5.0
最新話までヒロインの魅力炸裂中!
この原作者さんの他のコミカライズ作品
”悪徳令嬢はオジサマに夢中です”
が予想に反して面白かったため、その流れから最新13話まで読みました。
タッグを組む漫画家さんは違いますが、この作品も五つ星で面白いです!
以下はストーリーのネタバレ要約と感想です。
まず、ヒロイン•リリアーナの愛らしいキャラに序盤からずっとハート掴まれてしまいます。
タイトルにあるように見た目も小動物系で、両親や兄弟からも溺愛されている伯爵令嬢リリアーナ。
王家主催で”年頃の貴族の娘たちは全員参加”
という、氷の王子とのお見合いパーティーで、婚約者に選ばれる事は回避したいリリアーナは、
地味な装いで壁の花になって目立たない作戦を兄弟達と立てて決行しますが、
その作戦と食いしん坊な性格が裏目に出てしまい、ウィリアム王子から”コレ”と選ばれてしまう。
最初は王子も冷たく何とかして婚約者候補から外してもらおうとするリリアーナですが、
王子の前で、リスやハムスターのように頬いっぱいにして夢中にお菓子を食べたり、
最初の話題で、王子の幼馴染の鼻毛が三倍速で伸びるお祈りをすると言ったり、、
まあ確かに、どんなイケメンでも鼻毛が伸びてる姿を見てしまうと、百年の恋も冷めてしまう気にはなりますが笑
鼻毛話を真顔で話す貴族の娘らしくないリリアーナに、笑わない王子も絆されていきます。
リリアーナは可愛いだけではなくて、意外とたくましいところがあるので、そんなところがまた愛されキャラ要素なんだなと思います。
例えば、
嫉妬した貴族の女達から呼び出されても、イケメン兄弟を生贄にしてうまく立ち回る要領の良さもあれば、
王太子妃教育は優秀で、そこから逃げたいわけではなく、婚約者という立場から逃げたいという真面目な線引きがある。
家柄や資産や容姿などにこだわる他の貴族の娘達と違い、自分の両親の様に幸せになれる相手を望んでいるところも良いですね。
読み進めると、ウィリアム王子視点のエピソードがあり、そこで彼が何故女を信じないか笑わなくなっていったか理由が判明します。
そこからは、
リリアーナの婚約回避の奮闘より、むしろ王子の芽生え始めた恋を応援したくなりました。
リリアーナは王子にとってやっと見つけた理想的な相手だとわかるので、今後二人がどのように変わっていくのか続きの配信が楽しみです。
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