4.0
切ない長年の片想いが実りますように!
楓は高校生の頃から幼なじみのハルを想い続けている。昔から楓の理解者であるハルは辛い時にいつも救ってくれた。楓の就職先も、一人暮らしのアパートの隣部屋に越して来たのも全部ハルを想っての選択で今は掃除・洗濯などハルの身の回りの世話をしている。しかしハルにとって楓は「お母ちゃん」のような存在でなかなか想いが伝わらない。関係がなかなか進展せず焦っている時、会社の元同僚(ハル好みのゆるふわ女子)がハルに急接近。何とか2人を近付けたくないと空回りする楓だが「負ける気しない。」と言い放たれてしまう。高校の時に自分がハルに一番近い存在だと思っていたのに、ゆるふわ女子と似た雰囲気の先輩に告白されたハルがあっさり先輩と付き合ってしまった事が今だに辛い記憶として残っている楓は幼なじみの一人、伊織に現状を打ち明ける。伊織はハルに楓の気持ちに気付かないフリをしているのかと尋ねるが、フリではなくハルは楓を全く恋愛対象として見ていなかった。
何故かと言うと楓の母親が亡くなる前、ハルと伊織は「何かあったら楓を守ってあげて」とお願いされていたから。ハルはずっと「楓はお姫様、自分たちは騎士、お姫様に手を出してはダメ」と思っていたからだったのだ。
伊織に「俺が楓をもらう」とはっきり言われ改めて楓を意識するハル。長年の楓の気持ちがハルに届くのか、伊織から突然の告白を受けた楓はどうするのか、幼なじみの関係がどう変化するのかが楽しみです。
ハルママと仲良い楓、実家から攻めて見ても良いのにー、と若干もどかしく思いますが不器用な主人公を応援したいです!
そしてハルを想う楓のことを陰ながら見守っていた伊織の幸せも願っています。
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