【ネタバレあり】ふつうな僕らののレビューと感想（2ページ目）

“ふつう”な僕ら

“ふつう”とはなんだろうと思いながら読みました。主人公のまっすぐさに心洗われ、清々しい気持ちになります。

耳が聞こえないことでちょっと距離のある先輩と
そんな先輩と仲良くなろうと積極的な主人公
先輩の過去や主人公の過去それぞれを知っていく度に、単純だと思っていたことが見え方を変えていき、ふたりの関係性も少しずつ変わる
最後はハッピーエンドらしいので見守っていきたいなと思います。

あまり惹かれなかった

湯木のじんさんの作品は好きで良く読んでいますがこちらの作品はあまり好みてはなかったです。申し訳無いですが、先輩の良さがわからなかった。最後まで桜介を応援してました。主人公も最初は明るくて楽しそうな女のコだったのに途中から、悩ましい暗い子っぽくなっちゃったなぁっと。

一颯先輩の言葉が刺さる

椿じゃないのに、一颯先輩の言葉がグサグサ刺さる。
この作品すごく好きで、何周読んだか分からない。

それぞれが不器用であり、素直であり。芝崎君も最高よ。

楓と先輩もかわいいカップルなんだけど、桜介もなかなかいい男だと思います。でも、付き合い出してからの先輩も真っすぐでよかった。何より楓がほんといい子でかわいい。

一颯先輩の優しさに触れて好きになってしまった椿。でも一颯先輩は耳が聞こえなくて、仲良くなりたい椿はなかなか受け入れてもらえない。でも素直で明るい椿も、実は大病を患っていたことがあって…。
2人の他にも、登場人物それぞれの弱い部分や優しいところやせつない気持ち…そういうところがすごく丁寧に描かれている。

絵のタッチが好きでよみはじめました。最初は重たそうだなと思ってたけど、病気や難聴の当事者は思い詰めたりとか暗いとかは全然なくてむしろ明るいふつうって感じ、問題は周り、でも現実そうなのかなと思ってしまうとこもある？

健気に頑張っている二人を応援したい気持ちはありますが、
いろいろ軽～く描かれ過ぎていて、違和感を覚えてしまいます
その点どうしても神経質になってしまいます

病気や障害は目に見えない事の大変さが多く、当事者が明るく、元気にしてるところがいいなと思った。実際はこんなものじゃないから。。。

人にとって、ふつうとかふつうじゃないとか、何を基準に決めるものなんでしょうか。耳が聞こえない一颯と心臓移植した椿。それぞれの葛藤が見え隠れしながらたくさんの人たちに助けられながら一生懸命に生きて行く道を探そうとする。みんなの未来が明るく楽しい未来になると良いですね。