2.0
説得力不足??
余命幾ばくもない善人の夫とその夫を裏切る最悪な妻という構図のお話で、その周りに主人公への協力者とか嫁の悪巧みの共犯者とかが出てくるわけですが、色々と設定に説得力不足が多い。
主人公を助ける会社後輩はまだ良いとしても、偶然病院で担当についた幼馴染についての設定も変だし、嫁の悪意と保険金目当てに気づいた後の行動も変。
そもそもラウンジで働いて客と寝て…と夜に家を空けまくってたはずの嫁なのに、これまでの行動を全く把握してなかったのはなぜ?
嫁の本性が分かった後はひたすら嫁と真っ向対決。
離婚自体よりも死後遺産や親権が嫁に移り子が不幸になることを避ける事が目的のはずだし、主人公も作中で「子供を守る!」って言ってるのに、ひたすら離婚のために嫁のアラを探して奔走しています。
まずは保険金の受取人変更するとか解約するとか、嫁が親として不適格である証拠を集めるとか、資産確保(それも給与振込口座しかないの?毎月10万振替されたくらいでなくなっちゃう程度が全資産?)とか、妹か誰かに遺贈するための遺書を作るとか、子のためにやれること沢山あるような気がするけど、ひたすら嫁と闘う!ってなってる。
スッキリ読むためにも、もう少しお話に説得力がほしい。
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