4.0
副社長に免じて
結婚式当日にトンズラした彼の名前が副社長と1文字違いだったり、新婦の両親との初顔合わせが式当日だったりと、いくら漫画だからといってもあまりに都合が良すぎる設定ですが、副社長がとてもいい男性で、主人公が幸せになれそうなので、私の中では良しとしました。笑
この先の展開で、幸せな二人の様子をたくさん見せていただけたらと思います。
-
1
59位 ?
結婚式当日にトンズラした彼の名前が副社長と1文字違いだったり、新婦の両親との初顔合わせが式当日だったりと、いくら漫画だからといってもあまりに都合が良すぎる設定ですが、副社長がとてもいい男性で、主人公が幸せになれそうなので、私の中では良しとしました。笑
この先の展開で、幸せな二人の様子をたくさん見せていただけたらと思います。
大好きな妹を病で失った姉と、妹の婚約者。二人が苦しみながらも惹かれ合い、互いを必要としていくストーリーです。
妹の死後に二人が恋愛関係に……というだけの話ではなく、実は妹の生前からそれが芽生えていて、さらには妹がそれに気づいていたという、複雑な状況です。姉の気持ち、彼の想い、亡き妹の残した『呪い』。それらが丁寧に、胸にズンとくる重さをもって描写されています。
この物語の主人公である姉は、いつも明るく元気で、それでいてどこか空回りしているような、痛々しいような印象を受けます。一見すると快活なのに、その姿になんだか心がざわつく。
『痛み』の表現が秀逸です。本編はもちろんのこと、表紙絵や扉絵など、随所になんとも胸を締めつける痛みが描かれています。
そうした痛みを抱いて、生きていくこと。二人が出した答えが心に沁み入る、物語のラストです。
旅行会社に勤める男女二人が、海外赴任(独身者対象)を回避するため、『結婚する』と周囲に嘘をつくことから始まるストーリーです。
ところがこの二人、実際には人とのコミュニケーションが苦手で、結婚どころか恋愛もままならず、それぞれが自分の趣味や好きなものを最優先にしたお一人様生活を送っている状態。各々の現状を守るための作戦だからと実行に移したものの、突然に結婚を偽装するなんて高難度にもほどがあるわけです。
緊張しすぎて挙動不審ですらある二人の偽婚約者ぶりをよそに、嘘の結婚話はあっという間に周囲に広まり、職場の人たちや互いの親族までを巻き込んでいきます。そのうち二人は、お互いを意識し始めて……。
拾った猫を大切に育てている大原君と、地図を見るのが大好きな本城寺さん。二人の不器用でこじらせ気味なやり取りは、かなりじれったいです。サクッとスパッと進行してほしい読者には向いていないと思います。臆病で遠回りな恋愛を温かい目で気長に見守る作業が好きな方におすすめです。
1話が長く読みごたえがあります。ありがたいことです。
青を基調としたフルカラーの絵が綺麗です。人物の動作のデッサンにやや難がありますが、ストーリーの妨げになるほどではないと思います。
主人公がたくましく成長していく姿が頼もしい。可愛い妹のために、最強の鞘と共に強くなっていってほしいです。
設定としては、非常によくあるものです。巷に溢れかえっています。それでもこの作品には興味深いところがあって面白かったです。
嫁いだ相手が、さすが神様。主人公にかけてくれる言葉が心に沁みます。ずっと虐げられてきた主人公にとって、龍神様の言葉は大きな救いになると思います。
絵が綺麗で好きです。柔らかな雰囲気に癒されます。
絵がとても綺麗ですね。フルカラーがより一層、登場人物たちの魅力を引き立てています。
仙女ではない主人公と、仙女である姉。けれどそれはあくまでも目に見える能力だけのことで、慈愛の心を持つ主人公の方がよほど仙女に相応しい。あのような汚い心の姉が、仙女であるはずがない。私はそう感じました。人を癒す力というものは、生まれつき備わった能力だけで測れるものではないと思います。
軍神がカッコいい。そしてとても優しく温かい。惚れます。
それぞれ辛い生い立ちの二人が出会って、互いを慈しむ姿がとても美しく尊いです。
都会で受験戦争に挫折し、農業高校エゾノーに入学した八軒君のお話です。
中学の担任に勧められるまま訪れた農業の現場は、八軒君にとって驚きの連続でした。生徒たちはガチで農業を学びに来た農家の跡取りばかり。誰もがしっかりした将来のビジョンを持っています。夢も何も持たずにやって来た八軒君は、なんだか肩身の狭い気持ちになってしまいます。
早朝から当番で鶏の世話、授業で豚の世話、馬術部で馬の世話、バイトで牛の世話……とにかく動物の世話、世話、世話。体力勝負の毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
そんな日々の生活の中で、八軒君は、畜産において避けることのできない現実と向き合うことになります。それは、『育てた動物は出荷して肉になる』という現実。名前までつけて大切に世話をした豚の出荷に直面した時、八軒君が悩みに悩み抜いて出した答えには、ぐっとくるものがありました。何が正解なのかは私にはわかりませんが、命について悩み抜くことこそに意味があるのだと感じました。
ちなみに、凄惨さは抑えられていますが屠殺の描写などが多少ありますので、極端に苦手な方は注意が必要かも知れません。
都会っ子の八軒君と農業ガチ勢の同級生たちとの関係は案外うまくいっていて、面倒な頼まれごとを断らず、苦手なことにも真摯に取り組む八軒君の人間性を、皆が認めて応援し、頼りにしてもいます。受験のトラウマに苦しんできた八軒君にとって、そんなエゾノーでの生活はかけがえのない青春の日々になっていきます。
作者さんの実体験が反映された作品ということもあり、農業高校での実習や寮生活、行事、部活、農家でのアルバイトなどの様々な場面がとても詳しく活き活きと描かれています。ばんえい競馬の様子などもリアルに描写されていて、地元民には嬉しい限りです。
ストーリーに笑いをふんだんに盛り込んでいるところがまた良い。お腹を抱えて笑ってしまう場面も多くあります。工業高校との意地の張り合いや、ブラジャー紛失事件などが私にはツボでした。
女子校の日常をこんなにも平和に、こんなにも愛おしみのある笑いで溢れさせた作者さん、最高です。
星先生と小林先生の両キャラクターはもちろんのこと、女子高生たちの言動や行動、たたずまいそのものにすら笑ってしまいます。この空気感が大好きです。
エピソードひとつひとつがなんとも言えない味わい深さで、爆笑しながら気づけば癒されています。日々の忙しさを忘れさせてくれる、笑いで肩の力を抜いてくれる作品です。
清き魂を持った青年が、慎ましやかなスローライフを送りながら無自覚に悪霊を祓っていくストーリーです。
悪霊祓いというと邪悪で恐ろしい場面を想像しがちですが、この主人公は悪いものが見えていないので、本人が気づかないうちに祓い終えています。怖い絵面はありません。
逆に、善いものは主人公の目に見えます。主人公が一人で暮らす家の庭には、方々から集まってきた善き神々が住んでいます。
この作品の大きな魅力は、主人公が無欲で、とても清らかな心をもっていること。神様が富や幸運をもたらしてくれた時にも、こんなにたくさん受け取れないと恐縮してばかり。さすがはメモ書きの文字だけで悪霊を祓える魂の持ち主だと、感嘆してしまいます。
主人公と神様たちのほのぼのした日常を見ていると、なんだかこちらの心も清められます。日々の生活に疲れた人におすすめの癒し漫画です。
11話まで読みました。
敵国に捕らえられ自決か処刑かの2択を迫られた亡国の皇女が、亡き弟との約束を果たすため、命を長らえようと大きな賭けに出るというストーリーです。
敵国の騎士キルスタン卿は、実は心の優しい男性なんだろうなと感じました。もしも人間の女性が竜人である自分の子を身籠れば、必ず妊娠中か出産時に死んでしまうことがわかっているから、誰をもそんな目に遭わせないよう、独り身を貫いている。
けれどキルスタンは、自国の皇帝から後継者をもうけるよう再三命じられています。
それを知った皇女は、処刑当日に『キルスタン卿の子を身籠った』と皇帝に告げます。もちろんそれは生き延びるための嘘です。
無料11話ではここまででした。
この先、タイトルにあるように二人は契約結婚を交わすのでしょう。
現時点での二人の関係は、皇女が自身の死を逃れるために構築されたものですが、もしかするとその血筋から、竜人の子を産むに耐え得る唯一の女性かも知れない皇女の存在は、竜人であるがゆえの孤独を抱えて生きてきたであろうキルスタンの心に、何かをもたらすのではないかと期待しています。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
マリッジシンデレラ 拾われた花嫁は一途な副社長に溺愛される