4.0
手なずけるど根性様イスティナ
レビュー評価かなり低めですが、確かに前半は、ラオンに対するイスティナのゴリ押しが鼻について、読む気が失せがちだったかも…。それでも、イスティナに対するラオンの態度が変化し、リリアナが転生してくる頃には、大分面白くなってきたと思います。
そもそも、イスティナ(の中の人)、あれほどラオンに嫌われていたのに、物凄いハンデがあったのに、よくもまあ諦めずに七転び八起きのど根性で、ラオンに食らいついていったよね。他の男子に見向きもしない「ラオン愛」の深さは、あっぱれとしか言いようがない。「帝国の女神」の結末を知っているくせに、複数の男性ヒーロー攻略を目論んでいた転生リリアナとは大違い!
いじめっ子が手のひら返しで、気持ちが悪いとの説もあるようだけれど、本当にいじめがなくなって、仲良くしてくれるなら、絶対そっちのほうが安心で嬉しい。ラオンだって、すぐにイスティナを許したわけではなく、何年もかかっての両想い、イスティナにとって、決して楽な道ではなかったのでは?
「手なずける」って聞こえはよくないけれど、イスティナの願いはただ一つ、ラオンの死を回避すること。そのために、あらゆる手段を使って、ラオンを守ろうとするイスティナ。こんなに愛されていることが分かったら、そりゃ絆されちゃうよねー、ラオン?
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