煙と蜜

あらすじ

花塚姫子12歳、土屋文治30歳。ふたりの関係は「許婚」だった――。西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。華やかで活気に溢れたその空気の中で、「文治さま」「許婚殿」と呼び合うふたりは、18の歳の差を超え、ゆっくりと愛を育んでいく。『ルドルフ・ターキー』でアメリカ黄金期を活写した長蔵ヒロコの最新作は、濃厚で芳醇な愛の物語。読切掲載時に熱狂的な支持を得て連載化が決まった本作、待ち望まれた第1巻がついに刊行!!

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  3. 001話 コメント26
    第一話 お茶と吃逆(1)
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    第一話 お茶と吃逆(2)
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    第二話 満月と名前(1)
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    第二話 満月と名前(2)
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    第三話 雷と茸(1)
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    第三話 雷と茸(2)
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    第三話 雷と茸(3)/第四話 祠と稲荷寿司
    47pt
  10. 008話 コメント13
    第五話 砂利と体温(1)
    47pt
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    第五話 砂利と体温(2)
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    第六話 秋刀魚と寝相
    47pt
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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    大正版源氏物語(多分浮気はしない)

    ネタバレ レビューを表示する

     世の中に年の差カップルのお話は多々あれど、18歳差で相手がまだ少女ともなれば、思い浮かぶのは「源氏物語」の光源氏と紫の上くらい…でも、文治さまは光源氏のように、あっちこっちに女の人たち、いないよね。その意味で、大正版浮気をしない(多分)光源氏物語若紫の帖かも!と思いながら読んでいます。
     それにしても文治サマ、男臭さ、オスっぽさ全開放です。男の色気、ハンパない!でも、決して堅物クンでもないんだよね。ゲスい脅し文句を口にしたかと思えば、その同じ口で「いつか姫子さんだけに お見せしますよ」や「姫子さんが壊れないほど大きくなったら 試してみましょうか」など、甘い口説き文句を宣う。博打も強いし…おまけに、褌姿がとっても美味しそうな美丈夫!もう、オトナの女には、いいオトコ過ぎてたまりません!姫子がまだ、何も知らない少女で、本当によかったと思うよ…。
     この二人、一族同士の利害が一致しての婚約らしいけれど、それなら姫子の母瑞子の方が、年も近くて現実的だったんじゃね? 30歳の男盛りだったら、きっと過去の二つや三つ、ありそうだし…。そもそもあのセクシーな隈の原因は?などなど、掘り下げればキリがないこのお話、まだまだ想像の斜め上をいく展開が待っていそうです。
     今は30歳と12歳でも、あと5年もすれば、35歳と17歳、夫婦として、全く不思議のない組み合わせです。いつか大人として、情を交わし合う二人に逢えることを固く信じ、星5超を贈りたいと思います。

    by Mayaya
    • 44
  2. 評価:4.000 4.0

    貴重な漫画☆。

    ネタバレ レビューを表示する

    他の漫画サイトでは、既に人気の漫画です。大正時代を扱った漫画は少ないけれど、これは色々な意味で魅力に溢れた作品だと思います。表紙をご覧頂ければ分かる様に(特に着物の柄)、大変緻密で綺麗な絵です。

    主人公の姫子ちゃんが年の離れた婚約者の事を想い、時折、少し背伸びしようとする姿が微笑ましいです。絵良し、ストーリー良しの漫画はなかなかないと思うので、貴重な漫画かと思います。

    余談ではありますが、以前、他の漫画サイトで、大正時代を体験?されたと思われる方が、この作品に対して「こんな事は当時ではありえない」と言っていましたが、別に漫画の世界なのだから、自由で良いのではと私は思います。

    • 23
  3. 評価:5.000 5.0

    文治さんに惚れてまう〜!

    30歳と12歳の年の差カップル。早く文治さんに見合う大人の女性になりたい姫子ちゃんの健気さがめちゃくちゃかわいいのはもちろん、文治さんのキャラがまことに沼深い!

    男爵家出身の少佐というお家柄も仕事ぶりも良い油の乗ったいい男!まだ少女である姫子を子供扱いせずレディとして扱い、且ついやらしい目では眺めず大事に慈しむように成長を見守ってくれています。嵐の日には助けに来てくれたり、助言をくれたり姫子にとっては父であり兄であり将来の旦那様である優しく頼れる人。
    でも姫子に怖がられないようにあえて髪を伸ばしている可愛い一面も。
    えろえろしたことは全然していないのに軍で鍛えたムキムキボディやタバコを吸うセクシーな姿、おもむろに近づく距離感にドキドキさせられます。
    そんな紳士的な文治さん、食べ方=床での様子と耳にした姫子が文治さんの綺麗にたくさん平らげる食べっぷりに勘違いして「きっと寝相もいいのですね」と言った後、色々察した上で「いつか姫子さんにだけお見せします」とニッコリ返答した姿に非常にエロスと大人の余裕を感じてたまらん気持ちになりました。

    姫子のお母さんのお古の香水に向けてダッシュする女中さん達や、おじい様、姫子ちゃんのお友達等周りのキャラも面白いです!
    時代的に戦争や災害で離れ離れになってしまう展開もあったりなんかしてとちょっと心配ですが、大正ロマンほのぼの甘酸っぱいストーリーをこれからも楽しみにしています♪

    • 10
  4. 評価:5.000 5.0

    可愛い片想い

    ネタバレ レビューを表示する

    12歳と30歳なので気持ち悪いという意見も多いですが、私は好きな作品です。
    姫子は文治に釣り合う女性になりたいと日々奮闘してますが、毎回文治にメロメロで顔を真っ赤にしてしまいます。
    そういうお年頃なのもそうですが、男性にたいする免疫ゼロ!!
    文治に「姫子」と呼ばれただけでプシュ~ってなっちゃうほど。
    使用人のお姉さま方とのやり取りも楽しく、食卓に並ぶ料理もとても美味しそうに描かれています。

    たまに文治メインのストーリーもありますが、文治の立場ゆえの葛藤や、部下たちとの交流が丁寧に描かれております。

    • 6
  5. 評価:5.000 5.0

    雪とカチューシャ 思春期の姫子さん

    ネタバレ レビューを表示する

    文治さんは自分のことよりも家族が幸せであることを願うような人なので、姫子の意志を尊重していて、大人になって自分と違う人を選んでも構わないとも思っていると思う。いつ死ぬかわからない軍人さんですし。
    つい頬に口づけしてしまった姫子に「ああいうことは大切な人のために取っておいたほうが良いのではありませんか?」と優しくいう文治さん。それに対しての姫子の文治さんへの答え、文治さんも姫子の自分への一途な思いと大人として成長途中の姫子さんに気づかされます。お兄さんとして弟たちに接してきたように今まで姫子の成長を見守ってきた文治さんがいつ大人の女性として見るときがくるのでしょうか?
    姫子さんの成長を文治さんとともに見守りたいと思うます。
    歴史上、大変な時代でシベリア出兵が近いですが2人が幸せになれますように。カチューシャの唄が切ないです。

    • 5

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