5.0
女性刑務医の物語は初めてだったのでとても新鮮でした。
子供の頃に古い映画で「女囚さそり(?)」を見て女性の刑務がどのようなものか知っていたつもりでしたが…←←これかなり間違った情報😅
ただその映画でも作品でも刑に服することによる女性ならではの悲しみは描かれていて、今回女性刑務医の目を通したこの作品を読んで改めていろいろと考えさせられました。
面白い…と言っては語弊があるかもしれませんが、おすすめの作品です。
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女性刑務医の物語は初めてだったのでとても新鮮でした。
子供の頃に古い映画で「女囚さそり(?)」を見て女性の刑務がどのようなものか知っていたつもりでしたが…←←これかなり間違った情報😅
ただその映画でも作品でも刑に服することによる女性ならではの悲しみは描かれていて、今回女性刑務医の目を通したこの作品を読んで改めていろいろと考えさせられました。
面白い…と言っては語弊があるかもしれませんが、おすすめの作品です。
刑務所、そこで生活する犯罪を犯した人は、私たちの周りにもいる普通の人だったりする。女性をとりまく社会の生きづらさも感じさせる。誰でも身体障害者になる可能性があるのと同様、身近の些細な人間関係の軋轢で、犯罪をおこしてしまう様な生き方をしてしまう。重すぎず軽すぎず等身大の登場人物(医者、刑務官、犯罪を犯した者たち)のヒューマンドラマに、私たちの日頃の生き方を考えさせられる。
今刑務所では高齢化が進み、入所者が高齢者の介護をすると言う現状があると言う。この中でも女性刑務所でも同じような環境があるのかと知った。逆に高齢で刑務所に入る人は、生活していくお金がないから、刑務所に入ったほうが安全だと言ってわざと犯罪を貸す場合が多いとも聞いた。この刑務所でもあるのだろうか。
以前女囚者ドラマ見たとき彼女たちと、一般女性と、何が違うか、聞かれ、分かりませんと、行った女弁護士に、変わらないんです可能性はありますて言ってたの思い出しました。仮釈が決まった人を喧嘩吹っ掛けて、延ばさせた下りや、子供生んでも、引き離されたり、やはり、辛いものですね。
女性なら妊婦さんがいるのもあり得るのだろうが、子供には罪はないわけで。病院側がどこも受入拒否したくなるのは、他の患者さんの事を考えての事だし、だからといってそのままにするわけには行かず。子供の幸せを考えると何が正解なのか考えさせられた。
普段関わることのない、あまり知られていない刑務所ないの出来事が描かれていて、どんどん読み進めてしまいました。作品柄、暗くなるような話も多々ありますが、いろいろな困難に立ち向かい頑張っていく主人公がとてもよかったです。
自分も刑務所の中は興味はあるけど、入れない。
色んな事情がそれぞれあり、女が集まるとめんどくさい事も多々あるし、刑務所内もそこは一緒やなーと思った。
情が入ってしまうのもなんかわかる。
犯罪を侵す人はほとんどの人が生育、養育環境に恵まれていない。マイナスの環境に生まれ、マイナスの要因を付加されながら生きている。彼らを責めずに、救いの手を差し伸べる主人公は素敵な人だ。購入して読みたい作品です。
刑務所へ出向く女医の話です。クセのある受刑者たちとの関わりも一歩間違えば大変なことに!医者として、人として、成長する主人公の姿に共感できます。なかなか知ることの出来ない内容なので貴重かも。
女子刑務所での受刑者同士の人間ドラマが描かれていて面白い。
刑務所だから、激しい葛藤もあり、犯罪者同士の素直になれなくて、もどかしさもあり、考えさせられます