4.0
心のどこかにずっと残る作品
プンプンは周りからはきっと普通の男の子にみえている。
とても真面目で繊細で感受性豊かな子。
だからこそ悩み、流され、苦しむ。
プンプンも、周りの人達も不完全。
強く見える人にも弱さはあるし、
弱さを強さに変えて逞しく生きる人もいる。
生きることをやめる選択をする人だっている。
生きていれば理不尽が降りかかることもある。
みんな不完全。
周りに心配してくれる人がいるのにどうしても孤独が埋まらない。
ラストの彼が起こそうとした行動の心情も、彼の周りから見たら何が不満だったんだろうと感じるだろうけど。
プンプンのストーリーを追っていった人は理解できると思う。
現代社会の普通の人達の中身を描きに描いた作品。
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