チールーさんの投稿一覧

投稿
474
いいね獲得
795
評価5 34% 160
評価4 46% 220
評価3 18% 85
評価2 2% 9
評価1 0% 0
81 - 90件目/全388件
  1. 評価:5.000 5.0

    過ちを教訓に

    ネタバレ レビューを表示する

    不思議なタイトルだなあと思いながら読み始めました。湖に投げられた石ころとは何のことを指しているのか、読むとすぐにわかります。

    ストーリーはしっかりしていて読みやすいです。過去に何があったか、どう失敗だったか、それを踏まえて今回はどうするか……と、主人公の独白が筋道立てて語られるので、状況や心理描写が理解しやすいです。
    過去に自身の言葉足らずや行動力不足で解り合えなかった弟を、二度目の人生では甘々に可愛がる主人公の様子が微笑ましい。
    これから深く関わっていくであろう王子様とのこの先も楽しみです。

    絵は美しく個性的です。人物の眉毛に特徴があって、つい目が行きます。
    私は王子様の横顔と緑の目が好きです。

    • 81
  2. 評価:3.000 3.0

    うん、これはしまった方がいい。

    ネタバレ レビューを表示する

    結婚は往々にして我慢の連続だけれど、この事例は『しなくていい我慢』だと思います。何の生産性もない、すがる価値の微塵もない関係。まだ44歳、この男と人生を終えるにはあまりにもったいないです。
    佐伯君の息子さんと主人公がどんな関係になるのかはわかりませんが、まずは夫をピシャリとやってしまいましょう。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    隊員の皆さんに心から感謝

    ネタバレ レビューを表示する

    救急隊員の皆さんに頭が下がる思いで読ませていただきました。

    私も付き添いで救急車に乗った経験があります。
    娘が生後1ヶ月の時に、夜遅くに泣いていて突然に息を吸えなくなり、そのまま意識を失い呼吸も完全に止まってしまいました。救急要請をしたら、最寄りの消防署の救急車が出払っているから少し時間がかかると言われ、絶望的な気持ちになったことをよく憶えています。
    それでも通話を続けて、救急車が到着するまでの間にできることを聞いて夫に伝えながら、なんとか冷静さを保とうとしました。パニックにならないことは本当に難しいことだけれど、こちらがどんなに慌てても救急車が早く来るわけじゃないなら、少しでもできることを……と必死でした。

    娘の事例では、誤飲などではなかったので人工呼吸を勧められました。生後1ヶ月の赤ちゃんの鼻をつまむのは難しいから、鼻と口を大人の口でいっぺんに覆って息を吹き込む、というものでした。夫がそれを試みている間に、救急車が到着しました。

    娘は搬送中に息を吹き返し、意識も取り戻しました。後遺症もなく、2日間の検査入院の後、無事に退院しました。現在は元気な女子高生です。

    救急車内でずっと対応してくださった若い男性の隊員さんが、意識を取り戻した娘を優しい眼差しで見守ってくださったことが印象的でした。病院に搬送されて私がバタバタしているうちに隊員さんは引き継ぎを済まされて戻られたようで、ちゃんとお礼を言えなかったことが今も心残りです。

    作中にもありましたが、軽傷にもかかわらずタクシーのように救急車を呼ぶ人が多いとニュースなどで聞きます。救急車の台数も、人手も限られています。私たち各々がモラルを持ってよく考えて要請しなければいけないなと感じます。もちろん呼ぶべき時は躊躇なく呼ぶべきですしね。判断が難しい時は、119番とは別に症状を説明して救急要請するべきか相談する電話番号もあるらしいです。

    重症の通報もあり、軽症のそれもあって、時にはそれ救急の仕事じゃないのでは?という出動まであって、そうかと思えば人が亡くなるような重篤な現場にも向かう救急隊員の皆さん。本当に大変で、尊い仕事をされていると思います。
    この漫画が、皆さんの出動の様子を知るきっかけになりますように。また、患者さんたちがおたがいさまの心で、軽症の時には要請を控えることを検討するきっかけにもなりますように。

    • 28
  4. 評価:4.000 4.0

    まだこれから

    ネタバレ レビューを表示する

    無料3話のみ読ませていただきました。
    まだ何も始まっていない、という印象です。これからどんなストーリーになっていくのかも、まだなんとも。
    なんとなく判っていることは、三守の命を救う代わりに、主人公がこのまま赤い目の鬼に連れていかれるだろうこと。鬼はイケメンの兄弟で、主人公を連れて行こうとしているのは兄の方だということ。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    私は好きです

    よく練られたストーリーです。様々な人物の心模様が丁寧に描かれていて興味深いです。

    私も高校時代は文芸部に所属していました。
    小説家志望の若者なんてちょっとおかしいぐらいがちょうどいいというか、尖ってなんぼだと私は思います。

    世の中の大多数ではない方の人を主人公に設定すると、こうも反対意見が出るものなんですね。自分とは違う他人の頭の中を覗けることが、漫画や小説を読む醍醐味だと私は思うのですが……。
    仮に、常識人で誰からも好かれている女子がコツコツ原稿を書いているストーリーだったとしたら、この作品はきっとつまらないと思いますよ。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    感情移入が難しかった

    ネタバレ レビューを表示する

    ここまで集まる?と言いたくなるほどに、主人公の周囲は酷い人間ばかり。いくらなんでもこうまで人に恵まれないものかな、とちょっとモヤっとしながらの読み始めでした。

    主人公の夫はわかりやすい不倫夫で、主人公を微塵も愛しておらず、読んでいて性格の良いところも見つからない。姑は絵に描いたようないびりをしてくるし、ご近所さんに嫁をいびっていると平気で話すような品のない人間。基本的にはどちらも単なるくだらない意地悪人間だなという印象です。復讐する価値もないような。

    けれど主人公が復讐をするに至ったのは、主人公の母親に対しての夫と姑の仕打ちが決め手だったのだと思います。女手一つで育ててくれた母を、夜の仕事をしていたことを理由に姑は酷く蔑み、ことあるごとに主人公の育ちが悪いと言い放ちます。(私にはどう見てもこの姑の息子である夫の方が育ちが悪いと思いますが。)夫に至っては、主人公の知らないところで主人公の母に結婚式に出席するなと告げていたことが判明します。
    愛娘の花嫁姿を見ることも叶わず病気で亡くなってしまった母を夫がとんでもない言葉で嘲笑うのを立ち聞きして、主人公は復讐を決意します。

    復讐の動機としてはしっかりしたものを感じるのですが、いかんせん夫と姑が性格が最悪なだけの単純な人間なので、わりと簡単に事が進んでしまう印象です。なかなかうまくいかずモヤモヤする復讐劇よりはスカッとしていいのかな、とも思いますが、ストーリー展開としてトントン拍子に行き過ぎの感も否めず。
    無料分が終わり、この先を読むか迷っています。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    微笑ましい

    ネタバレ レビューを表示する

    モンスター相手には最強なのに、対人となるとコミュ障の主人公。
    周囲からは貫禄充分にたたずむ寡黙な英雄のように見られていますが、実は脳内ではオロオロ。寡黙なわけではなく人と喋ることが極度に不得手で、やっとの思いで一言だけ発しても、噛みまくって何か古代の言葉を意味深に伝えているのだと思われる。笑

    そんな主人公の密かな楽しみは、家でひとりで漫画を読むこと。その内容が、『Sランク冒険者と美女のラブストーリー』。笑
    人がスキンシップしてきただけで吐き気をもよおしてしてしまうほどのコミュ障なのに、漫画を読みながら美女から求婚されることに憧れる主人公が微笑ましいです。

    可愛い冒険者たちとパーティを組んで、これからどんなドタバタな冒険が待っているのか、この先が楽しみです。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    読みやすい

    白黒版を読んでいる最中です。カラー版をみつけてびっくり。
    色がつくとなんだか新鮮です。景色も綺麗に見えます。でも怖い場面ではより怖くなってしまうんでしょうか……。
    このまま白黒版を読み進めるか、こちらにするか、悩み中です。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    駒子に拍手

    ネタバレ レビューを表示する

    仕事があまり(かなり)できない駒子と、厳しい上司の森崎さんの恋愛ストーリー。

    実は森崎さんは過去にトラウマがあって、人を頼ったり心を開いたりすることに臆病になっています。駒子と付き合ってからも、心の距離が近くなり過ぎたら失った時に辛いからと、変に距離を置きたがります。正直、付き合うにはちょっと難しい部分の多い男性です。
    しかしそこでへこたれないのが駒子。どんなに突き放されても、冷たくされても、既読スルーされても、泣きながら、チーンとなりながら、その度に何度も自分を奮い立たせてずっと森崎さんを愛し続けます。飾らない素直な言葉で、時に変顔になりながら大好きだと訴え続けます。私はあなたから離れていったりしないと。

    大抵の女子はめげてしまうであろう森崎さんの態度に、温かく辛抱強く寄り添い続けた駒子にあっぱれと言いたいです。こんないい子、森崎さんはもっと大切にしなくちゃ。これから森崎さんは駒子のために、強さを身につけていかなくてはいけないなと感じました。

    ちなみに、仕事では難ありの駒子ですが、料理を始め家事においてはスペシャルです。人にはそれぞれ得手不得手があって、誰にでも輝く場所があるということを実感させられる、良いお話です。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    イネスの人生を見届けたい

    ネタバレ レビューを表示する

    プロローグとその先の数話は難解です。ヒロインであるイネスの言動や態度に「?」が続きます。けれどそれらは後々にちゃんと答え合わせがされていきますので、まずは意味がわからなくとも読み進めていっていいかも知れません。

    イネスの視点を描く回で、物語が一気に種明かしされます。実は彼女は3度目の人生を生きていること。1度目と2度目では、苦しみの末に壮絶な死を遂げたこと。

    1度目の人生で結婚した男は、2度目の人生ではイネスが愛した相手を殺してしまう。
    そうして3度目の人生では、その男から確実に離れるため、イネスは幼少のうちに、公の場である少年を結婚相手として名指しします。それがカッセルです。

    見目麗しいカッセルは、婚約中に他の女性と遊びまくります。そしてある日、その現場をイネスに目撃されてしまいます。
    イネスが自分を好きだと思っているカッセルは、イネスの元へ弁明に向かいますが、そこでイネスから、貴方には興味ないのでお好きにどうぞ、と言われてしまい、脳内がパニックに。そこからどんどん、イネスのことばかりを考えるようになり……。

    ずっと暗い色の服ばかりを着て、化粧もせず髪を引っ詰めたイネスが、結婚式で目を見張る美しさを披露する場面には見入りました。溜め息が出るほどに綺麗です。絵の美しさはこの作品の大きな魅力のひとつだと思います。

    イネスの1度目と2度目の人生が絡みながらのストーリー展開ゆえ、読み進めていくうちに難しいなと感じる部分はあります。けれどそれが読みごたえにも繋がっています。
    気づけばイネスを愛してやまないカッセルの夫ぶりと、その愛に少しずつ心を寄せていくイネスの様子を見守っていきたいです。
    イネスの3度目の人生が、穏やかで幸せなものでありますように。

    • 1

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています