【ネタバレあり】真綿の檻のレビューと感想（126ページ目）

意外

広告で見て、あり得ない夫！と思って全部読んでみたら、なんていい夫かと感心しました。昔の父は亭主関白で何もしない。母の苦労はわかるけど、母ひどい。

最初は

広告にでてたので読みました！
最初は怖い旦那に支配されてる嫁､､､と思ったんですけど、旦那いい人！毒親？毒家族？とでも言うのかな？自分を悪者にしてでも妻を守る旦那さんかっこいい！と思いました！

私は甘やかされた末っ子なので
気持ちはわからないけど
子供心が切なくて泣きながら読みました。
今、子供一人だけど
2人目できても同じように愛そうと思う

気になる。

そう。先が気になる。何！こんな、感じで、生きて行けるの？この人は、感情ないの？でも、気になり過ぎます。

主人公と自分が重なった

まさに、主人公と同じような生き方。
母はいつも私にだけ冷たく厳しかった。子どもの頃から家事を手伝って、学校の成績が良くても褒められた記憶はない。大学の話も同じ。
大人になっても、都合よく利用される。私が助けて欲しいときには助けてくれない実家の家族。当たり前のように、面倒を押し付ける。そして、私に育ててもらって世話になったのだから感謝しろと言う。息子ばかり可愛がって自由に何でも与える親。自己中な弟からは迷惑ばかり。
主人公は素敵な旦那さんに出会えてよかった。

久々に

想像していた内容と全然違って、いい意味で期待を裏切られた作品。
ここまで極端ではなかったものの、自分自身も同じような経験があり、リンクしてしまう部分が多くて感情移入できた。
姉、弟の関係ってこういう家庭が多いんじゃないだろうか。
母親は断然弟がかわいい。でも大人になって気がつく。娘の方が近しい存在なのだと。

面白かったです。
惜しいのは、父親、弟とその妻の話を後半にもう少し織りまぜてもよかったのでは。
特に弟。盗みまでやっているのだからもう少し痛い目見てスッキリさせて欲しかった。
最後に姉をどう思ったのか。マトモそうな弟の妻はどう感じたのか。を読みたかったです。

口ごたえできない妻、モラハラ夫、姉を心配する弟。と思って読んでいると、視点が変わるとひっくり返ります。
嫌なヤツに復讐してすっきり！みたいな終わりじゃなかったのでよかったです。

夫婦とは、親子とは

視点が変わると、人の印象もかなりかわる。
旦那さんは、皆が思ってたモラハラ夫じゃない。素晴らしい旦那さん。
でもお母さんのことも悪くは思ってない主人公は、大人。

作者買いです！モラハラ夫！？と思いきや、なんて良い旦那さんなんだろう！親子だからって分かり合えるなんて、誰にでも当てはまることでは無いんですよ！私はとっても好きなお話しでした。