春の呪い

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あらすじ
妹が死んだ。名前は春。まだ19才だった。妹が己のすべてだった夏美は、春の死後、家の都合で彼女の婚約者であった柊冬吾と付き合うことになり―・・・。妹の心を奪った男との季節が巡り始める。新鋭が贈る話題の初連載作、待望の第1巻!!
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みんなのレビュー
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5.0
良いです。
「来世は他人がいい」にはまり、こちらを読みました。紙ベースでも手元におきたくて単行本も購入しました。このお話も「来世は~」も、なかなか切ない経験をしながらもそれでも自分なりの幸せをつかもうとする芯のある賢い女性と、なかなかヘビーな経験をもつ癖の強い男性の一筋縄ではいかないストーリーは本当に素晴らしいの一言。心から登場人物たちの幸せを願いながら、ドキドキしながら、切なくなりながら読んでしまいます。これから苦労も多いだろうけどそれでも、楽しみながら、幸せな日常を過ごしていく二人を感じさせる終わりかたも良かったです。
来世は~の今後も、これからの新作も楽しみです。by はぴあんず-
14
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5.0
いい
同作者の“来世は他人がいい”の続きの配信が待ちきれず、こちらを読んでみましたが…すごくよかったです。
もともと、好きな絵柄ではなかったのに、来世は〜のお話そのものと、それに見合った画風なんだなと思ったらもう、好きになってしまって、今作も一気読みしてしまいました。
いい、話と絵のバランス、複雑な心情も難しすぎなくていいです。きれいで薄っぺらくて、見せ場ばかり気合い入れて描かれるような絵だけの色恋沙汰マンガと(比較すべきではないけれど)一線を画す、こういう作品をもっと読みたいと思いました。by ニャホニャホ-
11
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5.0
最後まで読みました
死んだ妹に対して主人公夏美は複雑な感情を持っている。いなくなった母親がわりでもあり頼れる姉でもあり。でも興味が妹しかないから恋愛対象として妹を好きなのかもしれないとも。
そんな中、家庭の事情で妹と付き合うことになる東吾さん。妹は東吾さんに惹かれ愛するようになるが、病気で亡くなってしまう。
複雑な感情を抱えてても、人前での夏美は明るく気遣いもできる強い女性。短くても読み応えのある作品でした。by りさりささー-
1
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5.0
善良な人間にも欲はある。
良家の後継に相応しい婚約者として選ばれた妹“春”。けれど彼女は病により急逝する。
残された婚約者と春の姉。二人の気持ちがそこから始まったモノならまだ良かった。けれどそれぞれが悟られぬよう隠していた想いは僅かな揺れから伝わり、可憐で優しかった妹は愛した者達に見えない呪いをかける。もし、春が生きていたら彼らの関係はどうなっていただろう?更なる地獄が待っていた気もするし、案外、サラッと解決したかもしれない。思い悩む時間があれば春にも二人を許せる機会が生まれた可能性は十分にある。けれど彼女には先がなかった。焦がれる程に欲する愛を手にする事が出来る姉。大好きだけれど羨ましく憎らしい。これが復讐ならば成功といって良いだろう。二人は“春”を忘れる事は出来ないだろうから。by にゃんぷるー-
5
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5.0
痛み
大好きな妹を病で失った姉と、妹の婚約者。二人が苦しみながらも惹かれ合い、互いを必要としていくストーリーです。
妹の死後に二人が恋愛関係に……というだけの話ではなく、実は妹の生前からそれが芽生えていて、さらには妹がそれに気づいていたという、複雑な状況です。姉の気持ち、彼の想い、亡き妹の残した『呪い』。それらが丁寧に、胸にズンとくる重さをもって描写されています。
この物語の主人公である姉は、いつも明るく元気で、それでいてどこか空回りしているような、痛々しいような印象を受けます。一見すると快活なのに、その姿になんだか心がざわつく。
『痛み』の表現が秀逸です。本編はもちろんのこと、表紙絵や扉絵など、随所になんとも胸を締めつける痛みが描かれています。
そうした痛みを抱いて、生きていくこと。二人が出した答えが心に沁み入る、物語のラストです。by チールー-
3
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