みんなのレビューと感想「潔く柔く」（ネタバレ非表示）（5ページ目）

伏線回収が素晴らしく考察も楽しい

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カンナは誰が好きだったのか 分からない人はもう一度読み直した方がいいです。

読者や同級生からすればハルタはカンナのことが好きで好きでたまらないのは分かりきってる事ですが、 肝心のハルタはカンナに何も伝えていません。むしろ一番にバイクに乗せるのはお前じゃない。とまで言っています。
カンナはある意味ドライなので ふーん くらいでながしています。

その点、自分の気持ちを伝えたマヤ。
伝えられた事でマヤを異性として認識するカンナ。別に誰のものでもなかったカンナがマヤといる事で批難を浴びる意味が分かりません。
ハルタの気持ち知ってるくせに！と罵倒を浴びてましたが、本人から告白もされてないのに(もっといえば恋人でもないのに)ハルタがカンタのことを勝手に好きなだけ。 カンナが何したって誰かが口だしできる権利なんかありません。

高校生の頃、カンナは誰が好きだったのか それは誰にもちゃんとした恋心は抱いた事がなかったと思います。
マヤから告白を受け 異性として認識したカンナは恋心が芽生えつつあったと思いますがハルタが死んだ事で自分は誰とも恋愛してはいけないという罪悪感を抱きます。


自分的にはハルタがめちゃくちゃ嫌いです。 嫉妬心の強いただのモラハラ男じゃん（笑）勝手に男友達を蹴散らして 独占欲でカンナを縛り上げて 勝手に死んで、、、 とんだ迷惑野郎だなと思いました。

作者が好きなのですが、発売当時はなんか面倒くさそうなストーリーだなと思って読んでなかった。
時間が出来たので読んでみた。

なんか登場人物多くて、最終的に繋がってくのが分かってるからちゃんと見なきゃと思っててもやっぱり途中で、あれ、この人どこで繋がってたっけ？とか思ってやっぱり面倒だった笑
みちかが何か幸せになってるのか、私が見逃してるのか分からないけど、なんか可哀想なポジションだなと思った。

この作者の描く女の子は、サバサバ系は基本面倒なタイプが多くて好きになれない。本当のサバサバ系がいないなと思う。
男の子は結構魅力的なキャラが多いので好き。

はじめていくえみ稜さんの漫画を読みました。私の若かりし頃から絶大な人気だったにもかかわらず、今まで読んだ事がなかったとは、、、。自分を叱ってやりたいです。
このストーリーは短編かと思いきや、スポットが当たる人物が毎回変わり、各話で出てきた登場人物が繋がっている、少し複雑ですが、紐解いていくうちにはまってます！繋がっていたんだ！と思うとドキドキします。時系列もバラバラだったりするのでじっくり読み進めたいストーリーです。

登場人物がいっぱい！

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それぞれのストーリーがすべて面白かったです！
初めに出てくる女子高生に共感したけど、結局梶間先生とはくっつかなくて残念。あの年上の先輩とは、何となくの出会いからいきなり体の関係だったから、いまいち共感できず…なんだかんだ梶間がいっぱい出てくる。性格悪いのになぜかモテる…
カンナはやっぱりロクちゃんだったし、朝美が伊吹くんと付き合ってて嬉しかった。キヨと一恵ちゃん、百加と古屋…素敵なカップルが産まれて幸せな気持ちになれました。

生と死

身近な人の死というのは、大人になっても辛いものですが、10代で同い年の人が亡くなるというのは、大人になってから経験するよりも、より衝撃的で耐えられない。
それも、死の原因が病死ではなく事故死の場合、自分があの時こうしていれば死ななかったのではないか、何故あの時ああしてしまったのかと、生きている人間は悩み苦しむ。
現実に起こりうる話であるだけに、ほんとに読んでて辛かった。
でも、やっぱりいくえみ綾マジック。ただ辛いだけではない。

いちばん好きな、いくえみ作品

登場人物たちそれぞれの色んなエピソードが詰まっています。
カンナが負った心のキズ、その他の登場人物たちにもそれぞれのキズや思いがあって、それが絡み合ったり。
ぐちゃぐちゃになりそうでも、目を背けず向き合えば上手くいく。
そんなところに勇気をもらいました。
チョットしたことですれ違ったり、感情が爆発したり、まるでストーリーの中では登場人物たちが生きているかのように心を動かしています。

コミック発売当初から何度も読みたくなる、私のイチオシいくえみ作品です。

わたしの青春

大好きだったいくえみ漫画の中でも、ずば抜けて好きかもしれません。
とにかくカンナちゃんが可愛くてカンナになりたかったですね。アイドルや女優さんよりもカンナちゃんに憧れてましたね笑
ハルタがかっこよくて、いくえみ男子のなかでもピカイチです！でもマヤも好きだった。。
でも月日が経つと、マヤよりハルタかな。。
これ以上はネタバレになるので書けないですけど、好きないくえみ男子盛り沢山です！

多くの方がレビューで書いていらっしゃるように、最初は短編のようで、登場人物がのちに再登場した時には「誰だっけ？？」と、なかなか繋がらなかったですが、だんだんとストーリーに引き込まれていって、気がつけば最終話！でした。
それぞれの登場人物の気持ちの描写がとても繊細に描かれていたし、絵からも微妙な気持ちの揺れ動きなどを読み取ることができて、すごいなと思いました。
「魂」の概念が素敵だと思いました。

是非、読んでみて下さい。

最初読んだ時は短編集かと思いましたが、読み進めていくと全てがつながっているのに気がつきます。ただ、どんどん進んでいくなかで、混乱します(笑)
途中相関図を書こうかなと思う位。皆が前に進めていける話になっているので安心して読めます。振り返って読みたくなるので、私は単行本全巻大人買いしてしまいました。カンナがちゃんと前に進めて良かったです。すごくすごく心配でした。

私には縁のなかった世界

なかなか時系列と人の繋がりが入り組んでいてちょっと理解し辛買ったですが、中学高校と女子だけでつるんでいた自分にとっては、男女仲良くつるんでいるグループの内情って、こんな感じだったんだ…と納得する作品でした。
外側から伺うそれは、誰々がくっついただの別れただの、何だかいつも一悶着起きていたようでしたが、この作品を読んで、そこに至る経緯がわかったような気がしました。
あの時は理解できなかったけど、彼等、彼女等は、自分の気持ちに忠実に生きていたんだな…、と。