【ネタバレあり】明日、代わりに殺します。のレビューと感想

やっぱり

交換○人、それぞれアリバイありで見つかることなくすんなり新しい人生を歩めるか？と思いきや、やっぱり最後はそうなるんだな...と現実的な結末。
3人が○した相手にそれぞれ苦しめられて辛い思いをしたんだから不謹慎かもしれないが、物語なんだからバレずに新しい人生を歩んで欲しかったなぁと個人的には思った。

ネットで知り合った会った事もない3人がお互いに憎んでいる人に復讐する。復讐したい人が皆クズですが、復讐は痛い目にあった方がスッキリする。

う～ん。

SNSで知り合い一度も会ったことがない人達に対して「親友」という認識が出来るのかあ・・
正直、ジェネレーションギャップを感じてしまう。
まして「親友」間でターゲットを交換し合うとかわからない。いっそ全く背景知らない同士の方が良いのでは？。

交換殺_人の是非

それぞれ人生に絶望し、殺したい相手がいる三人の女性たちがインターネット上で知り合い、交換殺_人を実行する話。

復讐モノというよりは、「こいつを殺さなければ自分の人生が駄目になる」というような相手をそれぞれ殺_すわけであって、このあたり、動機部分にはまずまず説得力があった。
復讐であれば、「復讐のためにそこまでやる？」という部分にリアリティーを与えるのが難しいのだが、本作はあくまで自分が生きるために、という位置なので。

ただまあ、プロット自体は平凡で、特別に退屈もしなかったけれど、盛り上がりもしなかった。

だいたい、この交換殺_人というのは、正直、どうなんだ、と思う。
縁もゆかりもない相手を殺_す以上、実行犯は疑われない、動機がある人間はその時間アリバイ完璧、となるから、警察の目をくらます、という意味では、不謹慎ながらお手軽な手段なのだろう。
しかし、強_盗とか保険金目当てならともかく、個人的に怨みがある相手を葬るのに、他人の手を汚す、というのは、いかがなものか。
私は主人公の女性三人に味方する立場で読みはしたけれど、人を殺して自らの人生を切り開かんとする以上、その相手の血で汚すのはやはり、自らの手であるべきではなかろうか、とは思った。

理不尽な

理不尽な目にあった女３人が手を組み、お互いの邪魔者を消していく。
こんなに上手くいくものか、いつか綻びが出るんじゃないかとドキドキしながら、幸せな結末を願う。

好きな作家さん

ハラハラしながら読み、代わりにやるのはいいけど完全犯罪になるのか気がかりです。姑をやったときはスッキリ！

SNSを通じてお友達ができるって
なんだかすごく不思議です。
顔も見たことがない
言葉だけで知り合った人と
あうなんてこわい。