4.0
ニーズを突いてる
話運びはシンプルで、恋愛心理描写もそこまでツボを心得てもらえていない感じがあるのですが
社会的に不遇で自己価値感の低い女性の心理を「魔女」というファンタジー設定にうまく変換していて、共感できるというか慰められます。
まるで自分みたいな主人公に幸せになってほしくて、読み進めてしまう感じです。
なろう系小説が原作だと聞いて、なるほどなと。
有名になった『薬屋のひとりごと』に、少し似ていますね。
あちらは謎解き要素や友情要素もあるしキャラクターも豊富なので、ぱっと見は似ていないですが。
どちらも主人公は薬を調合するし。自分の健康や幸せを顧みず、独りで生き抜こうとしていて、王子様の好意には気づいていないというか、そもそも身分が低く痩せっぽちの自分にそんなことあるわけないと思い込んでいる。
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どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。