5.0
ACT1、ACT2…と、数話ずつオムニバス形式で続いていく作品です。
高校時代特有の、大人からしたら乱暴で、豪速球のドッジボールのような言葉と感情の投げ合いで綴られる恋愛模様が、爽やかです。
流されたり、停止したり、迷子になったり、自己中になったり、ヒトクセもフタクセもある登場人物たちが、絶妙な台詞で展開していく、小説のような漫画です。
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ACT1、ACT2…と、数話ずつオムニバス形式で続いていく作品です。
高校時代特有の、大人からしたら乱暴で、豪速球のドッジボールのような言葉と感情の投げ合いで綴られる恋愛模様が、爽やかです。
流されたり、停止したり、迷子になったり、自己中になったり、ヒトクセもフタクセもある登場人物たちが、絶妙な台詞で展開していく、小説のような漫画です。
いくえみさんの作品は好きなものは好きなんだけど…ちょっとこれはひねくれすぎてるかなー
自分勝手なとこもありつつ、真っ直ぐでまっしぐらで純粋で元気で明るくて前向きで、そんなヒロインの話はいくえみさんの中でも好きだけど、これはどれも自分勝手すぎて、自分だけ悲劇ぶってたり、人を利用してたり、人の気持ちふみにじってたり、あと繋がり考えるのだんだん面倒になってくる。私には無理でした。
30年来のいくえみ綾ファンです。数々の作品を拝読してきましたがこの作品は間違いなくベスト3に入ります!大作です。
最初読み始めた時は1話完結の短編集なのかなと思いましたが、各話の登場人物が色々なところで実は繋がっている形式です。1話で脇役だった人が別の話では主人公だったり楽しめます。普段いくえみ綾を読まない方も絶対楽しめるはずです!
なんでこんなに評価がよいのでしょうか?
主人公に全く共感できないし、むしろ嫌悪感。気持ち悪い。性格も自己中だし、先生に対して失礼すぎる。評価がいいから頑張りましたが、7話で限界。何がよいのか、何に共感してるのか知りたいくらい。ミステリアスな世界観とレビューにありましたけど、ミステリアスとは違くないですか?絵はそうかとしれないけど、内容は…。
登場人物があちこちで繋がっていて面白いです。でも、よくわからないつながりもあるので、相関図が欲しくなります。
いくつかのストーリーは面白くて、好きですが、カンナが出ると面白くなくなります。カンナが、はるたとキスをする意味もわからない。私は何も聞いてないとかもよく、わからないし、正直、友達になりたくないタイプです。魅力が顔しかないように思います。
いくえみ綾さんのマンガは結構古いものから読んでますが、いつのものを読んでも面白いですね。登場人物の心の機微の描き方などが緻密で生々しくて、少女マンガの域を超えてると思います。
オムニバス形式のようで、実は登場人物が繋がっていたり、大事な存在がいなくなっても、それぞれの人生は続いていくということも、うまく表現されてる気がします。
この作者の話はどれも人間関係複雑で読むのが辛くなることが多いのだけど、これもハルタが事故死するというショッキングな展開で、その後も辛かった。でも、話が進むといろんな巡り合わせで出逢いがあり、少しずつ浄化されるというか、内包しつつも、前に進むという展望が見えてきて、人生だなぁと。いろんなストーリーが少しずつリンクしているところがよくできている。
短編、中編、長編それぞれの話が繋がってて、伏線もキレイに拾ってあってよくできた作品。とにかく泣ける。一人の死を色んな角度から捉えた作品。久々に秀作に出会えた。
めちゃくちゃ面白い!!
カンナをずっと縛り付けるハルタの死。そこから救ってくれる彼との出会い。カンナが幸せになってからの話が読みたかったーー。まさかの続編とか、読み切りでもいいから描いて欲しいです。
切なくなったり苦しくなったり、心が救われたりしながら何回も読み返して読んでいます。
素晴らしい作品です。
はるたとまやとカンナの三角関係の話かと思いきや、全然違った。自分に想いを寄せるハルタに対して、カンナは恋愛的な感情より家族的な感情を持っていたのかな。その罪悪感みたいなのがカンナを苦しめていたのかな。カンナの気持ちがずっと分からなくて、ロクの言葉が衝撃的でした。ほんと深いお話で色々考えさせられました。