5.0
思ったよりも、
学園ものだと思っていたら、けっこうこの子たちの過去や環境が重たいものだったりして、だけど音楽に対して真剣で…気がついたらハマってました。
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学園ものだと思っていたら、けっこうこの子たちの過去や環境が重たいものだったりして、だけど音楽に対して真剣で…気がついたらハマってました。
主人公とライバルの演奏煽り合戦、みたいな広告から読み始めたので、ライバルはさぞイヤな奴なのかと思いきや、全然そんな事なくて拍子抜けして(笑)。だけどまさかの父親の不倫相手の子供だったという展開に驚きつつ、これからの主人公や周りの子たちの成長に期待して読み進めています。
主人公が初めてヒロインの前でヴァイオリンを弾いたシーンが好きですが、他にもたくさんたくさん良いシーンがあります。
主人公の青野君は天才的なバイオリニストになる卵ですが、学校で出会うお友達や先輩たちによって変わっていく青春ものだと思いました。子供の頃って、出会う人によって良くも悪くも変わるので、そこらへんが丁寧に書かれていて素敵な物語になっています。わたしもこんな青春だったら楽しかっただろうなと思います。何かに向かって夢中になっているみなさんがうらやましいです。先には幸せな結果が待っていると思わせるストーリーでした。
NHKのアニメでやっているのを見て、家族で大ファンになり、子ども達は何度も録画を見て新世界やらくるみ割り人形やらを楽しんでいます。そこから私はこちらや紙で漫画の方に。音楽シーンは、音を楽しんだあとに読むと、ますます、一コマ一コマが美しく、生き生きと感じます。また、アニメのあと、3年生が引退した後の展開も、部活ものとしてとても爽やかで良いです。青野くんだけでなく、一人一人が一生懸命、また切磋琢磨しながら成長していて、読んでいて素直に応援したくなります。
漫画なのに… 音色が聴こえてくるかのような感覚に襲われます。音の描写に惹かれ続ける作品です。
登場人物達もみんな魅力的で、切磋琢磨しながら共に音色を紡いでいく青春ストーリー。人物の性格やバッググランドも加味した個性豊かなキャラがそれぞれ奏でる音も巧みに表現されていて、まるで会場て耳にしたかのような錯覚も覚えるほど見事です。特に主人公が魅力的で、不器用だけど純粋で一生懸命な姿は自然と応援もしたくなります。
私は弦楽器は未経験だけど、吹奏楽部でした。
学生時代もう一度戻りたいと強く感じ、懐かしくなります。あの音楽室や楽器庫のにおい、無機質に響くメトロノームの音、チューニングの音色、仲間の声、緊張感、談笑している時の笑い声…
漫画にまさかこんなにセンチメンタルな気持ちに持っていかれるとは。(笑)
素晴らしい唯一無二の作品だと思います。
中学~高校生頃の悩みや葛藤、友情や夢などをうまく織り混ぜてある、ザ青春といえる作品だと思います。
主人公のハジメの家庭も父親の不貞による離婚でシングルの家庭という設定。
希望の高校に進学し、部活動に励むも、1人で働いて自分を養ってくれる母の体調や金銭面の問題も心配する年頃の男子の心情もうまく描かれていて、心を揺さぶられます。
「自分はバイオリンが好きなんだ!!」という強い気持ちが溢れる瞬間、そしてオケ部の仲間と1つの音楽を織り成すシーンには感動しました。
自分の学生時代が懐かしくなり、無性に切なく、ウルッとくるシーンも多々あり。
文句無し、星5つです。
高校のオーケストラ部が舞台。
絵が綺麗で、オーケストラやバイオリン、その他の楽器についても丁寧に説明してくれるので音楽初心者でも読みやすい。
皆さんがいうように、音が聞こえてきそうなくらい迫力があるシーンかある。
絵と雰囲気から青野くんは俺できるだろう!な嫌な奴で色々仲間とあってどんどん部に馴染んでいく…というストーリーだろうと勝手に思っていたのが、とても繊細で応援したくなるキャラクターなので、読み進めたくなりました。
いいなぁ、みんなで一つのものを創るのって。自分も学生に戻ってみんなで語り、頑張りたくなりました。
読み始めるとどんどん引き込まれて、気がついたら無料分の20話近く?が終わってました。お話自体は親のトラウマで大好きだったバイオリンを諦め遠ざけていた天才少年が、一人の少女との出会いをきっかけに再び音の楽しさに触れ・・・と、言葉にすると非常に月並みで面白くないですが。
描写がとてもうまいので、人物の一瞬の立ち姿とか、ほんとの瞬間の空気感なんかから、繊細にもダイナミックにも音の興奮が伝わる感じがします。
高校生が人並み以上に頑張る、部活の青春物は大好きです!
画面から音が聞こえてくるような迫力もあり、静寂時の空気も伝わってくるようで、どんどん惹かれて読み進めたくなります。
主人公をはじめ、それぞれの登場人物の青春も、自分がもう一度高校生を経験しているような(それも音楽の才があるというスペシャル高校生)気持ちになり、本当に魅力ある作品です。是非、皆さんに読んで頂きたいと思います。
学園もの、クラシック音楽もの、といえば大ヒット作品がいくつもあり、それぞれ楽器の違い、高校の部活なのか音大なのか、の違いはあれど、およそあらすじは予想できてしまいものですよね。
この作品もそんな気持ちで読み始めました。父親との確執?父親は浮気くらいで離婚して設備の整った家を出て行くものなのか?何年も辞めていたバイオリンという難度の高い楽器の扱い、たった数ヶ月で戻せるものなのか?そのへんの読みや取材を深く掘り下げた作品だったらいいなと思います。