5.0
よかったです
懐かしかったです。
この何気ない日常が話が進むに連れ、すごく尊いものだった…と、感じるぐらい凄惨なその後の話が続きます。
特に最後の方で短い時間ですが、ある人物と和解してからの話が号泣でした。
YASHAには続きがあり、その後の話があります。(主人公は変わりますが)
各キャラその後で、主に子供たちの話ですがそちらもオススメです。
めちゃコミになくて残念です。
- 10
懐かしかったです。
この何気ない日常が話が進むに連れ、すごく尊いものだった…と、感じるぐらい凄惨なその後の話が続きます。
特に最後の方で短い時間ですが、ある人物と和解してからの話が号泣でした。
YASHAには続きがあり、その後の話があります。(主人公は変わりますが)
各キャラその後で、主に子供たちの話ですがそちらもオススメです。
めちゃコミになくて残念です。
吉田先生の作品は古い物から最近の物、全て読んでます。
作風は時代に合わせ変わってきますが、芯は変わってないなぁ、と思ってます。
人間描写が本当に好きで、内容も現代の問題になるだろうという題材を書かれてるような気がします。
BANANA FISHから入りましたが、ストリートチルドレンが問題になったアメリカ事情に照らし合わせていたり、カリフォルニア物語では、同性愛者の問題を書いていたり、夜叉では、バイオハザード、海街ダイアリーでは家族の在り方とか……。
男女問わず読んで楽しめる作品を書かれてる漫画家さんで、やっぱり一番好きな漫画家さんだなぁ(∩´͈ ᐜ `͈∩)ホゥ…・*♡
CKVがコロナに重なってしまって、吉田先生まさか予知していたのでは…と思ってしまう。
静がいたらコロナもワクチンがすぐ出来たかも❗️
人間ドラマ的にはbananafishを彷彿とさせる。静と十市がアッシュとエイちゃんに重なる、二人とも幸せになって欲しい。静には絶対死なないで欲しい。
国家レベルの大きなサスペンスと人間臭い人間ドラマが入り交じるとっても読み応えのある作品です。
クールだけど熱い、主人公が魅力的でまず引き込まれます。やはりお話の展開の面白さは秀逸。
設定がしっかりしていて、ちょうどいい現実感があり、スリリングな筋書きが引き立ちます。
ウイルスとか、遺伝子操作とか、すごく勉強されて描かれているんだろうなあ。
今、まさにコロナに振り回されている現実と重なる部分があって余計に面白く読ませてもらっています。
バナナフィッシュが好きな人はきっと気に入る作品だと思います。
この作品を読む前に、「BANANAFISH」を読まれることをオススメします。その方が理解しやすいかもしれません。登場人物が被っていたりするので、特にシンファンにはオススメな作品になると思います。
時系列?設定では、「BANANA〜」の数年後の話になるので多分。舞台は海外ではなくて、今回は日本の離島になりますが...。またややこしい内容になります。
この漫画を読んだあと、過去に読んだ本の一説を思い出した。
「作者は読者の想像力を奪ってはならない」
まあ、人はバンバン死にますしブッ飛んだ設定ですが、とても緻密に練られたストーリーでした。
ただバナナフィッシュと比べてはならず。不満を言えば3つです。
・ひとつめはセイの顔。
髪の短いときは魅力的だったのが、髪が伸びた頃から寄り目になっててマイルドなカイジ(笑)にしか見えなかった。
それでストーリーがスっと入ってこなくて何度読む手を止めたことか…。
この作者さんの絵柄は輪郭が細長いしアゴもとんがってるから余計にそう見えたのかな。
まあ、このひとつめはどうでもいい。
・ふたつめはルー・メイの存在。
ある意味バトルものの漫画に、お色気要員みたいな「女」は必要ないと私は思ってる。
それほど戦闘力があるとも思えなかったし、唐突にカットインするクロサキとのキスシーンや匂わせのエッチも必要なかったのでは?
さらに許せなかったのが、そのあと舌の根も乾かんうちにセイに迫ったこと。
とんでもない遺伝子を持つセイと、そういう関係になったら、もし妊娠したらどういう事になるか──考えもなしで、ああいう事したんかと少々呆れました。
セイにとってはラッキースケベ的で良かったでしょうが、これが後々の「イブの眠り」に響いてくるようなので(読んでる途中)、次作のためだけにセイとの絡みを入れたのだとしたら作者さんにもYASHAファンにも申し訳ないけど陳腐だと思いました。
・みっつめはシンのゲスト出演。
これはバナナフィッシュファンへのサービス精神だったのかな。でもチラッと出演だけでよかったように感じます。もしくはシンでなくてもよかった。
シンの現在の地位・それまでの社会的事情を説明するのはいいと思う。ただ彼のプライベート事情はいらんかった。
これもまた、さっきのルー・メイが聞かれもせんのにぺらぺら一人語りしたのだ。夢を壊さんでくれ。
──というわけで長々と不満ばっかり書き連ねましたが、最後にもうひとつ言わせて。
連作は「YASHA」「イブの眠り」だけにしてほしかった。
賛否両論あるようですが、バナナフィッシュの「光の庭」はなかった方がいい派です。これ以上、読者の想像力を奪わないでほしい。
自意識と存在価値の話が随所にあって、個人としてはBANANA FISHよりも痛くて切実な話。
静と凛の遺伝子的母親(父親は結局言及なし)のエピソードが一番怖くて、
ルー・メイの行動も腑に落ちました。
「二人とも人間よ」「疲れて辛くて当たり前」「温かくて鼓動がして安心するでしょ」
って伝えたかったんだと。
協一郎は気色悪くて有末医師に全面同感。
バナナフィッシュ以来、少しアクションから離れていた吉田先生…こちらの1話目を読んだとき、「また超人!?アッシュと被らない?飽きられない?」と、本気で心配してしまいました。が、そこは天才!!超面白いです。シンが暁と結婚してるのもわかって嬉しかった♪バナナフィッシュより、ちょっと同性愛色が強いかも。あちらは外国のお話だったので、何も感じなかったけど。
遺伝子操作で生まれた…倫理観云々だけではなく、人が神の領域に踏み込む怖さ。
そうして生まれたのが主人公なのだからこそ、人としての感情や対人関係をかんがえさせられました。重いテーマではありますよね…。
コミックスで発売当時に読んでいたけれど、BANANAFISH同様、読み返したい作品の1つです。この続編のイブの眠りも読んでおかねば!
キャラクターのかっこよさ、ハラハラドキドキのストーリー、遺伝子操作や新型ウイルスなど時代の先を読んだ要素があり、さすが吉田秋生さん!と思わせる読み応えのある作品です。
すっきりとしたスタイリッシュな絵柄は男女問わず受け入れやすいですし、読んで損はないと思います。