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共感する人、心当たりのある人の多いこと
人は十人十色で価値観も性格も違うはずなのに、家庭や夫婦となるとなぜこんなにもパターンが似るのでしょう。この漫画の主人公に共感する全国のママたちの多いこと。
かく言う私にも身に覚えがあります。体調を崩して精密検査を受けた時、家族は主人公の夫と同じような態度でした。一番寄り添ってほしい時にそういう仕打ちをされると、ずっと記憶に残るものです。今も当時のことを思い出すと心がスッと冷たくなるのを感じます。
幸い私の体に見つかったものは良性でしたが、それ以来、私は過度に家族に合わせる生活を見直しました。以前は大好きなミュージシャンのライブに行くことすらままならない生活でしたが(家族に難色を示されると気を遣って行くのをやめていた)、それからは我慢せず『自分にとって大事な時間なので行ってきます!』と宣言して行ってます。渋い顔をされることもありますが、素知らぬ顔で自分のご褒美時間を楽しむ私に、家族もだんだん慣れてきます。
この漫画の主人公は余命宣告後になってしまったけれど、自分の人生をめいっぱい楽しもうと決めて行動する姿が素敵です。
それに、ママやめると言っても実はちゃんとママやってますもんね。ママとは家事をする人のことじゃない。主人公はちゃんと娘の大切なママをやってます。
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ママ、やめます~余命一年の決断~