5.0
短くも味わい深い作品
とてもシビアで辛い、悲しい内容を、夢の幻想的で優しい雰囲気で包んで一篇の詩のように仕上げた、短くも味わい深い作品です。
初音ちゃんの心情、お母さんの心情、両方が心に刺さって泣いてしまいました。
初音ちゃんは、最初はお母さんの態度がちょっとひどく感じられて可哀想になったけれど、子どもならではの再生力を持ってますね。未来を望む強さを感じます。
お母さんは悩みと迷いと孤独が深すぎて、それ子どもにぶつけちゃダメだとは思うんですが、気持ちはわかります。ちゃんと初音ちゃんがいることに気づいて良かった。
絵柄も作品に合っていて、好きです。
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