4.0
母恐ろしい
主人公の母も脆く危うく、亡くなった友達の母もちょっと…主人公彼?の母は怖い。実はその辺に溢れてるかもしれない、外から見えない家庭の事情、母のコントロールに苦しむ子供達の人間関係が描かれています。
自分も子供をもつ母ですが、何気ない言動で子供が苦しんでるのでは?と考えちゃいました。
始まりが、亡くなった友達?クラスメートの彼を探してほしいと頼まれるところで、ずっと死がつきまとい暗くてなかなか読めない展開でした。彼?のお手伝いさんに再会するところから急にわかったことがあり、引き込まれます。そこで無料分は終わるのですが。
思春期の子にとって複雑な家庭の事情は人間形成に非常に大きな影響を与える、まさに見事な例だと思います
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