【ネタバレあり】Pieceのレビューと感想(2ページ目)

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  1. 評価:4.000 4.0

    母恐ろしい

    主人公の母も脆く危うく、亡くなった友達の母もちょっと…主人公彼?の母は怖い。実はその辺に溢れてるかもしれない、外から見えない家庭の事情、母のコントロールに苦しむ子供達の人間関係が描かれています。
    自分も子供をもつ母ですが、何気ない言動で子供が苦しんでるのでは?と考えちゃいました。

    始まりが、亡くなった友達?クラスメートの彼を探してほしいと頼まれるところで、ずっと死がつきまとい暗くてなかなか読めない展開でした。彼?のお手伝いさんに再会するところから急にわかったことがあり、引き込まれます。そこで無料分は終わるのですが。

    思春期の子にとって複雑な家庭の事情は人間形成に非常に大きな影響を与える、まさに見事な例だと思います

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    タイトル通り

    ストーリーはパズルのピース🧩そのものだったと思います。
    ピースを一つずつはめていき、段々と全貌が明らかになる…そういう作品でした。
    実際のパズルでも言えると思うのですが、完成(完結)した時に必ずしも感動(ハッピーエンド)かと聞かれたらそうとも限らない。
    まさにタイトル通りのラストだと思いました。
    だから、最後まで読んだけどスッキリしないという方も多いかもしれませんね。
    また、ピースはバラバラにしてしまえば途方に暮れるもの…とても危ういのは人の人生にも重なることが出来るのではないかとも思います。

    タイトルの『ピース』。タイトルのセンス、ストーリー設定を含めなかなか奥の深い作品だったと思います。
    ただ成海母の件はパズルの難易度をググッと上げてしまった感があります😅
    そこのピースがかみ合わさった時の衝撃はかなりのものだと思います。
    それもまたパズルの醍醐味と同じ。
    読み応えのある作品であることは間違いありません。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    結末まで考えさせられるストーリー

    読破しました。
    承認欲求が強いけど自分で何も決められない、依存性の高い母親と、そんな妻に嫌気がさして白々しい父親。
    そんな2人に育てられた水帆は、幼い頃が無意識に自分の気持ちを押さえ込み、周りが求める反応を返す事を良しとしてた子で。だからこそ、自分の気持ちに耳を傾ける事ができない。その方法が分からないまま成長した。学生時代の友達や初めてできた彼氏に対しても、相手の心を汲んでとか自分の気持ちも交えてコミュニケーションを取る事ができないから誤解もされたし、恐らく水帆の世界に色が無かったんだろうなと思う。
    成海ヒカルに会って、自分の中にある空っぽで無の部分が共鳴して、そのくせ衝動的で危うい行動を取ってしまう所まで2人は似てて。だから一緒にいる時間は安らげたのかな。
    そんな2人が、衝動的な感情で一度離れて。若くして亡くなった同級生の折口さんの葬儀がキッカケで再会する事になった。
    折口さんの母親からの依頼で彼女の恋人を探す事になり、様々な人と出会ったり出会い直したりする事で、人を多角的にみる事や相手の背景や気持ちなんかを感じとる事ができるようになって。成長して、迷いよたつきながらも自分の足で歩けるようになった。希望が持てたストーリーだと感じた。
    心療内科?臨床心理士?の成海母が意図的に計算して水帆の母親を操作しながら環境調整したけど、水帆は揺れながらも成海母を頼る事はなかったし、よろけて崩れそうになった水帆を助けたのは水帆自身が築いた友人や先輩達との絆だから。
    ヒカルも自分で考え、自分の足で立って進めば壊れないって分かったと思える描写があったし。
    もしかしたら、それぞれ自律した将来、水帆とヒカルが再会して共に歩む未来もあるんじゃないかなと思いました。
    いずれにしても、考えさせられるストーリーで好きな作品です。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    未知なかばです。

    47話まで読んだところです。同級生だった女子が、若くして亡くなった。卒業してから間もなくの事ですが、同窓会のように皆が参列するのって珍しく感じました。そこからヒロインが彼女の元彼を探す依頼を受けて話が動き出し、仲間も増えて。過去へタイムリープしたり、サスペンスようにパズルのピースがピタリと……そろそろラストかなと作品数を見直し、まだまだ先は長い(笑)わぁーい♡

    そこでネタバレのレビューを…(・・;)…ラストや貴重なネタが…まぁ、パンドラの箱←自己責任(笑)

    by Pu__uP
    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    引き込まれます。

    まだ無料分ですが、気になりきっと最後まで課金するでしょう。なんとなく水帆が自分と似てます。よくクールって言われたり、自分からは遊び誘わないよね、って言われたこともある。人前で本音を言うと面倒だから建前で人付き合いしていたこともあったなー。ので、成海に惹かれちゃうのもすごく共感できる。レビューをみるとハッピーエンドではないみたいだけど、水帆がよいほうに進んでくれるといいなーと期待をこめて、読み続けようと思います。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    成海との幸せな未来はありえない

    成海のようなタイプの男との幸せな未来はありえないから、この結末しかないと思う。
    何人かの主要な登場人物からの視点でストーリーが描かれているのに、ただ一人だけ成海からの視点が描かれていないので、成海の気持ちが最後まで謎のままだ。人の気持ちを考えず、自分の気持ちのまま行動する成海は発達系?水帆との最後の別れのシーンはひどすぎる。別れを惜しむでもなく、「じゃ、もう俺行くから。」と水帆を一人で置いていく場面からは水帆への愛は全く感じられない。
    では、成海にとって水帆はどんな存在だったのか?
    他の遊び相手の女とは少し違う。深い人間関係が苦手な成海だが、自分と似ている水帆に興味を持ち、わずかだが変化をもたらした。
    人間の脳は簡単に自分を騙す。
    最後に、水帆が子供の頃好きだったお兄さんに会って、自分の記憶の改ざんに気づくシーンが象徴的だった。
    いずれ、成海の事もどんな奴なのか気づくときが来るのだろう。
    しかし、図書館の館長さんが言っていたように、人を愛する事はそれだけで価値があると思う。なぜなら、それにより水帆自身が変わった。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    面白かったけど怖かった。

    心理という深いテーマの中で関わるほぼ全ての人の、光と闇が交互に織り込まれて、救いと、絶望を繰り返してなんだか疲れました(笑)
    面白かったけど、何度も読み返せる体力はないと言うか。幸福感は得られなかったです。(わたし的には)
    でも、作品として面白かったです。
    得たものもあったような感じもします。
    挑む様な気持ちになったというか(笑)

    私的には作者の意図と、読んだ皆さんが何を感じたか大変興味深いです。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    自分探しの青春ミステリー

    美人だけど人と壁を作ってしまう大学生のみずほに、ある日、高校時代の同級生、折口さんの訃報が届く。彼女は顔も忘れていたほど、存在感の薄い女の子だったけれど、葬儀場で彼女の母親から思わぬ事実を告げられたことから、彼女の過去を探ることで、自分探しの旅が始まる。
    人と距離を作ってしまっていた自分の心を直視して、誰かと深く関わることに少しずつ挑戦していくみずほ。そこには、幼い頃からの家族との問題があり、親に気に入られるためにやってきた行為が、今の自分を作っていることを実感する。
    初めて人を知りたいと思わせてくれた、高校時代の同級生の男の子、成海。成海の暗い闇を知り彼から逃げた高校時代。でも折口さんの過去はいつか成海とつながり、改めて成海を知ろうとするみずほの葛藤が痛々しくも美しい。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    斬新な切り口でいい

    主人公水帆の元に、突然掛かってきた訃報の電話。高校の同級生の折口はるかが亡くなったと。
    誰も友達がいなかった折口はるかが、何故か水帆と友達だと生前母親に話していたと。母親からお礼を言われるが、友達ではなかったと本当の事を言い落胆させてしまう。
    改めてお参りに伺った水帆に、母親からあるお願いをされる。
    クールで他人に立ち入り過ぎないようにしてきた水帆だが、そんな自分を変えたい気持ちもあり、その願いを聞き入れ折口さんの付き合っていた男を探し始める。
    先が全く読めない、ピースを一つづつ埋めていくようなストーリーが新鮮でいい。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    綿密に構成されたストーリー

    確かに…ぐちゃぐちゃになった小さなピースの一つ一つを探し出して、はめ込んでいくようなストーリーでした。登場人物がそれぞれにいろいろな形で繋がっていて、幼少期から20歳になるまでの長い時を経ての出来事の繋がりもあります。そしてそれぞれが、その時その時で傷つき、苦しみ、迷い、絶望しながらも進んでいきます。その度毎に、読んでいるこちらも心が痛みます。いつの間にかその世界に引き込まれていきます。私はあまり成海くんは好きになれなくて、ヒロインに目覚めてほしい…と思いつつ、彼にふりまわされながらも自分自身の感情を解放できるようになっていく彼女を応援していました。ハッピーエンドではないのが残念とか、最後がつまらないというレビューもありますが、私はエンディング前のクライマックスはすばらしいと思いますし、これ以上のエンディングはないのではないかとも思っています。感動の嵐です。最後の成海母とヒロイン母の繋がりのところがしっくり理解できていないので、もう1度じっくり読み直してみたいと思っています。

    • 1
ネタバレあり:全ての評価 11 - 20件目/全428件

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