【ネタバレあり】もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活のレビューと感想(9ページ目)

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これが王になって大丈夫?
ヒロインのヴェラは表に立つことが苦手なものの皇太子カロルの妻として懸命に尽くしていたが、ある日カロルに「君に興味が無くなったから離婚してくれ」と言い渡される。この国には精霊の加護を持つ者が稀に現れ、特に王家に入ると国中に加護が広がり飢饉等を恐れる必要がなくなるのだが、大臣の娘が加護を受けたため彼女と再婚したいからだった。実家にも追い出されたヴェラは雪のやまない街にある祖父母が住んでいた家で一人暮らしをすることに。その街には皇太子の異母兄アランがいたのだが、彼は高位精霊の加護を受けたために周囲を凍りつかせる存在となってしまい、却って国の災いになるので王位継承権を失った不遇の王子だった。けれどなぜかヴェラの周囲は凍り付かず、アランに出された紅茶も熱いままで……?
まあよくある「別れた妻の方が強力なチカラを持っていました」というパターンですが、ヴェラの持つ加護がわかりにくかったのはともかくとして、目立たないけどしっかり夫の陰で内助の功を発揮していた妻を「何もできない役立たず」と思い込んで笑顔で離婚を言い渡すカロルがひどすぎます。いなくなって彼女が何をしていたのか知らされて後悔して、って全く妻を見ようとしてなかっただけのこと。夫婦生活も皆無だったのはなんだったんでしょう。
最終的に兄とどっちが国王になるのかわかりませんが、(チョイ役はカロルの努力を褒めて今後について激励していましたが)こんなに身近な人のこともわからない王では先行きも不安ですね。心優しいヴェラにはアランと幸せになってほしいものです。
絵は地味ですがデッサンがしっかりしていて見やすいです。by トラダ-
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続きが気になります。
無料分2話読みました。離婚されたヒロインの新たな恋の予感や、隠された能力はなんなのか、続きが気になります。
by ゆーのんピグピグ-
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温かくなる
無料分読んで、数話課金して、一気読みしてしまった。
アホ王子と加護を受けた後釜王太子妃は、まぁ頑張って!!
前に出ることが苦手でも十分な仕事ぶりだった元王太子妃のヴェラ。ヒロインが素敵です。
ヒロインの両親はクズ。
アホ王太子もチリほどの良心はあったみたいでよかったが、自業自得。まぁ立場的には致し方なかったのも理解するが。
冬の加護持ち兄王太子アランとの紆余曲折はこれから始まるのでしょう。ヒロインの秘密早く知りたいです!早めの更新お願いします!ヒロインが城に戻されることなく、幸せな時間をアランと共に過ごせますように。by ほいな-
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カロルと離婚させられて、別の町で暮らすことになったヴィラ。
そこでは自分の好きなのことを過ごせて楽しい所に元夫のカロルの兄弟のアランが訪ねてきた。
ヴィラのもとを訪れるようになったアランは少しずつ生きづらかった世界が、ヴィラと過ごすことによって穏やかになっていき、とてもいい雰囲気の2人(◍•ᴗ•◍)
ヴィラに告白してからのアランのまっすぐに言葉に伝えている姿がステキすぎる!
少しずつだけど、前の家ではヴィラがいなくなってから問題が起きるようになってきて、一方でヴィラの住む所では花が咲いたりアランが素手でヴィラに触れるようになったりと色々な変化が起きてきて、読んでいてとても楽しいです!
早く次の配信が楽しみです!by ほかの-
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かわいそうな女性
一生懸命つくしてきた結果が離婚なんて、報われないですね。独り身になって自由になったことには共感します。
by 鬼目のきょう-
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面白い
離婚を告げられても気持ちを切り替えて自分の好きなことや、やりたいことをするのがかっこいいと思う。
イラストが綺麗だし、話も面白い。by すずもこ-
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好き
とても好きな絵柄です。
触れることができないと思っていたら…
素敵な2人の物語です、今後も楽しみです。by とんとっき-
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婚約破棄は新たな始まり
定番のスタイル。婚約者の王子から別の女と結婚するからと別れを切り出されて、雪深い土地でマイペースな生活を送っていく…
by シラハマの湯-
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面白かった
ストーリー設定が、面白かったですし、絵も、素敵で、癒されました。ぜひとも、アニメ化して欲しい作品でした。
by モフさん-
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本当に素敵【ネタバレあり】
夫に離縁を切り出された王太子妃の、新しい生活と出会いの物語。
もう興味がない、なんて酷い言葉なんですけど、読み進めていくと元夫であるカロルの言い分というか、苦しい本音も見えてきます。
精霊の加護に国力を左右される、という物語の設定から、何の力もないヒロインのヴェラから作物の実りを約束する夏の加護を受けた女性を伴侶に乗り換えるという判断は、王太子としては間違ってないのかもしれません。
ただ、この後釜さん、加護はあっても他の能力、たとえば妃としての心構えとか、人に対する接し方、他国の王族とのコミュニケーションスキルとか、全く足りてない。妃教育もはかどらず、それを指摘すればメソメソ泣くヘタレなわけです。ゲンナリするカロルさんですけど、自業自得なんでまったく同情はできない。
で、王宮から追い出されたヒロイン、ヴェラの新生活は、粗末ながら心満たされる穏やかなものでした。
そこで彼女は、カロルの実兄で元王太子だったアランと出会います。
アランは冬の加護を受けた人物です。
彼が触れるもの、それはたとえ人間であっても即座に凍ってしまうため、彼は王宮を離れ、ヴェラが暮らす片田舎の領地に引きこもっていたのでした。
夫にもういらないと捨てられたヴェラと、望まぬ力のために王太子の地位を捨てざるを得なかったアラン。
2人は似たような境遇であることから、自然に仲良くなります。
不思議とアランの冬の力が、ヴェラにはあまり効かないんですよね。彼女が編んだ膝掛けが、帰宅してもずっとあたたかかった、と喜ぶアランを見るとなんだか切なくなります。眠る時も何をしていてもいつも冷たかった体が、ヴェラの膝掛けのぬくもりに癒されたんだろうな、と。
この漫画、特に説明っぽいセリフがないんですよね。人物の仕草、表情で見る人の心に伝えてくる。ホント、繊細で素敵な話運びなんです。
読んでいくと何となく、ヴェラにも何らかの能力があるのが窺えます。全てのものを凍らせてしまうアランが誤って彼女に触れてしまっても凍りませんでしたし。
能力発現して以来、初めて、他人の肌に触れることができたアランの涙のシーンは、こちらも目が潤みました。
派手なシーンはないのに、心に激しく熱いものを伝えてくる、そんな名作だと思います。本当にお勧めです。by tinyなピーラー-
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