2.0
残念ながら
画風が好みじゃないのと、
ストーリーがありきたりなうえに話運びや心理描写にも巧さがない。
明治・大正頃の風俗をしっかり描いているのはよかった。
-
0
8815位 ?
画風が好みじゃないのと、
ストーリーがありきたりなうえに話運びや心理描写にも巧さがない。
明治・大正頃の風俗をしっかり描いているのはよかった。
中身は違っても、ともに過酷な幼少期を生き延びた2人。
家業の暗殺を仕込まれ、さらには家族中から疎まれても、凛として愛情深いヒロイン、鷹十里。
寄るべなさと美しさゆえに狙われ続け、ヒロインを一途に慕い、色仕掛けも殺しも冷酷にこなすようになった少年、雷火。
中世日本の裏社会設定で可能なオイシイ要素を詰め込んだ感じ。
脇役がどれもキャラ立ちして魅力的なのもいいし、
軽めの画とセリフながら、権力闘争や底辺層の悲惨さなどもそれなりに筋が通った描写なので、薄っぺらくなく、気持ちよく世界観に入れます。
裏切ったりまた一緒に戦ったり、敵味方が固定しないで色々思惑が入り乱れるのも読ませどころかと。
でも、筋立てを楽しむところまで我慢して読み進められなかったです。
絵が好みじゃない…ヒーローもヒロインもモブキャラみたいな描かれ方なのと、
設定が壮大なわりに絵やセリフに重みがなく、説明ゼリフも多いので
ちぐはぐな感じがします。
人物が薄っぺらくてセリフがバカみたいです。
芹沢くんの性格は好みだったけど、
一方の主人公にどうもキラキラ感がなく、くたびれた感じに見えてしまう。
ストーリー上仕方ない設定なのかもしれませんが…。
次々と登場する嫌なキャラが、あまりにも嫌らしすぎて
読むのがだんだんストレスになってきます。
実際にこういうキャラが身近にいて困ってる人は
読んでカタルシスを覚えるのかもしれないですね。
やり込め方も、ちょっと無理矢理だなと思うことが増えてきました。
離脱します。
虐げられて育ったヒロインが、家の事情で無理に結婚させられたかと思いきや
すごく愛されて幸せになる…という、筋書きだけ見ればよくある話ですが
ヒロインの成長がゆっくり丁寧に描かれているのでほっこりします。
最初は設定がうまく飲み込めなかったのと、
なにかといえば舌打ちする男臭くて女性の気持ちがわからないヒーローに
慣れていなかったので(あちらではこういう方が人気みたいですね)、
あまり良さを感じられなかったです。
だんだん惹き込まれるようになってきました。
絵がすごく綺麗です。
日本でよくあるような、実家の意地悪な家族とのいざこざや復讐が
ない(今のところ)のも心地良いです。
あと、世界観に程よい厚みがあるというか
封建領主ってだいたいこんな感じかなと、矛盾や薄っぺらさなく
見せてくれるところもいいと思います。
お茶オタクの女の子が間違って後宮に…という趣向はいいのですが
登場人物たちの言動がどうにも共感できない。
もうちょっと心理描写やセリフを丁寧にやってほしいです。
そろそろ読むのがつらくなってきたので離脱します。
自分の情熱が、才能として認められて愛されて大金になる。
そういうアート特有の色気が見事に描かれてる作品だと思います。
大抵、飛び抜けた才能をもつキャラは“主人公の憧れの人”や“ライバル”のポジションが多いと思うけど、
この作品では主人公本人が、誰かの為でも楽しいからでもなく、純粋に自分の才能と向き合ってる。
(向き合わされてる?)
突飛なキャラが多いけど、心理描写が丁寧なので笑えるしほんわかするし、応援したくなります。
とくに透が、ちょっとアブナイけど聡くて可愛くて、イイですね!
あとは、絵がもう少し綺麗になっていってくれたら言うこと無しです。
主人公の槙生さんがカッコいい。
人生のモデルコースを歩めなかった、という引け目を感じつつも
ひとつひとつ凛とした対応をしていく姿が本当にイイです。
朝ちゃんの無邪気さにも癒されます。
評判を聞いて読んでみたけど
この手の小説の薄っぺらい会話はやっぱりムリだった。
このジャンルのなかでは、おそらく
よく書けているほうなんだろうと思う。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
紅さす小指に婚姻を