【ネタバレあり】祝福されないこどもたちのレビューと感想（3ページ目）

祝福されないこどもたち

暗い過去を持つ3人のきょうだい。長女の育った環境は壮絶で、彼女の妹、弟に対する思いが切なく、心が痛い。守られている妹や弟にも、それぞれの思いがあり、恋愛に生きたい天真爛漫な妹、普通の高校生の悩みを抱える弟も切り離せない過去によって生活が続けられなくなるのではないかと脅かされる。親は選べないというが、親への怒りと長女の不憫さで心が重たくなるものの、先を読まずにはいられません。

きょうだいの絆が素敵だった

連続凶悪犯の子供達の物語。特に長女は妹弟を守るためとはいえ手伝いをさせられていた。今は自分への戒めにと姉弟たちだけでひっそりと暮らしているが、次女が彼氏を連れてきてその彼氏の正体が実は被害者の遺族だった。
けど彼氏の本当の姿が遺族ではあるけれど思っていたのと少し違っていて、クライマックスは意外な展開だった。最後まで読まないと分からないことがたくさんあって課金して全て分かってスッキリした。ネットで読める漫画には登場人物を色々出して引き伸ばして課金させて核心の話が進まないものが多いなか、これは長すぎずまとまっていたので読みやすかった。最後弟くんもハッピーエンドになって良かった。

どんな状況であれ生きて行くこと

とても重いテーマで第三者で見るのは本当に赤の他人すぎて、どちらの立場で、もし生活が見えてなければ?、と自分だったらと思うと感想がまとまらなかった
(漫画としては作者推しだし面白く読んだ)
牛のおじさん、面倒見の良い弁護士、おばあちゃん、それでも曲がらず育っていく妹弟、事情がわかっても寄り添ってくれる人達、比較的恵まれていたのかもしれないし、優しかった姉の努力の結果もあるのかもしれない
3人が穏やかに暮らしていけているなら良かったと思う
この先も、平坦でありますように

じわじわと

最低な親を持つ3人姉弟のお話し。最低な親はそれらしい理由もなく大量○人を犯し、その手伝いを長女にもさせていた。手伝いに向かない次女を両親が○そうと計画しているのを聞いた長女がそれを防ぐために、○人を露見させる。
そこから始まる3人の葛藤の日々と何気ない日常と、その日常に忍び寄る何かと、、、。
辛い葛藤の中に差し込まれる、弟くんの日常に、かえって胸が痛くなったり。
個人的に、番外編が好きです。

イッキ見でした（明日早起きなのに）

すごい。すごすぎた。。
タイトルからすごい掴まれてて、読み始めたらもうダメ。
課金せずにはいられない。

何度も何度もハラハラして、ホッとして。
途中あいつはまじで意味わからんかったし、ちょっと展開が急！？な感じしたけど、ダラダラされるよりはいいか、と。
最後はいい感じに着地してくれたのがまた良かった。

この作者さんの別作品も読んでて、一気にファンになりました。

妙にリアルで、怖くて重い作品でしたが一気に読んでしまいました。

被害者側の遺族の方はクローズアップされてTVで出てくる事があるけど、容疑者側はなかなか見ない。けれど、こんな思いをして追われて…っていう方はごまんといるんだろうな、と改めて思いました。しかも、被害者遺族からしたら、そこもまた恨む対象になる事も多い。
自分が犯した罪じゃないから、幸せになる権利を持っているはずなのにね。

最後は、はるこが「なつことあきとは裏切らない最高の存在」だと気が付けて少し変わる事が出来て、本当に良かったです。弘人にそそのかされて罪を犯そうとした時にはどうなることかと思いましたが。

ただ、結局電車に轢かれた記者さんはやっぱり弘人に突き落とされたの？なんのためだったんだろう？

明日も仕事なのに夜中に一気読み

最新22話まで一気読みしてしまいました。広告によく出てきていて気になっていたのでなんとなく読み始め、惹き込まれてしまいました。
主人公の自己犠牲の精神が痛々しい位でしたが、妹弟を大切に思う様子にはとても温かな気持ちになります。辛い話ではあるけど、不思議と癒されもする漫画だと思います。
とにかく、主人公には幸せになって欲しい、そう思って読み進めました。
そしてなっちゃん。あんなことがあったあとも、なんやかんや立ち直る逞さが素敵です。みんな良い子だよね。
個人的には最初から大和さん気に入ってるので、よかった。主人公にとっての幸せは妹弟だとは思いつつ、大和さんにもずっと居て支えになって欲しいな。
ここからは波乱なく終わってくれることを願うばかり…また波乱、あるのかしら。それとももうエピローグに入ってるのかな？

複雑

両親が２人とも協力して11人もって、しかも長女を始末するかみたいな、どうしたらこんなサイコパスなど夫婦になるのだろうか
そもそもそれをする事で、なにが得られたのかまではまだわからない（例えば保険金なのか快楽的なのか）けれど、子どもたちには幸せになる権利がある
けれど、本音を言えばもし身近にいたら、自分の子どもと犯人の子供がつきあっていたら反対するし
両親がそんななら、何かしら遺伝してそうと思って避けてしまうかも
幸せにはなってほしいけど、現実的には難しい
色々考えさせられます

ん～...

凄く深い作品だと思いました。まだ少ししか読んでないですが、レビュー評価では加害者の子供でも幸せになってもいいのでは？という意見が多いようです。が私は微妙な気持ちですね、この3人の子供達には罪はなくても、子供は親を選べなくても、やはり11人という大量の人を殺しているサイコパスな両親の血は引いている事は事実です。子供達はひっそりと生きていくしかないと思います、そんな両親だったとしてもいいという相手が現れ仮に結婚したとしても子供は持つべきではない。サイコパスという異常な血はこの3人の代で終わらせるべきだと。

ただの感想

面白いです。
なっちゃんの恋人、都合が良すぎて絶対になにかあるなと思っていたので、ようやく出てきてやはりそこかぁと納得しました。
しかし、あの人格を掘り下げる展開だと怖いですね。歪み過ぎ。
幼い頃から罪の意識を積み重ねたはるちゃんのほうがまともな倫理観を持っていて(多少内罰的過ぎる傾向もあるけれど)、無垢なネグレストで育った彼が他罰他責思考に育ったという両極端。
成長過程で、他者と関わることがどれほど複雑なんだかと考えてしまいました。
はるちゃん、脅しに屈しないで欲しいけれど。果たして社会的倫理観を守れるほど、彼女自身が社会に守られまた、信用できているのかなって考えました。