【ネタバレあり】狂四郎2030のレビューと感想

読んだ中で一番心に残りました

戦争関連の漫画を読んだ後は大体戦争の意味を考えるきっかけになります。今まで何度か戦争が主要の漫画を読みましたが狂四郎2030は読んだ後、忘れっぽい私でもずっと頭に残ってしまう話しでした。狂四郎2030は性的な描写もありますが、逆にそれがリアルに感じました。たまに入ってくるギャグもこの漫画自体が重い内容になりすぎないようにしてるのかなとおもいました。

ある夜この漫画のことを知り、どハマりし、寝ずに読みふけりました。狂四郎、お前は男の中の男だよ。
個人的に八木が切なくて好き

壮大なドラマ

2030年、もうすぐですけどね。近未来の人類の運命を描いているのですが、天才犬バベンスキーの存在と、飛鳥がいたからこそ、実現不可能（失敗100パーセント）だった２人の再会が可能になったのでしょう。ただ、最終回はよくわからない感じです。

最後ちょこっと物足りなかった

間違いなく魂の渾身の一作だろう。
だが、序盤での期待が爆発し過ぎたのか、ラストが若干物足りなく感じた。
申し訳ないが少し丸投げされた感じで終わってしまった。

八木少将と戦い編では色々な意味で胸を打たれた。なるほど、戦争屋も戦争が終われば処分すべき毒か。

惜しむらくはバベンスキーの切り札見たかった。おそらく不動のセキュリティを破るため使うかと思ったんだけども。

性的描写は多すぎるけど…

作品としてはとても面白い、そして地味に考えさせられる作品です。人とはというところをよく表現していると思いますし、結局はなんだかんだと男と女という体の作りでしかないですからね。世紀末にでもなればみんなこんな感じでしょうね。
タイトルの通り、ちょっと性的描写が多すぎる気がしますが、ほんとにヒトに忠実に描いたらこんな感じでしょうね。

最後が...

めっちゃ面白かったし深かった... のに最後があっさり過ぎたのが残念結局その後どうなったんや感は否めない。

久しぶりに漫画よんだーって感じ

なんとなくで読み始めましたが、面白くてついつい課金してしまいました。表現も一昔前のものなので今だとNGなところもありますがそこが面白いです

色褪せない面白さ

ジャングルの王者ターちゃんの時からの大ファンですが、この作者の漫画は緊迫する格闘シーンに加えて要所要所に笑いを混ぜたり、時には涙が出るようなシーンがあったりと、とても楽しませてくれます。
今回のもその時代のギャグを混ぜつつと楽しいですね。

人の本能の変質

人間の性衝動を国で管理して洗脳して、当たり前の人間を絶滅させて、管理しやすい労働力を遺伝子操作で作り出す世界。それでも管理から外れて好きな女と会いたいと動き始める狂四郎の過酷な旅。バーチャルな江戸の風景や日本刀での立ち回りは作者の完全な趣味なんだろうけど、造詣が深い。生活環境が無茶苦茶差がある。そのくせバーチャル機器にはやたらに費用をかけてる様子がヒシヒシ怖い。リアルなまともな生活はどこかにあるのかな?結末まで目が離せない。登場人物が極端に美男美女とブサイクに分かれるよね。ボディビルダーのような肉体！そして下ネタありきのギャグ。この作者にしか描けない世界がある。

名作といわれていますが

名作といわれ以前から気になってはいたのですが、この作者さんの作品は下ネタが満載だし絵柄も特徴的で好みではなかったので避けていました。
思い切って読み始めましたが、一話目からキツい下ネタのオンパレード。男性受けは良いかもしれません。
人間の理性と本能、政治や戦争などの重いテーマを扱っているので、ギャグや下ネタエロが緩衝材になっているとの意見も見られますが、男性目線だからそう思うのかもしれません。
搾取される弱者や女性の扱いが酷いので、生理的に無理な人も多いと思います。
ストーリーや心理描写は良く、名作といわれる理由はわかります。ただし、下品ともとれる下ネタギャグが読んでいて苦しい。それがこの作品の価値を上げているのか下げているのか…。
濃厚なエロシーンも多いけど、絵のクセが強過ぎて逆にエロく感じませんでした。
犬なのにバベンスキーが一番客観的で理性的な成人男性って感じが皮肉っぽい。