5.0
言葉にならないものを描き切っていて…
こちらも胸がいっぱいで言葉にならない。
人の心のままならなさ、道ならぬ恋のつらさ、守り切る潔さ。
不倫なんて陳腐な言葉で片付けずに済む、さわやかで地に足のついた読後感は凄い。
いいものを読みました。
この心の葛藤にどう落とし前をつけるのかが気になって、一気に読み切ってしまった。
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こちらも胸がいっぱいで言葉にならない。
人の心のままならなさ、道ならぬ恋のつらさ、守り切る潔さ。
不倫なんて陳腐な言葉で片付けずに済む、さわやかで地に足のついた読後感は凄い。
いいものを読みました。
この心の葛藤にどう落とし前をつけるのかが気になって、一気に読み切ってしまった。
「ふればなおちん」って、何だろう…から読み始めた作品でした。
絵はあまり好きなタッチではなかったですが、内容の面白さに惹かれました。女を忘れていた(忙しいから仕方ない!?)主婦の夏が、龍と出会い、してはいけない恋に悩み苦しむ過程が切なかったです。良い妻、良い母でいることと、女でいることのバランスは難しいと思いました。。
始めは夏の主婦ぶりに、あ〜こういう家庭にどっぷりな人いるよね〜ってやきもきしましたが、龍とのキスで変わっていく様子がリアル!
こういう、ノリとかその場の勢いでやってしまったことでも、女を思い出すキッカケになること、あると思う。
特に夫から女扱いされなくなって、無意識に女を封印している人は特に。
切ないですね。
働きながら子育てをしていると、自分のことは当たり前に後回しとなり、鏡を覗くと若い頃の自分を懐かしんでは、虚しくなることもありました。
この作品を読んでいて、自分にも若い頃があり、今の自分に納得いく生き方をしたいと思いました。
そして、年齢を重ねることを卑屈に思うことなく、自信も持って行きたいと思えました!
家族の中でお母さんとして無性の愛を家族に与えてる夏さん。とても素敵です。恋心が芽生えて少しづつ綺麗になるところもリアル。やはりいつまでも女性として接してほしい、1番近くの夫がそうなら1番幸せかもしれないけど、違う人からだから問題になる。でもわかる、この気持ち。応援してしまいます。
じわじわと、はまります。
ただの気の良い、お母さんが忘れていたものに気づく、振り回される、翻弄される。
体の奥に隠れてた、隠してた感情が動き出す。
ご主人も、必死に子育てや家事で頑張っている妻に魅力を感じなくなり、そんな時にひょんなことから変わってくる妻の変化に、気づき始める。人間ドラマがなかなか良い。
イッキ読み20話まで読みました。
40代でここまでおばちゃん化する人はなかなかいないと思うけど、家族のため身を粉にし働いているのに(主人公はそんなに悲観的じゃないけど)女捨ててるとか言われて…腹立つわ~って思って読んでます。
絶対キレイになってみんなを見返してよね!って期待しながら読んでます。
今のところ不倫相手になるであろう彼に魅力をかんじません…
50話まで読んだところですが。
他の人も書いている通り、浮気?相手の男が全然魅力的じゃない…。かと言って、夫のほうも主人公のことを女扱いしてないし。
最初、嫌な女だなーと思わせた主人公のライバル?が、途中、夫にバラすでもなく浮気相手の男をさり気なく応援するくだりで、ちょっとイイ女に変わったところは、人の感情の機微が表されていて面白かった。
結婚して出産して子育て家事に追われ、すっかり女としての自分を捨ててしまった主人公。
旦那もそんな主人公を女として見ていなくて、思春期の娘からも恥ずかしい存在だと思われている。
そんな女性が恋をするお話です。
まだ途中までしか読んでませんが、きっとハッピーエンドにはならないんだろうなって思いながら読んでます。
家族の温かさや、夫婦の信頼、そして、夫以外の男性への、恋の憧れと罪悪感。主人公の揺れ動く気持ちがとてもわかる!
不倫なんて、と思いながらも、頭で分かっていても、それでも、どうしようもない気持ち。そういう些細な機微が伝わってきます。
また、それぞれの登場人物の心理がうまく表現されていて、引き込まれました。