5.0
20年位前に夢中で読みました。
清水玲子先生の漫画では珍しく登場人物の殆どがハッピーエンドのお話。
物語はチェルノブイリの原発事故が起こらなかった世界。現実は原発事故が起こってしまった悪い夢のような世界なんだと胸が痛くなったのを思い出しました。
福島の現状を国が知らんぷりしているようなこの世界は、更なる悪い夢のようです。
- 14
20年位前に夢中で読みました。
清水玲子先生の漫画では珍しく登場人物の殆どがハッピーエンドのお話。
物語はチェルノブイリの原発事故が起こらなかった世界。現実は原発事故が起こってしまった悪い夢のような世界なんだと胸が痛くなったのを思い出しました。
福島の現状を国が知らんぷりしているようなこの世界は、更なる悪い夢のようです。
清水玲子氏の作品の絵柄の美しさと物語の意味深さが好きです。
人魚姫の物語を題材にお話を膨らませた作品。
そして地球の未来を愁う内容。
清水先生の作品は内容が宇宙規模ですね。
人魚たちは宇宙を泳いで地球に卵を産み付ける。まるで鮭が元の川に戻るが如く。百年二百年かけて地球に戻る。
両性を持つ人魚、交わる時が来たら女性となる物、なれないもの。
人魚が生を得る地球が未来永劫産卵に値する星であって欲しい。
それに絡めてソ〇〇トのチェル〇〇イリ原子〇事故にと繋がる、色々な災害や事故など、自然環境の破壊、 地球の未来を愁う内容。
最後は‥。。
やはり次々と読んでしまう。。。
もう、本当にいつ読んだのか分からないくらい昔昔に夢中で読みました。
ファンタジーなので当然かもしれませんが、作品の空気感がフワフワとして、透明感があって、とにかく不思議な気持ちさせられます。
他のかたもレビューで書かれていますが、当時、チェルノブイリの原発事故は遠い国のお話でした。
でもこの作品のお陰で、少し近く感じて考えることができました。
フィクションのお話のなかに現実の事故、それも本来目をそらしてはいけない大きな事故を取り入れて、それでもファンタジーとして成り立っているこの作品は本当にお勧めです。
扉絵の美しさに惹かれて無料2話を読んだらもう…独特な雰囲気に引き込まれてしまって、徹夜して一気に最後まで読んでしまいました。綺麗な絵で、読み応えのある内容でした。最終章はどうとらえていいのかわからず、何度も読み返し、考えてしまいました。アートは死んだのではなかったのか…、これはパラレルワールドなのか…、それともジミーは夢を見ているのか…、3人の兄弟たちは真実の愛を得たというハッピーエンドと考えていいのか…。これは昔のフランス映画やイタリア映画のように、最後の部分は読者の解釈に委ねられているのかもしれないですね。
清水先生ファンですので当然知ってるお話しです。
これは人魚姫のお話チエノブイリ事件を掛け合わせた話しです。
愛してはいけない人を愛してしまった、この人を愛したら悲しい過去が待っている。
チエノブイリ事件なんて教科書のことで自分事ではありませんでしたが、
今は日本でとても、ひどい災害が起こったのもあり、他人事には思えない作品。
清水先生は、女の子、男性はもちろん
中性的な女性を描くのがとても綺麗で
私は女ですが、女の子に、恋してしまいそうになります!わら
はるか昔に読んだ事があるけれど、そんなに古くさく感じないのは絵柄のなせる技なのか。このつづきを全く覚えていない。ただ強く思い出すのがラストでそんなにあっさり死ぬんじゃない!と誰かを助けたくてたまらない気持ちと。ベンジャミン(観葉植物)を見ると若干怒りが込み上げるようになったという(笑)
最後まで読んだ方で同じ趣味の人はこの気持ちに共感していただけるか。
とりあえずとても面白いです。最後まで読んだ時の満足感。詳細は思い出せないのにそれは思い出せます!
清水先生のお話は、伏線がやたらにあったり苦しく感じるお話が多い印象がありますが、この作品はハッピーエンドもあり、とても好きな作品です。
人魚姫の童話をモチーフに、環境破壊やチェルノブイリ事故をからめていて、人間社会への警鐘ともいえる要素もありますが、メインは、ままならない、様々な一途なロマンス。
なんといっても、詩的に美しい絵のラインと幻想的な世界観が魅力的で、三次元の重力とは異なる空気感を持つ作品です。
やや古い女性観とか、整合性の取れない要素とか、細かいことを言ったら色々ありますが、、ファンタジーですからね。
オススメです!
清水先生の作風大好きです。
たくさん他にも大好きな作品があります。
結婚と共に処分してしまったのが悔やまれます。
竜の眠る星とかでてきませんかねー。
あれが一番好きでした。イメージソングも素敵なんです。
すごく繊細で美しい絵と不思議な世界観に魅了されて、高校時代にとはまりして読んでました。まさかあの事故につながるお話になるとは思いも想像がつかず、息をするのも忘れる程に読みふけっていたのを思い出します。
今読んでも色あせない世界観。大好きです。
あぁ、美しい。悪役令嬢のお話を書いてくださらないかしら。絶対絶対美しすぎてしんでしまう。悪役貴公子とか騎士とか、冷酷なやつ。
スミマセン、興奮してしまいました。
子供の頃に読んでいました。
清水玲子の作品は大好きですが、読めば読むほど不思議な話です。
宇宙を周回し、卵を産みに地球に戻ってきた三つ子の人魚。だけど、女性化して卵を産めるのは最も優れた1人だけ。
その中の1人ベンジャミンは交通事故で記憶を無くし、兄弟たちと分かれて売れないバレエダンサーのアートと一緒に暮らし始めます。ベンジャミンがアートに恋をして女性化するのを防ぐため、兄弟たちがとった行動は?そして最後に女性化するのは?
チェルノブイリの原発事故を背景に不思議な人魚たちと人間たちの思いが錯綜します。
ウクライナのニュースをみて、この漫画で読んだあの美しい街並みが砲撃されたと思うと、とても悲しいです。