チールーさんの投稿一覧

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81 - 90件目/全300件
  1. 評価:5.000 5.0

    プロ

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    プロフェッショナルだな、と思いました。
    脳外科医の三瓶先生は、急患の症状を見て即座に病名を割り出し、手術をします。発症からの経過時間で後遺症の程度に差が出るから、判断や施術はとてもスピーディーに行われます。
    術後のアフターケアもしっかりと行います。『社会復帰まで診るのが脳外科医だから』。この言葉は患者にとってとても心強い。
    院内の楽しいイベントに参加中も、重いものは持たない。人助けでも、それが重いものを持つ場合には断る。緊急手術が入った時に、メスを持つ手が僅かでも震えないように。たとえ空気が読めない人と思われても脳外科医としてそれを貫く姿勢は、まさにプロフェッショナルだと感じました。
    救急の星前先生は三瓶先生とは真逆で、全ての診療科を網羅したいと考えているお医者さんです。もちろん各科のスペシャリストがいてくれることは大事ですが、同時にこうした全科を広くカバーする先生がいてくれることも、患者にとって大きな安心になると思います。具合が悪い時に各科たらい回しはしんどいですもんね。
    人が病院にかかる時というのは、必ずどこかが弱っているわけで、それに比例して心も弱っています。そんな時に、こんなプロフェッショナルたちが出迎えてくれたら本当にありがたいだろうな、と想像しながら読みました。

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  2. 評価:4.000 4.0

    触らぬ神に……

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    依頼を受けて人の手で神隠しをする会社なのかと思ったら、なんと本当に神(しかも禍々しく怖い神)に生贄を捧げてしまう会社でした。
    捧げられる人間は皆、悪人ばかり。それぞれの生き方の回想シーンに、色々と考えさせられました。

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  3. 評価:5.000 5.0

    哲司が大好き

    全話読みました。哲司に惚れて全話読むことにしたと言っても過言ではないです。

    ストーリーは、ファンタジー要素の強いもの。けれど不思議に、リアリティを持っている。天使や悪霊やらが出てくるというのに、冒頭からなんの違和感もなく一気に物語の世界に引き込まれました。
    ナギの出生にまつわる重く痛ましい秘密と、嵐の正体。二人の関係と、行く末。タイトルそのままに、これは『ナギと嵐』の物語です。
    それでいて、他の登場人物たちの魅力がもの凄い。その代表格が、哲司です。彼なくしてこの作品を語ることはできません。読めば読むほど、彼に心洗われます。
    最高の読後感でした。素晴らしい作品をありがとうございました。

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  4. 評価:3.000 3.0

    許されぬ恋の物語です。
    ストーリーが複雑ですが、そのぶん読みごたえはあります。頻繁に出てくる回想シーンを読み解きながら、物語の全容を知っていく感じです。

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  5. 評価:4.000 4.0

    興味深い

    命の観点と職業の観点、ふたつの視点から色々と考えさせられる作品でした。

    まず、命。誰しも何らかの命をもらって食べて生きています。動物であれ植物であれ命です。
    誰かが獲った、または育てた命が、皆の食卓に上がる。狩猟や屠殺をする人も、それを食する私たちも、命に対する罪は全く同じだと思います。むしろ手を染めずに食べている側の方が罪深いかも。それをしっかりと感じながら、命をいただいて生きていくべきだと思いました。

    そして職業。どんな仕事にもプロ意識というものがあって、この作品の熊撃ちの女性と記者の男性の両方に、凄まじいプロ意識を感じました。双方、自分の仕事に命懸け。
    世の中には様々な職業があって、猟師さんのように常に自分の命がかかるような現場もあるし、お医者さんのように人の命をあずかる仕事もあります。他の人が絶対にやりたがらない負の部分を請け負う仕事もあるし、逆に四六時中きらびやかに美しく振る舞っていなければならない仕事もあります。どの仕事も尊く、皆さんプロ意識を持って臨んでいます。
    他のレビューで、猟師さんを否定するような発言が見られました。そういう方は、ご自分の職業にもプロ意識を感じていないんだろうなと推察します。

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  6. 評価:4.000 4.0

    100pt!高い!とても手が出ず、最後まで読めません。
    でも作品的にはとても良いです。心にぐっとくるお話です。
    原作小説があるとのことで、そちらも読んでみたいです。

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  7. 評価:3.000 3.0

    フルカラー

    モノクロでも並行して読んでいます。
    この作品に関しては、私はどちらかというとモノクロ派です。ストーリーに集中できるので。

    内容はドロドロしていてちょっと引いてしまうところもありますが、なんだかついつい読み進めていってしまいます。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

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    主人公をはじめ登場人物たちの個性が際立っていて興味深い。それぞれが心に何か抱えていて、それがストーリーの途中で少しずつ見えてきます。
    死んでも生き返ったり、どんどん仲間が増えたりするのも面白いです。

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  9. 評価:4.000 4.0

    もちろんフィクションの域を出ませんが、現代社会の問題にかかわる内容で、命の尊厳について考えさせられます。
    終末期医療の充実については賛成したいですが、カキカエについては……どちらかというと反対です。どんな人生であれ、紛れもなく本人が生きた人生なので。最期に嘘で塗り固めて逝ってしまうというのは、人生そのものを亡きものにしてしまっているような気がします。もちろん身体的な緩和は必要ですが、心については、良くも悪くも己の人生を目の当たりにする方が最期の時には必要だと思います。

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