チールーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全300件
  1. 評価:3.000 3.0

    NEW
    不穏なまま続くストーリー

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    10話まで読みました。
    ここまでの印象を一言で言うと『不穏』です。
    主人公が幼なじみのエドリックのことを恋い慕う回想でも、エドリックが主人公への想いに気づく場面でも、なぜかその雰囲気はいつも『不穏』。
    エドリックの顔にはいつも冷酷そうな笑みがあり、主人公に至っては笑顔すら見せない。エドリックの母親は主人公に冷たく、息子ともうまくいってはいない。
    とはいえ、それぞれが表立って激しく揉めるようなことはなく、主人公のお見合いが静かに破談になったりしながらストーリーは続いていきます。
    エドリックの婚約者とその愛人が登場してからは、多少は表立って揉めますが、それにしても何と言うか、ヒタヒタと冷たい何かが近づいてきているような、そんな物語の進行です。
    この先はどんな展開になっていくのか、今の時点では全く想像がつきません。このまま暗いばかりのお話なのか、それとも主人公が何らかの光を見出すことがあるのか……。

    • 9
  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    幸せになってほしい

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    祖国のために隣国の第一王子に嫁いだ主人公。ところが夫は愛人を作りまくり、正妻である主人公をないがしろにします。姑である王妃にもいびられ、それでも主人公は祖国のために献身的に公務をこなし続けます。

    ある夜、公の場で夫の愛人の1人に転ばされワインをかけられた主人公。夫は主人公に手を差し伸べず、それどころか叱り飛ばしてきました。主人公は涙ながらに宮殿を飛び出し、夢中で庭を走っていたら、薔薇に囲まれた美しい建物にたどり着き、そこにいた不思議な銀髪の青年に遭遇して……。

    物語冒頭の説明から読み解くに、この銀髪イケメンは、腹違いの第二王子だと想像できます。彼はなぜか主人公を知っていて、自分の結婚相手だと言い放ちます。
    過去に2人にどんな接点があったのか、なぜ自分の結婚相手だと言うのか、第二王子と主人公のこの先の展開が楽しみです。できるならば、主人公には第一王子ではなく第二王子と幸せになってほしい。道のりは平坦ではないでしょうけれど。願わくば、主人公の有能ぶりを知る王様が2人の味方になってくれたら何より心強いのですが……。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    腹に剣が刺さったイケメンと暮らす日々

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    血の繋がらない家族に虐げられてきた主人公が、高齢の公爵のもとに嫁がされるストーリー。
    ……と思いきや、なんと公爵様は若くてイケメン。そして何より、腹に短剣が刺さっている!

    実は公爵様には、訳あって不老不死の呪いがかけられているとのこと。腹の短剣は主人公の目にしか見えず、それを抜くことができるのも主人公だけ。剣を抜くと呪いは解け、公爵さまは亡くなるのだと言います。
    もう死にたいから剣を抜いてくれと言う公爵様に、主人公はせっかく嫁いで来たのに未亡人になるのは嫌だと答えます。自分が死ぬ時には抜いてあげるから、それまで夫として側にいてほしい、と。

    やたら長く生きてしまって日々の喜びを失っている様子の公爵様と、これからの生活に希望を見出し、庭仕事や片付けに公爵様を巻き込んでいく主人公。それに素敵な執事さんが加わった3人での生活は、なんだか楽しそうな予感がします。

    この先おそらく主人公は歳を重ねていき、公爵様は若いままなのでしょうが、そうなった時の2人の関係性の描写にも興味があります。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    祝・フルカラー版

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    少し彩度を抑えたレトロな印象の色彩が、作風に合っていてとても良いです。

    改めて1話目から読んで、主人公の実家のメンツの性格の悪さに辟易しました。姉妹はともかく、無条件に子供を愛するのが親の本能でしょうに。

    旦那様が麗しく、主人公もとても美しい。出会うべくして出会った2人だと思います。素敵なフルカラーで2人のこの先を読ませていただきます。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    瞬時に惹きつけられる

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    読み始めてすぐに没頭しました。ストーリーも絵も素晴らしく、登場人物たちの魅力にハートを鷲掴みにされました。
    陽気で情に厚い青年アルマと、クールとオラオラが同居する女性タオの2人が、表向きは繁華街の問題解決屋として、裏では禍々しい化け物相手の掃除屋として活躍するストーリーです。

    最初のエピソードで、アルマの出自が明かされます。辛い宿命を背負って生まれてきたアルマが、人として人のために生きようと心に決めて戦う姿に、胸を打たれます。

    エピソードの面白さが抜群です。話ごとに出てくる登場人物たちに感情移入しながら読んでいます。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    つかみどころが難しい

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    アイドルを目指す男性が志半ばで事故に遭い亡くなるも、そもそも彼はあの世の電算エラー(?)により違う体で生まれてきてしまっていたことが判明。もう一度、今度は本来生まれるはずだった体で生き直すチャンスを得る、というストーリー。
    二度目の彼は超絶イケメン。アイドルグループに所属し、あっという間に注目を集めて……。

    一度目では上手くいかなかったアイドルへの道のりを、きらびやかなビジュアルを得た今度こそは……という内容ですが、進行についていけないというか、うまくつかめない、入り込めない感がありました。私に合わなかっただけかも知れませんが、人物の行動や言動を追っていてもどこかつかみどころが難しい印象でした。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    会話が軽妙でクセになる

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    タイトルを見ると、ドロドロまたは病み系だと推測されますが、違いました。なんとラブコメでした。
    しかも『墜落』なんですね。私はパッと見『堕落』と読み間違えてしまいました。なるほど主人公のJKは、堕落はしていないですもんね。墜落は何度かありますが。

    ちょっとネガティヴな主人公JKと、生徒たちから『廃人』と呼ばれる男性教師のお話。周囲の生徒たちや他の教師たちがほどよく絡んで、ストーリーはテンポよく進んでいきます。
    主人公はいわゆる陰キャですが、実は話すと面白いし、とても優しい心を持っています。真面目ゆえ真剣に悩みすぎるきらいがあり、なんだかんだで時々墜落します。
    廃人教師は、いつもけだるげでニコチンまみれで言動もクズめですが、実は生徒のことをさりげなく導いたりもしています。悪い生徒へのアプローチも絶妙で、教師としての問題解決能力は高いと感じます。ふとした時に漏れ出る大人の男のカッコよさにも注目です。

    この作品の魅力は、なんと言っても会話だと思います。軽快なテンポとセンス抜群の言葉選びで、どんどん読まされます。思わずクスッと笑ったり、お腹を抱えてしまうほど笑ったり、2人の会話にとにかく笑わせてもらいました。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    凛とした主人公

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    よくある設定かなと思って読み始めましたが、オリジナリティーがあって面白いです。絵もとても綺麗です。

    孤児の主人公が、代々娘を生贄に出す決まりとなっている名家に嫁ぎ、一年後に山神様の生贄になるというストーリーです。
    主人公の旦那様は、結婚してから一年間ずっと主人公に冷たく接していましたが、それは生贄に出される主人公への罪の意識からでした。実は旦那様本人も、生贄を娶るために生まれて育てられた立場でした。
    主人公が生贄として洞穴に閉じ込められた日、旦那様は洞穴を塞ぐ岩の前で泣きながら主人公に謝罪し、本当はずっと愛情を抱いていたことを告白します。それを聞いた主人公は、来世でもこの人と結ばれたいと願います。
    すると山神様が現れ、その力で、なぜか主人公は一年前に戻り……。

    主人公がどんな時もしっかりとした考えを持っているところに好感が持てます。村人たちに虐げられてもやられっぱなしではない、芯の強さが美しい。
    一年前の旦那様はやはり主人公に冷たく接していますが、本当はその内に愛情が溢れていることを知っている主人公は、彼との距離を少しでも縮めたいと努力します。
    一年後にはまた生贄に出されてしまう運命にある主人公が、山神様に与えられたこの猶予で旦那様と束の間の幸せを得ることができるのか、この先の展開が気になります。

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  9. 評価:5.000 5.0

    知りたくなる

    先が気になって、絵の秘密が知りたくて……どんどん読ませる惹きつけ方がさすがです。
    この数枚の絵、真相がわかる前からなんだか不気味で怖いんですよね。

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

    考えることがたくさん

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    人間とチンパンジーの間に生まれた『ヒューマンジー』チャーリーのお話。
    チャーリーは言語を話し、チンパンジーの身体能力を持ちます。思考は……どちらかというと、チンパンジー寄りなのでしょうか。チャーリーが時々、『人間はこう考えているんだね、僕はこうだよ』と語るその言葉に、ハッとさせられます。
    人間と動物、生命そのものについて、色々な視点から考えさせられる作品です。

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