてくれる騎士(と、ついでに攻略対象外のお父様)の誰もが魅力的で上手く3人を回していた作品だなと改めて感じた。
で、この作品の騎士カルセインが、個人的には大好きな騎士キャラなんでした。最終的にはルブリスと結ばれるのは分かっていたし、後半からルブリスの内面が描かれてどんどん魅力的になって行って、ティアと結ばれて欲しいとは思ったけれど………やっぱり一番良い男なのは君だよカルセインっっっ!!多分ティアを一番好きで一番幸せにしてくれただろうヒーローはカルセインだったんだろうな……。子供の頃は乱暴で、でもティアと出会って成長していくと共にどんどん大人になって、いつだって辛いときには隣で支えてくれて、最後は彼女が好きな相手が自分じゃない他の男性だと気付いて気持ちを伝えないまま彼女への恋に別れを告げる………(この場面は次の最終回だけどコメント既にしちゃっていたので)。この一途さ、献身、心身共に強く気高く潔く、愛した人の幸せを願い続ける、カルセインこそ理想の騎士だなぁ。これから彼は主君とその妻になった初恋の人に、忠実な騎士として仕えるんだろう。やっぱり誰より幸せになって欲しい……
コメント欄でエヴァン回かどうかだけチェックしてたけど、なんかそれさえもう良いかな……。正直もう内容はどうでも良いけどラシードがカッコよければOK!って人しか高評価入れてない気がする。個人的にはラシードもどこが護衛なん?騎士なん?ただの男娼じゃんって感じで、騎士好きとしても全然ときめかない……。毎回アレスに出し抜かれてソフィア教われてるし、騎士らしく役にたった場面あったっけ?顔と体が良くてエッチがすごいよ!ってアピールしか印象にない。
各担当話の評価を見てもぶっちぎりで一番人気はエヴァンなんだろうに、そのエヴァンをないがしろに放置する悪手を平気でするのはある意味すごいな。なんだかんだまたエヴァンがカッコ良く救済ヒーローで登場したら評価上がるんでしょ?とか考えてるのかもしれないけど、その前にエヴァン推しは作品にもソフィアにも愛想が尽きて離れそう。
逆ハー物の他作品に比べると、明らかにヒーローの回しが下手で、結果ヒロインが頭も股も緩いだけのキャラになってる気がする。ローテーション制ツッコまれ始めたから乱◯展開にしましたって……。
狼領主のお嬢様【タテスク】
005話
Chapter5