みんなのレビューと感想「ブスなんて言わないで 分冊版」（ネタバレ非表示）（10ページ目）

中身が濃い

ルッキズムってほんとなんなんすかね？

私は若い頃肌荒れが酷く、高校時代は汚い顔と言われて過ごしました。ニキビが落ち着いた20代前半になると、今度は男性から声をかけられるようになりました。

ミソジニーの男尊女卑家庭で育てられたせいで男性嫌悪だったのも段々薄まり、ようやく普通に話せるようになると、今度は性の対象として見られていると気づき、またしても自分の女性性が心底嫌になり、今40になってようやくしがらみから解放されたような気分です。

ルッキズムの厄介なところは相対評価であること。この作品の中では何度もその葛藤が描かれます。
渦中に居る人間にはありのままの自分を認める余裕も考えもありません。常に無意識に周りを評価し、また評価される側に居るからです。

ただ一方でブスを自称、自虐すること、容姿イジリのタブーの世間的流れもそれはそれでつまんなくない？とも思います。
高度なブス同士のやりとりがただの容姿イジリに落とされていることは、芸人へのリスペクトが足りないし、容姿イジリが笑えないならそれはネタそのものがつまんないだけ。
カレー沢薫のブスの本懐読んでみなよ、と言ってあげたい。
ブスがブス同士傷口舐め合ったっていいじゃん。外野は引っ込んでろって思う。

基本的にはルッキズムには反対です。ただ、自分の容姿を受け入れてそれを表現するやり方は人それぞれなのだから、可哀想だから止めようと全て無かったことにする社会的な流れも好きじゃない。

コンプレックスもそれを武器にすることも、自己表現として周囲が認める成熟した社会になるまで、ルッキズムに立ち向かい続ける知子と梨花を見守りたいです。

おもしろい

いろんなサイドの目線からルッキズムについて考えさせられるお話で、今までにないパターンでとても面白いです。これからどうなっていくのか、すごく続きが気になります。

おもしろい

登場人物たちの今までの生き方、考え方が共感できるものばかりで、ルッキズムを通してどのように成長し人間関係も変わっていくのか楽しみです！

自分がどちらかの立場でなにが正しいかは変わってくる。どっちも正しくてどちらも間違ってる。色々考えさせられる。とても面白い読み進めたい漫画です

事務所に押しかけるあたりスタートがどうなるのかな？という感じでしたが、いろんな角度から問題に向かっていてとても興味深い！
早く続きが見たいです

双方の思い

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「ブス」が被害者、「美人」が加害者かと思いきや、それぞれの思いが描かれてそうで続きが気になります。

学生時代に自分をイジメてたやつに復讐する、よくあるパターンの話かと思ってましたが、違ってました。
奥が深い話です。

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美人なりの地獄ってなんだよ！と思い、次を購入したくなりました。すっかり主人公といじめっこの二人の魅力にやられてます。

いつもジワっと沁みる

メイクで変わりたいとか、美人になりたいって気持ちももの凄く分かるし、反対にメイクはマナーでスッピンはマナー違反でて何だそらって気持ちも凄く分かるから、私自身いつもダブルスタンダードの気持ちで見てます。
登場人物皆が四苦八苦して模索して自分なりに胸を張っていこうとする感じが凄く好きです。

おもしろい！

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よくある美人とブスがわかりあう系の話かな〜と思ったら、その間にいる「ちょっと可愛い」人の話も入ってて、リアルさを感じました。二人もそんなにわかりあえてもいないし、背の低い男性っていう見逃されがちな外見至上主義の被害者にも着目してておもしろいです。