チールーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全317件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    秀逸

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    設定、ストーリー構成、セリフの表現、描画、どれを取っても素晴らしいです。読み応え抜群です。

    人がその目で見て脳に焼きついた記憶は、本来は当人だけのものであるべきプライバシー。そんな脳の映像を取り出して見る技術を得た世界のお話です。
    犯罪を暴くためとはいえ、脳内は個人の秘密の中の秘密。それを覗くという行為が、見た者に何をもたらすのか。大変に興味深い作品です。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    大作

    作者様の努力無くしては成し得ない大作です。おそらく多方面に膨大な取材をされたことと思います。中でもアイヌ文化の取材については本当に尽力されたんだろうなと想像します。

    壮大でスペクタクルなストーリーと魅力溢れる登場人物たちに、ありとあらゆる感情を呼び覚まされる漫画です。凄惨な描写に目を覆い、埋蔵金の謎にワクワクし、変態たちの所業にドン引きして、時に涙がこらえられず、そうかと思えばお腹が痛くなるほど笑う。脳内が大忙しです。

    この作品の特徴のひとつに、登場人物それぞれの出自や家族関係が深く掘り下げて描かれていることが挙げられます。それは主要キャラだけでなく、旅の途中で出会って過ぎ去っていくような人物であっても同じで、各々の人生の生々しさが臨場感をもって伝わってきます。
    たとえ主人公と敵対する人物であっても、皆それぞれに強烈な個性と魅力があります。全話を読み終えた今の私にとっては、ゴールデンカムイの登場人物の誰もが愛おしい存在です。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    読みごたえのあるストーリー

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    貧民街で靴磨きをして食いつなぐ女性アデルが、最高位の貴族であるチェーザレ・ブオナパルテのある計画に加担し、チェーザレの末妹に偽装するというお話。

    無料7話まで読んでみました。ストーリー構成がしっかりしていて読みごたえがあり、興味を誘う設定やエピソードが盛り込まれています。
    チェーザレがなぜ婚約者の女性をあんなにも嫌っているのか。
    社交界をまるごと騙すべく、アデルがどんなレディに仕上がっていくのか。
    全ての女は自分に気があると思っているチェーザレと、チェーザレに全く興味のないアデル、2人の温度差も面白いです。

    ひとつだけちょっと引っかかっているのが、アデルにレディのたしなみを教育する先生として呼ばれた婦人。厳しく教育しているというより、アデルのことが気に入らなくてただいびっているだけのように見えます。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    かなり怖い

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    いかつい表紙絵ですが、読んでみると絵は綺麗めです。主人公の男子は爽やか系だし、女性の顔も綺麗です。半グレ集団の人相は全員ひどいですが。

    冒頭から恐ろしいことばかりが起きます。悪夢のような内容ですが、現実でもこんな集団いそうだなと思ってしまう妙なリアリティが怖さに拍車をかけます。

    無料分7話までではまだ集落の実態が見えていませんが、半グレ集団のヤバさを上回る何者かが住んでいるんでしょうか。
    続きを見るのが怖い気持ちと、どんなスカッとが待っているのか知りたい気持ちがせめぎ合っております。

    • 15
  5. 評価:5.000 5.0

    リアルなあるある

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    妊活中の夫婦あるあるだらけのストーリーだと感じました。会話や双方の心の動きがとてもリアル。

    性行為の目的を『子供を作ること』と名言した途端に男女の温度差が生じるのはなぜなんだろう。女性は張りきるし、男性は引き気味になることが多いように感じます。性欲のメカニズムの違いもあるんでしょうが、そもそも本能的にも子孫を残すのための行為なんですけどね。
    女性は妊娠可能な年齢のリミットがあるので、主人公の年齢で焦る気持ちはよくわかりますし、それ以前にも話し合いの機会を持つべきだったと思います。
    夫は精神年齢が低いように感じました。自分が親になるなんて想像してみたこともなさそうな。元カノと連絡を取り合っている時点でもう……仮にこのタイミングで妻が妊娠したら、浮気に走る可能性大ですね。

    2人は喧嘩をしたことがない、という点も少し気になりました。喧嘩にならないほど気が合っていて仲がいいというわけではなく、妻が夫に気を遣っているんだろうなという描写がいくつもあったので。例えば、同じ職場の夫が妻に『職場で監視しないでほしい』と文句を言ってきた時、妻は監視していたわけではなくただなんとなく見ていただけなのに、素直に『ごめん』と答えたり。『は? ちょうど視線の先にいるから見えるだけなんですけど。監視とか自意識過剰なんじゃないの?』と言い返せば、簡単に喧嘩に発展する事例ですよね。

    子供についてろくに話し合ったことがない、喧嘩もしない、そんな2人が、タイトルの『夫婦やめますか?』を果たして話し合えるのか。この先の展開が気になります。

    • 59
  6. 評価:5.000 5.0

    子供たちの存在

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    新撰組を描いたストーリーは数多あれど、子供を主役とする構成は珍しいのではないでしょうか。
    主人公・におは、とあるきっかけで土方歳三と沖田総司と知り合い、土方に誘われて壬生浪士組に入隊します。『子供が辛い目に遭う世の中を変えたい』その一心で、におは真っ直ぐに成長していきます。

    壬生浪士組には、におの他にも太郎とはじめという子供がいて、3人の子供たちは互いに影響を受け合いながら一緒の時間を過ごしています。境遇も考え方も違う3人ですが、時にもめたりしながらも揃って前へと進んでいく様子には青春を感じます。
    また、ストーリーの随所に町の子供たちのエピソードがあり、この作品の視点はいつもそこにあるのだと実感します。

    歴史ものを扱う作品は、必ず歴史的なネタバレを伴います。近藤勇が、土方歳三が、沖田総司が、いつどこでどのように命を落とすか、私たちは知っています。新撰組がどうなっていくか、全ては盛大にネタバレされています。
    その史実の中で、におはどう生きるのか。子供たちは何を感じ、どう行動するのか。それがこの漫画の最大の見どころだと私は思います。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    謎の多いストーリー

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    まず絵の美しさに引き込まれました。主人公の顔がとても好きです。男性も超イケメンに描かれていて、絵を見ているだけでも満足感があります。

    無料7話分を読みました。ここまでは謎が多く、まだほとんど何もわからないような状態です。純粋に吸血鬼のストーリーなのか、信仰などが絡んでもう少し複雑なのか……。いずれにしても、結婚を題材にしていながら晴れやかな幸福感のようなものはなく、終始暗い印象です。
    意味深な発言をする執事の女性の存在が気になります。瞳の色が伯爵親子のそれに似ていますが、親族だったりするんでしょうか。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    過ちを教訓に

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    不思議なタイトルだなあと思いながら読み始めました。湖に投げられた石ころとは何のことを指しているのか、読むとすぐにわかります。

    ストーリーはしっかりしていて読みやすいです。過去に何があったか、どう失敗だったか、それを踏まえて今回はどうするか……と、主人公の独白が筋道立てて語られるので、状況や心理描写が理解しやすいです。
    過去に自身の言葉足らずや行動力不足で解り合えなかった弟を、二度目の人生では甘々に可愛がる主人公の様子が微笑ましい。
    これから深く関わっていくであろう王子様とのこの先も楽しみです。

    絵は美しく個性的です。人物の眉毛に特徴があって、つい目が行きます。
    私は王子様の横顔と緑の目が好きです。

    • 21
  9. 評価:3.000 3.0

    うん、これはしまった方がいい。

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    結婚は往々にして我慢の連続だけれど、この事例は『しなくていい我慢』だと思います。何の生産性もない、すがる価値の微塵もない関係。まだ44歳、この男と人生を終えるにはあまりにもったいないです。
    佐伯君の息子さんと主人公がどんな関係になるのかはわかりませんが、まずは夫をピシャリとやってしまいましょう。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    隊員の皆さんに心から感謝

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    救急隊員の皆さんに頭が下がる思いで読ませていただきました。

    私も付き添いで救急車に乗った経験があります。
    娘が生後1ヶ月の時に、夜遅くに泣いていて突然に息を吸えなくなり、そのまま意識を失い呼吸も完全に止まってしまいました。救急要請をしたら、最寄りの消防署の救急車が出払っているから少し時間がかかると言われ、絶望的な気持ちになったことをよく憶えています。
    それでも通話を続けて、救急車が到着するまでの間にできることを聞いて夫に伝えながら、なんとか冷静さを保とうとしました。パニックにならないことは本当に難しいことだけれど、こちらがどんなに慌てても救急車が早く来るわけじゃないなら、少しでもできることを……と必死でした。

    娘の事例では、誤飲などではなかったので人工呼吸を勧められました。生後1ヶ月の赤ちゃんの鼻をつまむのは難しいから、鼻と口を大人の口でいっぺんに覆って息を吹き込む、というものでした。夫がそれを試みている間に、救急車が到着しました。

    娘は搬送中に息を吹き返し、意識も取り戻しました。後遺症もなく、2日間の検査入院の後、無事に退院しました。現在は元気な女子高生です。

    救急車内でずっと対応してくださった若い男性の隊員さんが、意識を取り戻した娘を優しい眼差しで見守ってくださったことが印象的でした。病院に搬送されて私がバタバタしているうちに隊員さんは引き継ぎを済まされて戻られたようで、ちゃんとお礼を言えなかったことが今も心残りです。

    作中にもありましたが、軽傷にもかかわらずタクシーのように救急車を呼ぶ人が多いとニュースなどで聞きます。救急車の台数も、人手も限られています。私たち各々がモラルを持ってよく考えて要請しなければいけないなと感じます。もちろん呼ぶべき時は躊躇なく呼ぶべきですしね。判断が難しい時は、119番とは別に症状を説明して救急要請するべきか相談する電話番号もあるらしいです。

    重症の通報もあり、軽症のそれもあって、時にはそれ救急の仕事じゃないのでは?という出動まであって、そうかと思えば人が亡くなるような重篤な現場にも向かう救急隊員の皆さん。本当に大変で、尊い仕事をされていると思います。
    この漫画が、皆さんの出動の様子を知るきっかけになりますように。また、患者さんたちがおたがいさまの心で、軽症の時には要請を控えることを検討するきっかけにもなりますように。

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