チールーさんの投稿一覧

投稿
499
いいね獲得
910
評価5 34% 168
評価4 46% 232
評価3 18% 90
評価2 2% 9
評価1 0% 0
1 - 10件目/全408件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    美味しい食事は大事!

    食べることが大好きな最強女剣士と、ものすごい強化飯を作れる料理人がタッグを組んだら、そりゃもう最強です。

    女剣士アリエルが、とてもカッコよく絶妙に可愛い。彼女の強さと性格の良さは、読んでいて清々しいです。

    料理人マルクは善人。料理を作る人はぜひともこうあってほしい。強化飯であることを置いておいても、食べる人のことを思いやるからこそ美味しいものが作れると思うので。
    ダンジョンでの知識が豊富なマルク。危機管理能力も備わっており、頼りになる存在です。是非とも我が家に来て、私にバフ飯を使って欲しいです。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    NEW
    最強のパシリ!

    ネタバレ レビューを表示する

    中学時代に最強チームのパシリをしていた主人公が、高校生になったら日々を平穏無事に過ごしたいからと進学校をを志望するも、手違いで不良だらけの高校に入学してしまうストーリー。

    周囲も、本人でさえも思いもよらず最強だという設定が面白い。無自覚なままどんどん相手を倒してしまう主人公と、その強さを潔く認める相手との交流が清々しくて良いです。強さが全てという校風だからこそ、もしかすると主人公の強さがあれば平穏を手に入れることができるかも?(いや平穏は無理か)

    絵柄はセンス良く、人物それぞれの描き方に個性があって好きです。
    序盤ではまだその全容が見えていない最強チーム『獄門天』のメンバーの登場に期待しています。めっちゃカッコいい予感がします。

    • 4
  3. 評価:5.000 5.0

    秀逸

    各話の魅力に強烈に惹きつけられる、個性的で上質な短編集です。
    本能に抗う獣たちを描いているかと思えば、本能に従う姿も描く。当然にそれぞれの心情は、理性的であったり、衝動的であったり。生の美しさとシビアさが凝縮されていて、刹那の輝きに心奪われます。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    斬新

    超少子化の未来を描いた作品。
    子供は社会の「宝」であり、ひと所に集められ大切に育てられています。大人は子供たちに敬語で丁重に接し、当然のように子供たちは甘やかされ、その結果、問題行動なども見られるように。

    そんなさなかに現れる伝説の大人、サンタクロース。全ての子供を愛し手を差し伸べるこの存在が、いびつになってしまった世界をどのように救うのか。

    ストーリーが複雑でわかりにくいところもありますが、作品の独特の世界観はとても個性的で魅力的です。
    改めて、サンタクロースは世界中で善良な大人の代表なんだなと再認識しました。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    本能

    テーマが深い。肉食動物の本能についてはもちろんのこと、捕食される側である草食動物に備わった抗えない本能のようなものの描写も興味深いです。

    動物たちは服を着て、学校に通い、まるで人間のような生活をしており、この世界で肉食動物が草食動物を食べることは禁止されています。(が、しかし……)
    多種多様の獣が登場する作品だけあって、本能、欲望、衝動が飛び交うストーリー展開です。

    裏でほどよく本能を解放して表向きは大人しく社会生活を送る者、大切な存在のために本能に抗い続ける者、欲に任せて暴走していく者。肉食動物たちそれぞれの在り方は、人間の営みにも通ずるものがあるように感じました。
    いつ食われるかわからない中で生きる弱小動物たちの死生観にも考えさせられます。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    これは続きが気になる

    ネタバレ レビューを表示する

    訳あって平民の暮らしをしてきた皇女が、満を持して都へ上がることに。しかし成り上がりを夢見る村長の娘(親友)に騙され、なりすまされてしまう。主人公は口封じに命を狙われ、追われてなんとか逃げ込んだ廃寺で、ある男性に助けを求め……。
    と、ここまでが1巻の内容です。
    なかなか面白い。続きが読みたくなります。

    ちょっと癖毛で引っ込み思案な主人公。でもきっと磨くと美しくなるんだろうなと想像のできる、宝石の原石のような娘です。
    この先、主人公は自分こそが本物なんだと証明することができるのか。廃寺で出会った男性(イケメン)は誰なのか。この先の展開が楽しみです。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    嗚呼、癒される。

    心にじんわり響く、温かいお話です。
    仕事を終えて帰る前のホスト君と、これから出勤の社畜君が、毎朝、牛丼店で出会う。推しの漫画の話をしながら一緒に朝定食を食べて、「行ってらっしゃい」「おやすみなさい」とお店の前で別れる。
    二人の関係は終始ほのぼのしていて、その優しさに読んでいて癒されます。

    それぞれの仕事や学校(ホスト君は大学生)のエピソードなども盛り込まれ、二人の人間性がさらにわかっていくにつれ、よりいっそうハマります。
    私は特に、社畜君の控えめな善人ぶりにグッときます。縁の下の力持ち、好きです。

    二人を密かに観察する牛丼店の店員さん(腐女子)と共に、これからもこの二人をつぶさにウォッチングしていけたら幸いです。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    心の美しい二人

    設定としてはもう、この上ないほどに『よくある』ものです。しかしながら、余計な寄り道がなくどんどん読める点や、美しい描画、何より主人公とお相手の皇子の心持ちの良さがこの作品の魅力です。

    民のための政治を行おうと努める第二皇子の勇豹様と、それを支える妻の主人公。二人の優しさと芯の強さが好きです。皇子側近の忠真も色々とグッジョブで好感が持てます。

    実は主人公は死に戻りをしていて、一度目の人生では目を向けなかったことを二度目では大切に拾っていきます。そうすると一度目では見ることのなかった世界が開け、事態が好転していきます。
    このエピソードは、私たちの生活の参考にもなると感じました。死んで戻らなくとも、今生きているこの時に、小さなことでも一歩踏み出す勇気を持てたら。

    一度目の人生では勇豹様とほとんど顔を合わせなかった主人公が、二度目では心を寄り添わせようと自ら進んで側へ行きます。その距離感にまんざらでもない勇豹様のご様子が微笑ましく、読んでいて顔が綻びます。

    • 6
  9. 評価:5.000 5.0

    優しい世の中になりますように

    ネタバレ レビューを表示する

    子供を愛し育てている、育ててきた全ての親御さんに敬意を表しながら、レビューを書かせていただきます。

    この作品は作者さんの実体験を元に描かれており、障害児を育てる親御さんの心情がとても正直に、率直に語られていると感じました。綺麗事ではない感情や、親として立派ではない姿も包み隠さず描かれていて、その勇気に拍手を送りたいです。

    人はとかく親を『親としてどうなんだ』と批判しがちですが、親も成長途中の一人の人間であり、特に最初のお子さんの場合はある日突然に親という立場になったばかりなわけで、性急に『親として』を求められすぎても苦しいですよね。
    初めての育児と向き合い、驚いたりパニックになったり疲弊したりしながら、それでも我が子は可愛くて、歯を食いしばって耐えたり納得して受け入れたりして、こだわりを捨てて、自分の器を少しずつ広げて、そうして親になっていく。この作品の主人公夫婦もまさにその最中なんだと思います。

    私はここのレビューについて、皆さんがそれぞれご自身の体験を書かれていることでとても有意義な場になっていると感じました。
    むーちゃんよりも重度の子を育てている親御さん、軽度の子を育てている親御さん、夫が非協力的だという話、周囲の不理解、どのレビューもじっくり読ませていただきました。願わくば、同じ境遇で子育てをしている方、将来子供を産み育てていこうという若い方、子育てとは無縁の方も、一人でも多くの方にこの作品とこちらのレビューを読んでみてほしいです。大人たちがみんなで子供を愛し育てていける社会になりますように。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    センスが良い

    悩みを抱える二人の女性が主人公として描かれ、ふたつのストーリーが並行して進んでいきます。

    絵の雰囲気、セリフ、エピソード、どれもにセンスの良さを感じます。現実味のある題材を扱っていながら、随所に詩的な感覚を散りばめているようなオシャレな印象があります。

    ストーリーそのものはなかなか重い部分があり、読者の中には同じ悩みを抱える人もいるのではと感じます。性自認をテーマとする作品ですが、恋人同士のすれ違いや夫婦の冷えきった生活、職場の人間関係など、誰にでも心当たりがあるような身近な悩みも語られます。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています