4.0
攻防戦
敵味方も戦いたくて戦っているのでは無く皆命令で戦っていて考えさせられる作品だと思います
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敵味方も戦いたくて戦っているのでは無く皆命令で戦っていて考えさせられる作品だと思います
絵柄が可愛いので余計に悲惨さが際立って肝が冷えました。戦争を知らない私たちは、もう知るしか学ぶ方法がありませんし、戦争もしたくありません。
ほんわかタッチの絵に反して内容はとてもリアルで戦争の恐ろしさ、無惨さを物語っていました。戦争はあってはならないものだと再認識させられます。
デフォルメされた可愛らしい人物とは裏腹に、内容はまさに戦場。
戦争を題材としたリアルに描いてある絵も良いですが、この絵だからこその良さがあります。
ほのぼのとした絵と殺伐とした戦場の対比がなんか余計に悲しくなります。
広告で知り読んでみました。
私達の知らないこんな時代が、
こんな事があの当時はあったのだと
たくさんの衝撃を受けました
絵は優しいタッチですが、扱っている内容は、まさにこの世の地獄。戦争ってこういうことなんだと伝えてくれます。
絵柄により、ずいぶんとマイルドにはなっているはずですが、それでも目を覆いたくなるような惨状でした。でも、今を生きる私たちが知らねばならないことだと思うので、漫画というツールで多くの人に知ってもらい読んでもらえたらいいなと思いました。
むごい。
残酷で胸が苦しくて
何度も目をそむけたくなった。
いくらかわいい絵柄であっても
描かれてるのは壮絶な戦場での光景。
漫画で味わうだけでもキツイ。
現実はこの何倍も
それ以上に過酷で悲惨だったかと思うと
いたたまれなくなった。
誰かの大切なお祖父さん。お父さん。親戚。
お兄さん。弟さん。
息子さん。お友だち。恋人。旦那さん…
かつてこの地へ赴いてその身で地獄を体験した方々が実際にいる。生きて帰れなかった方々が大勢いる。
敵兵も誰かの子どもとして生まれてきて
最期は「ママ」と呼ぶ人間で…
そのママも息子さんを失った悲しみに故郷できっと泣く。
過酷すぎて漫画でなければ読めなかった内容だと思う。
私は、戦後の生まれなので戦争の事は分かりません。でも、戦時中や実戦中の事は亡くなった祖父母に聞いて、ある程度は知ってました。特に、祖父は衛生兵だったので、負傷した兵士の手当てや衛生用品の管理などをしていたそうです。衛生兵は銃を持って戦う事がないので、生きて帰って来る事が出来ました。でも、祖父はシベリアで抑留されていて、戦後、すぐには帰って来られなかったそうです。シベリア抑留中は辛く厳しくて、過酷な労働、食事も粗末なものしか食べられなくて、祖父は、当時の事を思い出すたびに涙ぐんで(泣いて)いました。戦争は、生きて帰って来られても、その人の心を苦しめました。この作品では、実戦中の状況、兵士の心の中の葛藤などが描かれています。悲惨なシーンもありますが、可愛い絵で、ある程度、緩和されています。可愛い絵でなかったら、ショックは大きいでしょうね。戦争は二度と繰り返してはいけません。やっぱり、平和が一番だと思いました。
WW2が遠くなって、生還者も少なくなった今、とにかく読んで、自分達の生きる意味を考えてみたくなる作品。犠牲というには余りに酷い現実。絵柄に救われて、読める程酷い。帰還した人がどうなるのか知りたい。